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「人は人生で必要な時に必要な本に出会う」というような事がよく言われますが、僕にとってはそれがこの本だったのかなと思います。
入来さんといえば、巨人で2001年に13勝をあげる等、主力投手として活躍し、また入来兄弟の弟としても有名です。
そして、甲子園の阪神戦で乱闘騒ぎを起こし、アリアス相手に立ち向かっていった姿が印象に残っています。
そんな元巨人の主力で武闘派の彼が裏方である用具係というのは正直イメージに合わないなと思っていたのですが、この本を読んで、彼が抱えていた苦悩、様々な人との関わりによる心境の変化、用具係としての心構えや細かい気配りを知り、現在の彼の素晴らしい生き様に心を打たれました。
翻って、今の自分が果たして彼のような生き方ができているのかという事を鑑み、改めて自分を見つめ直す機会にもなりました。
非常に読みやすい内容ですし、皆様にもおすすめの一冊です。
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ベイスターズの用具係、入来祐作氏の自伝。
ジャイアンツにドラフト一位で入団し、メジャー挑戦までした投手が裏方の用具係という仕事をする事になった経緯がかかれている。缶コーヒーのCMの通りの野球に関わる仕事をしたいという熱意と、簡単ではない裏方の仕事の大変さが伝わってきた。そんななかでも与えられた仕事を謙虚な姿勢で精一杯やることを心掛けた入来氏の姿勢は見習わなければならないとおもった。
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即戦力で巨人をドラフト1位で入団したものの、コンビニ投手の扱いを受け、2001年にチーム最多勝にのし上がるまで時間はかかりましたが、気迫のピッチングは覚えています。
裏方に回ってからの入来さんは、先輩から頂いた仕事を一生懸命こなして、「謙虚」ということを常に頭において、今ではピッチングコーチにまでになりました。
誤解されやすい方で不器用な人だと思いますが、入来さんが経験したことを多くの若手選手に伝え、活躍できるいいコーチになってもらいたいです。
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PL、バス移動中1年は背もたれに背をつけてはいけない
バッティングピッチャー(バッピ)の過酷な世界
代理人を立てての交渉を疎まれて、巨人から日ハム
大リーグ挑戦
怪我も多いし、身長175センチで右投げ
うーん、という感じ
ユニフォーム、だいたいよく破る選手は決まっている
期待したような内容の本じゃなかったが、スラスラ読了
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左遷されたサラリーマンにはジンとくる内容。挫折を知らない人にはなにも感じない内容かも。前半はとてもその辺りが書いてあるが、中盤以降はメジャーでの思い出話しで少し期待外れ。全編、精神的なところ、心の持ち方を教えて貰いたかった。
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ずっと読みたかった本。野球に詳しくないが、裏方にまわることに抵抗はなかったのか?どんな挫折があったのか知りたかった。野球の現役でいられる時間は限られている。そのあとどんなふうに生きていけるか?自分にできること、感謝の気持ちをお返しするようなこと、そういうことを見つけられる生き方をしたい。野球に関係ない人にも通じることだと思う。
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内容紹介
忘れてはいけない選手を陰で支える“裏方”の存在
スタジアムのカクテルライトを浴び、表舞台で輝くプロ野球選手たち。その裏側で、選手たちを陰で支えるひとりの男、入来祐作。
PL学園、亜細亜大学、本田技研とアマチュア野球のエリート街道を歩み、1996年ドラフト1位で巨人に入団。闘志あふれる投球スタイルで東京ドームを沸かせた彼は、その後、日本ハムを経てメジャー挑戦。横浜ベイスターズで国内復帰を果たすも、戦力外通告を受け引退。現在、横浜DeNAベイスターズ・一軍用具係として第二の人生を送っている。
輝かしいプロ野球選手としてのキャリアから、裏方への転身。日々、慣れない仕事に苦しみ、悩み、何度も心が折れそうになるが、“僕には野球しかない”と、そんな不器用な生き方しかできない男だからこそたどり着いた、自分らしい生き方。裏方に徹し、黙々と仕事に取り組む現在の彼の姿は、人々に感動を与え、忘れてはいけない裏方の存在を教えてくれる。本書は、缶コーヒーのCMにも抜擢され話題となった、“用具係・入来祐作”が、野球選手として戦い続けた日々から、苦悶しながらもようやく見つけた裏方の喜びについて語る。
華やかな世界からの落差を認識し、野球に携われる喜びを感じ、自分自身に誇りを持てていることが感じられた。その結果か、今年から工藤体制となったソフトバンクの3軍の投手コーチに就任する。