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疾走感はすごい。もうちょい色々掘り下げてくれたらな〜。
あとがきの『モンキーズ・レインコート』でニヤリ、さもありなん。
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オーシャンズ11とロックストック&トゥスモーキングバレルズとパルプフィクションを炒めて、たっぷりのコリアンダーと黒こしょうとナツメグで味付け?!
シリーズ化も出来そうな気がします。
ゴーストマンは中年になってもっとセンチメンタルになってもいいかもしれない。。。
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読了。田口さんの訳者あとがきより、著者について「自分の書きたいジャンルが定まったのは、その後、ロバート・クレイスの『モンキーズ・レインコート』に出会ったおかげだった」センスがいいわけだ。
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冒頭の強盗シーンから一気に引き込まれる。とても醒めた文体でリアルな犯罪シーンを描きこんでいる辺りは、リチャード・スタークやジョー・ゴアズを思い出す。しかし人物造形が隅々まで鮮やかで、凝ったストーリー展開ととともにラストまでダレルことが無い。現在の事件と、過去の事件、これを対比して描く手法は珍しくもないが、うまく並行してラストまで続くので、クライマックスが交互に来るような感じで後半に行くほど盛り上がる。これがデビュー作のようだが早くも次の作品が読みたい。
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盗まれた「決して盗んではいけない金」を取り戻す期限は48時間。
犯罪の始末人ゴーストマンの追跡が始まる。
使用後の携帯電話を潔く捨てる捨てるw
雑魚キャラも同じレベルで捨てる捨てるw
そこにドラマが乗っていないので勿体無い感が皆無。
こういう乾いた感じが好きな人にはいいだろうけど、ドラマが読みたい身には合わなかった。
話はスピーディーだし、訳文は読みやすいし、面白いんだけどね。
これじゃないw
あとあちこちで「ナツメグ!」と耳にしていたので気になっていたんだけど、それだけかい!
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随所随所のエピソードの面白さに加え時間系列と場面が二重構造になっているため読む人を飽きさせない。
ノアールの限りを尽くしているのに何故かすっきり感。
ゴーストマンのまた再びの活躍、続編をまってます。
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Twitterでフォロワーさんがオススメしてたんで読破。23歳の新人作家がコレ書いたのか…すげえ。
ノワールというほどダークではないけど、ハードボイルドタッチのクライムノベル。普段あんまりこういうジャンルは好まないんだけど、これは読みやすかったし、面白かった。
2日間に満たない間の物語。スピーディで、クールで、犯罪の薀蓄が暑苦しくなく語られる。とても映像的な作品で、映画化権があっという間に売れたのも納得。
主人公は犯罪者だけど、消えた200万ドルの行方を追わされたり、地元警察と揉めたり、ギャングに脅されたり、なんか私立探偵ものを読んでる気分になった。
欲を言えば、過去の強盗作戦も、現在の200万ドル探しも、もう少しあざやかなどんでん返しみたいなのがあればなーと。なくても作品としては十分なので、個人的な好みなんだけど。
続編あるらしいので、楽しみです。そしてナツメグ怖い(笑)。
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“ゴーストマン”とは、己の存在を完璧に消し去り、全くの別キャラを作る犯罪スペシャリスト。その名無しの主人公の語りによってストーリーは進行していく。時限紙幣を奪い合う現在の犯罪と、大きな借りを作ってしまった過去の強盗事件が交互に描かれ、クライム・ノヴェルとしての面白さを、キレ味鋭い筆致が丁寧になぞっていく。
余分なぜい肉を削ぎ落とした体脂肪率ひと桁の文章は、精神衛生上非常に好ましい。どことなくパンクな疾走感に作者の若さを感じるけれども、世界観はきちんと出ているし、もう少しどっしりすればハードボイルドとしても読めそうな気がする。
このスリムな筆致が縦糸とすれば、横糸は犯罪社会の細かなディテールだろうか。蘊蓄や内部情報を織り交ぜた裏社会の描写が秀逸で、軽いショックを受けた私を無視してどんどんストーリーが展開していく時間がとにかく楽しかった。
もう少し短くても良かったかなとは思う。中身は濃いが展開自体にそれほど厚みはない。キャラに含みを持たせてあるのでシリーズ化するのかな。久々に収穫の多い作家の登場です。
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現在進行中のアトランティックシティでのカジノ襲撃事件。紙幣に仕掛けがされていて48時間以内に逃走犯を捕まえなくてはいけない。5年前に銀行強盗事件でヘマをして、そのことで弱みを握られている主人公はその逃走犯を追うことになる。現在と5年前が切り替わる手法、仕掛けのある紙幣、ゴーストマンという存在、これらが評価される当日25才の作家による作品。サブの本に比べて此方は・・・あまり面白くないので、逆に読書会で参加の皆さんに色々教えてもらおう。人が殺害される場面はリアルだけど、そうする必要はあるのかな?
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しばらくミステリを読んでなかった気がするが
これはすごいなあ
よくできた脚本てのもあるし
強盗のアイデアもある
時限爆弾つき紙幣を強奪してどうするか
持出不能の紙幣を金庫室から強奪してどうするか
ほかにも逃亡、強盗なんかについて
豊富なうんちく?がちりばめられている
黒澤明の用心棒のような
対立組織間を渡り歩く面白さ
まったく別人になりすますゴーストマンの
キャラクターの面白さ
語り口の面白さ
いやもういろんな面白さがあって
これは映画になるだろうなあ
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評判通りの面白さ。こういうピカレスクものは大好きだ。犯罪の痕跡を消すプロ「ゴーストマン」である語り手は、ためらいなく人を殺す。凄惨な場面もある。それなのに、どういうわけか後味が悪くない。それどころか、この男に肩入れして読んでしまう。まったくうまいものだ。
現在と過去の二つの事件が並行して語られていくが、どちらもサスペンス感たっぷりだ。そして、そのプロットの面白さ以上に、独特のクールな語り口がとても魅力的。これはシリーズになるんだよね? 当然映画化もされることだろう。楽しみだ。
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変装?で自分の姿を隠すゴーストマンの話ではあるが、実際にはゴーストで何かをすることより、普通にハードボイルドだったのが少し残念。もう少しゴーストが前面にでれば面白いのに。
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【英米ミステリ賞総嘗め、24歳の天才新人登場!】クアラルンプールの摩天楼内の銀行襲撃計画。爆薬の仕掛けられた金の奪還。裏社会のディテール満載で描く21世紀最高の犯罪小説。
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一気読みできる、
まるで映画化するために書かれたかのような作品。
スピード感はあるが、
甘いところはスピードに乗ったまま読み過ごさないといけない。
2013 年 CWA(英国推理作家協会)賞イアン・フレミング・スチール・ダガー賞受賞作品。
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本屋で平積みされているのを見て、図書館で予約。期待値は高くなかったものの、冒頭から一気に引き込まれる。非常にリアルに感じたハードボイルド犯罪小説。スピード感あふれ、また非常にロジカルでクールな主人公に惹かれました。すでに次作に着手しているとのこと、楽しみです。