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いよいよ物語が終結に向けて動いている、という感がありありの巻。一浪人が市井で生きる話から、いつのまにか巨悪に立ち向かう大河小説に変じていたのが,また元の身近な人たちの日々の生活の話に戻ってきて、寂しくもあり、ほっとするところもある。作者が意図的に、磐音の周りの人たちの今後を示唆するような動向をちりばめている。どんなエンディングを用意しているのか、待ち遠しくもあり、まだまだ続けてほしい気持ちもある。
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46巻にして終わりが見えてきた。
鎌倉河岸捕物控でも田沼意知に斬りつけた佐野のことが詳しく書かれており、、シリーズの重要なターニングポイントとなった事件。
こちらでは、江戸城での弥助によるもう一つの闘いが見せ場になっていた。
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冒頭からの描写は「一番長い日」か、と驚いたけれど、途中からは、「困ったちゃん」のあぶりだしだった。笹塚が化物になってたのが残る。
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いよいよ、その日です。
ここまでが主人公の政争といえるところでしょうが、佐野のエピソードの書かれ方に独自性がありましたね。
これからは後片付け的な話になるのかなぁ。
あまりだらだらと続かなければいいんだけど。
……ま、気にかかる人達が何人かいるので、それぞれ片をつけるのに何冊かはかかるのかな。
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シリーズ46弾。作者自身50巻までと言っているのでラストスパートに入ったところか。磐音の宿敵である田沼親子の息子が死んだことで、磐音の心境にも変化が生じた。仇を討つと言う意識は薄れ、この先死闘を演じるような展開にはならないと感じさせる。
とすれば、この先の4作は、これまでに登場した一人一人をピックアップして、ゆるやかなハッピーエンドとなるのか。
乗りかかった船だから、最後まで付き合うつもりだが。
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2014年の52冊目です。
佐伯泰英さんの「居眠り磐音江戸双紙」シリーズの46巻目です。何の掛け値もなく”面白い”と感じながら読める数少ない時代小説です。この”面白い”は、たぶん、息子が”仮面ライダー」のDVDをレンタルして見たり、娘が”銀魂”のコミックをケラケラ笑いながら読んでいる感覚に近いと思う。内容的には、大きく事が進展していきます。若年寄田沼意知(老中:田沼意次の長男)の江戸城中での暗殺という史実を絡めて大きくストーリーが展開していきます。主人公の坂崎磐音と彼を取り巻く多様な人物がとても素敵な存在感を示しています。毎巻同じなのだが、もと雑賀衆(いわゆる忍者です)の女、霧子の強くて献身的な行動にウキウキしてしまいます。さて、そろそろこのシリーズも最終章に向けて展開していくのだろうか?
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磐音さま、周囲の状況の変化から、生きる方向へとシフトしているよう。
師から受け取った物を、受け継ぎ、次へと渡していく事が、生きるという事なのかなと思う。
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坂崎磐音シリーズ46~新番士・佐野善左衛門が松平定信邸から戻った時,粟田口一竿子忠綱を持ち帰り,病気療養中であるにも拘わらず,明日登城すると屋敷で宣言すると,家の者が慌てているのを霧子は確認した。磐音の許可を得て神田橋を見張る弥助に知らせ,弥助は速見左近に告げて,非番でありながら登城する速見の供に加わった。佐野家から拝借した差料を腰に手挟み,殿中の床下を走り回り,昔の仲間の倅を一刀で刺し殺し,佐野が田村意知を殺害する場に間に合ったが,他の役人が動かない中,田沼を救う手だてを講じられるはずもなかった。血刀を粟田から佐野の本来の差料とすり替えることには成功した。意知が死に,佐野が切腹を命じられて,意次が平静を装って勤務に励む中,磐音は田沼時代の終わりを感じ,暗闘は終わりを告げたと解釈し,辰平と杏,利次郎と霧子の祝言を挙げることを考えつく。松平定信と佐野の関係を探り出した田沼の一派は,小梅村帰りの定信を襲うが,道場から駆けつけた磐音の弟子たちにより撃退された~ 佐野某による田村意知殺害事件を一冊まるまる。あちこちの風景を見せているが,どの人もどの人も霊感のある人たちみたいで,将来が透けて見えているのが不自然。今回は,磐音シリーズに鎌倉河岸の豊島屋が出てきました。その前は,鎌倉河岸シリーズに吉原会所が出てきたね。リンクさせようってことかな?
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久々に磐音さまを堪能。有終の美に向かっているのかな。奈緒様が気がかりで、やはり私は「奈緒さま」と夫婦にさせたかった。未練。
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L 居眠り磐音江戸双紙46
今か今かと待ち望んでいた佐野善左衛門の所業。思ったよりも粛々と処理された感じ。
ってか、もうこの巻でシリーズ締めになってももはや良かったような勢い。ここへ来てチョコチョコ奈緒を出すあたり、出し惜しみというか、まだ終わってないですよ的な。もう過去の人でしょうよ〜。ここまで来たら、利次郎と辰平の合同祝言に、それぞれの士官、弥助と金兵衛の死で幕閉めかなぁ。所々そんな匂いがプンプンするよ。
やっぱり磐音の頂点は家基が死むまでだったような気がする。読み返しても面白いし。
まだ少し続きますか…。
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やっと意知が襲われた。
今回は居眠り磐音らしい話であった。
あと4巻何を描くのか?楽しみにしよう。
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居眠り磐音シリーズも残り5作。
今回は、田沼意知がチョメチョメされる。
磐音に考えの変化が出てくるが、
ドンパチを期待している身としては、
ちょっと物足りない。
でも最後は結局大きなドンパチが
あるんだろうけど。
あと、懐かしい登場人物がいっぱい出てくる。
終幕に向けた伏線なのだろうか。
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第四六弾
長くなるとだれる巻があってもいいのか
今後の波乱を呼びよせる内容
奈緒、弟子二人の婚礼と旅立ち、田沼と定信
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やっと、田沼親子の終着が、見えてきた。
田沼意知 暗殺で、世の中が変わって行くのか!
暗殺者、佐野善左衛門 28歳の乱心として、切腹の沙汰になったが、赤穂浪士の四十七士と同様に、葬られた後、参詣の人々が絶えなかった現象が、起こっていた。
それだけ、田沼家の力のへの反感と、天明の飢饉という背景が、この時代にあったのである。
物語は、佐野氏を裏で指図した者の正体を、どのように消滅させたか、、、、
そして、利次郎と辰平との合同祝言をするに至っての準備など、、、、磐音から、巣立って行く弟子の行く末。
最後に、奈緒が、どのように、江戸にたどりつくか、、、、
後4巻に、磐音周辺の人物が、皆、現れて、巣立って行くのであろうと、思う。
上弦の月(右半分が、化化焼いて見える半月)が、弓張り月という事を、この本で、知った。
第1巻の「陽炎ノ辻」から、色々出たけど、『月』はまだ出ていなかった。
次は、何になるのかな?『華』とか、、、、
題名も、気になる。
次回も、楽しみ!
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久しぶりに磐音さんに戻った。もうすぐ終わりのようで、淋しくもあるが、最後を見届けらそうでホッとする気持ちもあり、思い起こせば10数年間、とにかく磐音さんにはとてもお世話になった。じゃなかった、佐伯さんだった。