紙の本
映画を味わうということ
2019/02/02 14:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:小星 - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKで放送された「ハリウッド白熱教室」の書籍版。「脚本」「ビジュアル・デザイン」「撮影」「編集」「音響効果」の5つの切口から学び、映画をただ見るのではなく、「味わう」ことを目的とする一冊。
映画に込められた様々な要素の意味を知ることで、新たに発見や驚きを見出せることと思います。映画鑑賞を趣味とする人はもちろん、映画業界に関心がある人にもおすすめの本です。
投稿元:
レビューを見る
「時間と空間は相関関係」
画面の中に情報量が多いほど時間が早く流れると感じる。
同じく音の数が多いほど時間が早く流れると感じる。
ライティングにより感情を表す。
色彩により意味を持たせる(表す)。
投稿元:
レビューを見る
ストーリーを映画というメディアがもつ構成要素やスタイルに置き換える。=「プロット」
プロットに必要なのは「因果関係」
「直線構造」 主人公が目標を達成しようとして、敵が現れる。 『ショーシャンク』や『サンセット大通り』も。
アリストテレスは直線構造をソフォクレスの『オイディプス』をみて思いついた。 つまり芝居から。
投稿元:
レビューを見る
"脚本、カメラ、照明、編集など映画作りの手法を学べる学校。
構造を意識して好きな映画をまた観たくなった。"
投稿元:
レビューを見る
NHK Eテレで放送された「ハリウッド白熱教室」を書籍化したもの。ジョージ・ルーカスらを輩出した名門大学の超人気「映画論」講義を、NHK向けに5回に渡って行ったとの事。
数多くの学生をハリウッドの映画産業に送り出してきた、南カリフォルニア大学(USC)映画芸術学部の名物教授、ドリュー・キャスパーさんの授業です。
脚本、ビジュアルデザイン、撮影、編集、音響効果についての内容で、有名な作品を引き合いに出しつつに講義は進む。
あまり深い内容ではないけど、結構勉強になった。 サラッと読める分量なので、映画好きなら読んでおいてもいいと思います。
投稿元:
レビューを見る
キャスパー教授の特別講義を書籍化したものなので、聴講者との余計なやり取りも入っていて無駄のようでもあり楽しくもあり。いやー勉強になりました。特に編集の講義は面白かった。
講義で紹介されている映画はクライマックスやエンディングに躊躇いも無く触れていて盛大なネタバレに苦笑い。
以下抜粋。
*脚本 エピソード構造とコンテクスト構造。世界を直線で提示する場合と文脈ごとに提示する場合では世界の見え方がまったく違ってくる。
*ビジュアル・デザイン 光と色
*撮影 すべてのショットには意味がある
フレーミング(マスキングなど)ステージング(距離、ライン)カメラワーク(時間と空間は相関関係にある)。
*編集 ショット、シーン、シークエンス3つの尺度で構成される。時間構成、ショットごとのペース配分によってまるで違う心理効果をもたらす。
*音響効果 セリフ、ボイスオーバー、サウンドデザイン。