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読むことの恩恵や楽しみを生涯に亘って維持、開発、深化させていくための情報が整理されている。いかに読もうとする意欲を生み、読むことによる理解、解釈、感想、批評、思考へとつなげていくのかという階層が印象に残った。また梶井基次郎『檸檬』による具体的な読み方の5つのポイント(形式を読む、想を読む、典型を読む、筆者を読む、複数のテクストを読む)も新鮮だった。
デジタル時代の電子情報の課題も概観できた。
網羅的に整理されているだけに、知っている、やっているという部分も多くあった。
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読む技術に、いかに書く技術を効果的に組み込むかが最重要課題。
文章を適切に区切って、読む力も書く力も同時に高める。
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冒頭に「読む技術は読もうとする技術である」と書かれている通り、内的動機付けについてページが割かれています。
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読書をさらに質の高いものにしたいと思い、書名だけで選んだ本。
読書科学という専門的な考え方のもとに書かれており、私にはあまりしっくりこなかった。
批評をしながら読むということについては、読書をしていくうえで必要であることは理解できるし、普段から心がけている。
また専門書を読むことについて、繰り返し読みたくなるような自分の気に入った本を作ること。
付箋や線を引きながら、ゆっくり読める本を作るということは重要であろう。
未開の分野では、このような道先案内的な本をまず読み、基本を身につけることで次へと進めることであろう。
今後の参考にできれば、自分にとって有効になるであろう。
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知人に借りた偶然出合った一冊
読むことをここまで細かく分析することができるんだと感心しました。が、難しいですね。理解が追いつかない部分ばかりでした。まだまだ成熟した読書人にはほど遠い。
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■■評価■■
★★★★☆
■■概要・感想■■
○体系的に”読書”について、まとめられた本。成熟した読書人になるためにはどうするべきかという、比較的抽象度の高い事に対して、ちょうどいい具体論と、目指すべき理想の姿が示されていて共感した。
○心を揺さぶられる本との出会いを感じること、そんな体験をすることが成熟した読者には必要であり、好奇心を支える土台になるとある。How to や行動につなげることだけでなく、自分の感情の動きを楽しむ読書も、目的に合わせて行っていければと思う。
○読書を知識の習得の機会とだけ捉えるのはもったいなく、何かを取り入れるきっかけになるかもしれない魅力的な機会であり、出会いであるとあり、ワクワクして次の本を取っていくことの勇気をもらえる本である。