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動物のおじいさん、動物のおばあさん みんなのレビュー
- 高岡 昌江 (文), すがわら けいこ (絵)
- 税込価格:1,540円(14pt)
- 出版社:学研教育出版
- 発売日:2014/08/26
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紙の本
動物にも「人生」がある。
2016/12/30 15:28
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
動物園にいる「おじいさん、おばあさん」を紹介している本。
「なるほどね」とまず思いました。動物園に行って動物をみても、あんまり「これはおじいさんだから」とかまで考えが及ぶことは少ない。ましてや「このおじいさんはどんな歴史をもっているのか」までは。
いろいろな動物園にいる「日本一高齢」や「世界一高齢」の動物をそれぞれ、履歴書(経歴や好きなこと、得意なことなどをまとめたもの)、飼育員さんからの聞き書きと写真集で紹介していきます。何度も動物園を移動していたり、何匹も子供ができているなど、長く生きているとさまざまな歴史を持っているのだなあと「人生」を感じてしまいました。
「人生」と書きましたが、読むほどに「人間とおんなじ」感じ方をしてしまうようになっていきます。好きなものが「マテバシイの葉」とあるカバのバシャンさんには「他のはっぱとどこが違って美味しいの?」と聞いてみたくなったり。「動物にも、人生がある」。まえがきにもありましたがまさにそのとおりでした。
飼育員の方たちの話し方も、友達や自分自身のおじいさん、おばあさんのように接している感じです。人間と同じく、彼らもいつかは死んでしまうもの。それをいつも考えていて「わすれてしまうことが、一番かわいそうなのかな、と思います。」と書かれていたり、毎日寝てばかりでも「勝手に生きていてくれるときが、一番うれしいんです。」と感じていたり。それぞれ味わい深い言葉でした。
動物園に行って動物を見ても、これからは少し違う味方になりそうな気がします。なにより「年をとること」「生きていること」を考えるようになりそうです。
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