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重度障害者である著者が、働く場がないから自分で作ったという創業のお話し
健常者であっても希望通りの組織に所属して働く事が難しい世の中で身体的条件の厳しい著者が、そもそも働くとは何ぞや?というところから考えを巡らせて、働く場を自分で作ってしまう行動力が素晴らしい
確かに重度障害者ということで注目度は上がるかもしれないが納品された仕事のクオリティが低ければ次の仕事には結びつかないだろう
今でも会社が継続して成長しているのはご本人達の努力の結果に違いない
それに対して自分の努力の足りなさを反省するばかりである
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生まれたときからの難病で、ほとんど体が動かない。
が、働こうと思った施設を見に行ったときに、車椅子に乗った男に、一人で通うんだよな、親が甘やかしやがって!
とののしられたのだそうだ。障害のある人をいじめるのは障害者だったりするんだよね。
だって障害者というのは障害があるってだけで、別に偉人でも、素晴らしい人格者ってわけでもないもんね。
なんていうか、ふつーの人たちだよ。
で、就職先がないなら会社を作ってしまえばいい、と名刺をデザインする会社を起業したのだとか……。
まだ24歳とは思えない。
もうバランスよく成熟してる。
彼は障害者のニュータイプかもしれない。
これからが楽しみです。
名刺作ろうかな、と思っている方はぜひ彼のところへ発注してみてください。
名刺代以上のものがついてくるかもしれません。
2016/9/7 更新
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僕と同じ脊髄性筋萎縮症という病気を抱えながら19歳で起業した佐藤仙務さんが書かれた本である。
中学生の時にこの本に出会ったことで、障害を持っている自分でも社会の一員になれると確信するきっかけになった。特に印象深く覚えていることは、会社設立後3年で月収20万以上得ていたことだ。障害者は多く稼ぐことができないという僕の固定概念を覆し、障害関係なく一社会人として評価されることを証明していた。
3月に佐藤さんにお会いするため、再度読み直したが、いつになっても勇気をもらえる一冊だった。