紙の本
ハロウィン
2017/01/16 11:02
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハロウィンのお話で出てくるお菓子もパンプキンプリン!
和もしっかりと取り入れて。さすが「和」パティシエールですね。
マリエの恋の行方も気になります。
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表紙がハロウィンやわ・・・。色合いのパンチはあるけど、全体的なバランスは最初のほうが凝ってたかもー。笑
相変わらず丹精につくられたクリエイターの本やと思う・・・。早くEテレでアニメ化すればいいのに。
さて前回までに
まさかあんこちゃんと倫也くんの間にラブが!?
と、色めくよりは動揺した私やけど、今回はまさかのマリエちゃんに片思い的な相手が・・・!
しかもバスケをやってる子って、何よぅ、バスケってモテアイテムの一つやったの!?
モテアイテムってサッカーとか野球じゃなかったのか!!
(昭和なのか・・・)
ママがフランス人のケンくん、これからもどんどん登場してほしい!
・・・って、1巻で登場したあんこちゃんと倫也くんのもうひとりの幼馴染和菓子男子はもう登場しないの・・・?
ああ、それにしても、このシリーズを読むとがぜん和菓子が食べたくなる。
栗丸堂よりもこちらのほうが身近に感じてしまうのは、主人公が小学生やから(なんで)?
ちゅうか、小学生ってここまで製菓を作れるものなの!? すごいな・・・。
らくがんっておいしいよねえ。
でも、らくがんのおいしさがわかったのはつい最近よ・・・。若いころはもちろん、小学生のころなんて、らくがんよりもスナック菓子のほうがよほど好きやったわ。
そう思うと、やっぱり環境大事やな!
あんこちゃんたち三人は、それぞれ当たり前のように「本物」と接してるんやもんな。
らくがんの作り方なんて考えたこともなかったし、「みじん粉」?
「しとり」?
初耳やで~。
しとりが水あめと水で作ったみつやって。
みじん粉がもち米を乾燥して粉に引いたもの・・・。
って、らくがんってもち米成分やったのか! し、知らんかった。砂糖だけかと・・・。
女子の淡い恋心をよそに、相変わらず倫也はポジティブでよかった。
小学生高学年ならではの、「女子はちょっとおませさん、男子は相変わらず」な、図式なんやけど、それが全然嫌味ちゃうねん・・・。
むしろこのまま高校生になってくれたら、倫也はさぞモテモテやろうな・・・ちゅう感じ。
もともと私はひねくれたキャラがそう好きではないので、こういう素直な子がタイプやわぁ~。
でもそろそろ、倫也の話も読みたい。欲を言えば、大学生くらいになった倫也の、本気の茶道な倫也の話が読みたい。(大人向けレーベルでぜひ)ないやろ
もはや妄想の世界(笑)。
やっぱり、ひとつのことに打ち込んでる姿っていうのはいいよね。
私が子どものころは、この「ひとつのこと」が、男子はサッカーか野球やったし、女子は恋愛やったな。
最近は男子も女子も多岐にわたってるので、読んでてほんまに面白い。
倫也みたいに、なんだかんだいうて黙って女子に付き合っちゃう男子が今は一番モテるやろうね。笑
テーマは「一期一会」やねんで。
みんなで必死になって作ったかぼちゃプリンとらくがんの味があまりにもおいしくて、こららのお菓子に出会えたことも、またこれらのお菓子をいっしょに作る仲間に出会えたことも、ぜんぶぜんぶが「一期一会」なんやなあ、と、あんこちゃんがじわりと涙ぐむシーンは、よかったよ。
小学生読者にこの「一期一会」はわかんないやろうけどね(笑)。
四十もすぎると、いろんな出会いがどれだけ大切なのかがちょっとはわかってきつつあるので、しあわせとの一期一会も大事にせなばなあ、と、思います。
よけいなことを考えずに感覚だけで熱中できることを体験することが、あんこちゃんたち世代にとっては一番大事なことやと思う。
年齢を取るについれて、よけいなことばっかり考えちゃうからね。
ほんで、もっと年齢を重ねたら、よけいなことはどんどんそがれていくんやと信じてる。(´ω`*)
(2017.04.01)