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うわーすごいっ。すれ違うまでの恋人期間が初初しくて甘甘でギャン萌えしたよ。お互い一緒に見ていた夢を諦めくすぶる受けと、夢と現実に挫折する攻め。受けと攻めの交互目線だったけど、なかなか攻めがヘタレだった(笑)そして受けは男前過ぎた。
ちょっと綺麗にまとまりすぎて物足りなさも覚えつつ、どのキャラも自由で個性的でワクワクして読めました。
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めっちゃきゅんきゅん。切ない。末長くラブラブしてほしい。美山もトラウマ抜け出して幸せになってほしい。
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何だか身につまされることばかりで…!
男同士の話なのに、なぜか「あるある~!!」と頷くことしきりでした。
高校時代に出会って両想いになって20代半ばにさしかかった、遠距離恋愛中の恋人同士が主人公。
学生時代からずっと付き合ってきて、これからも当然このまま付き合っていくんだろうと未来に思いをはせている、夢いっぱいの恋人同士の紺と綾野。
まったりした学生生活からいきなり厳しい社会に放り出され、自分の脚で必死に歩き出さなきゃいけなくなり、「大人」の価値観に揺れ動くオトコ心が鮮やかかつ克明に描き出されていました。
こっ恥ずかしいこと、カッコ悪いことに心が折れそうになっても、好きな人だけには弱さを見せたくなくて強がった結果、相手はどんどん疑心暗鬼になり悪い方へ悪い方へと考えすぎて最終的に破局…という一番最悪のお手本のような紺と綾野でした。
どうなるかと自分のことのようにハラハラしてしまいました。
成長痛みたいな痛さと哀愁が混じりあった読後感です。当事者はなかなか自覚できないから、若気の至りで大切なものを捨てたり失ったりしてしまうんですよね…
特に綾野の美山に対するもやもや嫉妬が印象的でした。綾野の都会生活への憧憬も同時に内包されているのがひしひしと伝わってきました。
美山の一言一言が刺さってくるんですよね~
全部図星。
それでも、いつもながらこういう対抗馬を嫌な奴としてではなく魅力的に使ってくるところはすごいです。
自分に正直に生きてるところが紺や綾野と対象的で面白かったです。
紺が強がってて、肝心なことは綾野に何にも伝えていなくて、そのくせ以心伝心で理解してくれてる…って思い込んでるところが最初はえらそうでかちんときたけど、そういえば学生時代はこういうタイプが大人っぽくカッコよく見えました…
綾野をすごく愛している紺の気持ちをきちんと伝えることができてよかったです。紺は完璧に見えて完璧じゃないけど、そこが理解できていっそう愛おしいと思えるようになった綾野もひとつ突き抜けた感じがしてステキでした。
ぐるぐるして心配させられたけど、これからはラブラブで幸せになって欲しい二人です。
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学生時代から続く恋愛のきっとよくある過程や葛藤が、切なく苦しく迫ってくる。
それでも相手を想う二人に、共感。
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ファッション業界を目指す2人ですが、受の母親が病気で倒れ攻のみが東京へ。しかし時間が経つにつれ、攻からの連絡がどんどんなくなってきて…。という、すれ違いの話。内容もしっかりしており、攻・受交互視点で話が進んでいくので、お互いの気持がよくわかり所詮ラブラブなのね…。攻の浮気相手とされたモデルくんはしっかり、スピンオフフラグ立ってます(笑)実際にそういう話を書いていただけるかは先生次第ってことで。
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高校時代から社会人へと成長するまでの恋愛小説&お仕事小説としても読ませる内容で良かったです。主役二人も良かったですが、それを食う勢いのモデル・美山が印象的でした。願わくは美山を主人公としたスピンオフが欲しいくらいです。ただ、水をさす様で申し訳ないですが、BLじゃなく一般小説の男女間でも問題なく成立するストーリーのような気がします。BLジャンルなら、それでしか読めない葛藤とか設定とかが自分は欲しいので、その点では物足りなく思います。
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★3.5
凪良先生の作品では珍しいトーンかな?と思う。
青春時代に描いた夢、社会人になり仕事をしていくなかで通る壁や葛藤、恋人とのすれ違い
本当に、誰もが通るであろうあるあるに自分も何度もわかるわかる、と思いながら読んだ。第三者目線だとこんなにも明確に解決策が見えているのに当の本人たちは必死に出口を見つけようともがいている。高校生の二人できゅんきゅんしたが、そのあとはイライラしつつも自分の生活に反省したりとなんだか指南書を読んでる気分に。笑
BLじゃなくても良かった内容ではあるけど、男としてのプライドがあるからこそ、同姓の恋人に素直に悩みを打ち明けられない部分が強調されていて良かったかな。
女王様・美山がとてもいい味出してた。
仕事に真剣に取り組んでる話は読んでいて楽しい。
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やっぱり凪良ゆう作品は面白い。
青年たちの挫折と崩壊と成長と再生。主人公の二人、紺と綾野だけでなくキーパーソンの美山も、ただ二人に絡むだけじゃなく、それぞれが三人三様にこの作品のテーマを表現している。愛だ恋だ夢だといった若くて青い物語だけど、人生に疲れた(笑)中年の腐のみなさん、読もう!いいよ!
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長い付き合いからくる自信や思い込み、さっかくの末のすれ違い……好きです。
それぞれの気持ちがわかったからこそすっきりした気持ちで読破できました。
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恋人同士が、遠距離をきっかけに少しずつ心が離れていくお話。浮気の影がちらつくだけじゃなく、夢を追う者のプライドや見栄、挫折などが複雑に交錯するのが凪良さんらしい。途中、受視点から攻視点に代わることで、それまで語られなかった攻の一途な想いや苦悩にも触れるので、安心して感情移入することができた。夢を追う者同士としてもカップルとしても、収まるところに収まった二人。読後感もすっきりと爽やかで、かなり好きな話でした。
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夢に憧れた高校生同士だった二人が壁にぶつかり、社会の厳しさを知り……
田舎の高校生同士で恋心を抱きつつも男同士だから…….と気持ちに蓋をしていた二人が両想いだったことを知り、生き生きと夢を語り合う学生時代のキラキラ感のまばゆさからの大人になってからのすれ違いや身勝手さの描き方の嫌な感じ、がBLとしてはリアルすぎる。笑
派手さはないけれど凪良さんのストーリーテラーとしての半端ないうまさが遺憾なく発揮された良作だった。
みっともない若い男の子の等身大の悩みも情けなさも身勝手さもそこからの成長もありありと描かれているところがすごいなぁと思わされました。
とにかくみんないけ好かなくてあんまり応援したくない笑 のに物語る力が強いので引き込まれてしまう。
当て馬人事な美山の嘘をつかず、ズバズバ本質に迫るところは良いアクセントで、ズルズル関係を続ける二人をうまく導いてくれて読んでて気持ちよかった。
美山くんはスピンオフがあるのね、なるほど〜。