紙の本
自分達は漫画だと気づいてしまった漫画完結
2015/09/26 01:22
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投稿者:M77 - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう漫画は過去にもあったんだろうけど、ほんとに存在の不安を感じるほど徹底的にどこまでも何もかも漫画の手法という足下を崩していって、どうするんだこれ?と思ってたけど、なんかいい感じで終わって、でも騙された気分。
小ネタが楽しかったので次は普通のラブコメが読みたい、とか言ったら台無しか。
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マンガの登場人物が、マンガの登場人物であることに気付く、と言うマンガ。の、完結編。
夢を汲み取ろうとした、夏目漱石の夢十夜とか、そういうのに似ているのかな。
私が創った世界だけど私はいられないって言うのは、
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黒アリスこと「作者」が最後まで謎めいていたな~。鮫島も。
3巻位の長さだったらもっとよかったかも。
みんなキャラの掘り下げ甲斐がありそうだから。
あとがきの言葉がジンと来た。
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2巻完結。自分のいる世界はマンガであり、自分がそのマンガの主人公だと気付いてしまった少年たち。世界は平面であり、言葉は吹き出しとして存在し、そして常に誰かに見られている。その事実に気がついた時、マンガの人物たちはどうすることができるのか。作者の創造物である彼らに自らの意思で行動することはできるのか。マンガが終わるとき、彼らはどうなるのか。
ばりばりにメタな内容をテンション途切れさせることなくやりきった。荒削りではあるけど、これだけのものをデビュー作でやったことはすごい。
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作者を名乗る少女がキャラクターとなってしまうのが面白かった。
いくら作中で「作者」を名乗ろうと、それがマンガとして紙の上に表現された時点で作者とイコールで結ぶことはできなくなってしまう。
私も、宇宙君真理君アリス才見ちゃんいや君が生きているのを見つけてしまったひとりなのか!
なんかちょっと嬉しい。
鮫島先生の後任(?)の先生のビジュアルがかおちゃんだー
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渋谷の漫画サロントリガーにての読了。第8話のキャッチボールのくだりなどメタフィクションらしい感じの話も面白かったですし、作者本人が物語に登場し重要な役割を与えたり、登場人物の名前が徳島の地名に由来してることから作者を徳島まで探しに行く所などメタフィクションとして本当に面白いなと感じました。
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完結。ストーリーの本筋から姿を消し、
ヒロインからも忘れられかける主人公の前に、
まさかの「作者」登場! えええ?(@@;
2巻の冒頭、「マンガの中の世界である」ことを
存分に遊んだ第9話の作りがとても面白かった。
「ずっと9話みたいにしようかな」とうそぶく
作者?キャラクターのたたずまいも。
でもマンガのキャラクターである以上は
「作者」といえども万能ではなく、物語の流れを左右する
力を持ったキャラクターというとてもややこしい存在に…。
見たこともない場面が随所に登場する怪作でありました。