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紙の本
期待外れ
2014/09/06 08:11
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イストコ・プッチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
道尾秀介だから・・・と、他に興味ある本を差し置いてこれを購入したのだが、全くの期待外れ。
ぜんぜんミステリがない。
この外れ感は「月と蟹」でも味わったあの感じ。
道尾秀介は今後方向性を変えるつもりなのか?
紙の本
独特の世界観はあるものの
2015/12/17 10:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
道尾作品はいつも、独特の世界観に包まれている。それは物語全体を飲みこんで、靄がかかったような、何とも不思議な物を感じさせる。そしてページが進むに連れその靄が段々と晴れていき、これまた独特で不思議なエンディングを迎えたりする。その独特の感触が非常に気に入っていたりするのですが。
本作品も、やはり序盤からどうにも掴みどころがない感じ。タイムカプセルに入れた未来の自分宛の手紙に、ひどいいじめをしてきた相手の名前を綴った中学2年生の敦子。それを何とか取り戻したいと、主人公の同級生逸男に頼む。どうやら敦子は、いじめを苦に自殺を考えているらしい。また逸男は旅館を営む家庭で暮らしているが、どうやら一緒に暮らす祖母いくには、過去に何か秘密がありそう。この二つの問題が逸男を悩ませる。そして逸男が出した、答えとは。
いわゆる道尾ワールド観は他作品に比べれば薄い感じですが、独特の郷愁は漂っていますし、また他の作品にはない甘酸っぱいような感覚も感じられました。ただいわゆるサスペンス的な仕掛けはないので、そこらへんを期待して手にするとがっかりになっちゃうかも。
紙の本
描写が丁寧
2015/11/05 13:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
道尾作品はどれも描写が丁寧なところがいいです。重苦しいところもあるけれど、私は最後は救いを感じられました。
紙の本
水とお湯の町で少年と少女が
2021/06/10 14:08
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
温泉旅館の町並みと、町外れのダムとの距離感が絶妙です。普通であることに退屈していた吉川逸夫と、普通を渇望する木内敦子との関係性も心に残ります。
紙の本
読み進めると…
2020/10/12 14:34
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投稿者:gunners - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進めるほど悲しい気持ちになる小説。だけど読みたい欲求にかられます。最後はそんなにバッドエンディングではないので救われました
紙の本
救いある話。
2016/12/05 18:10
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
少年と少女と老婆のトライアングル物語。老婆も少女も悲しみを裡に秘め生きている。老婆の決断、少女の決断、少年はいずれにも関わらざるを得なくなる。少年は少年らしい正義でふたりを助けようとする。まだ子供だけれど知恵をつかって体を張って、ふたりを助けようとする。3人でダムに向かいある儀式を行う。それがひとつの区切りとなって物語は終焉へ向かう。ラストシーン、老婆の半世紀言えなかった言葉を少女が受け止める。涙なしでは読めない。このシーンのために長い長い物語が必要だったんだ。「水の柩」は3人の思いを抱きまた沈黙を守る。