紙の本
ドラえもん
2019/09/05 15:58
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画も拝見しましたが、感動する話というのは本でも映像作品でも変わらないんですね、感動して、泣きました。
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3Dでドラえもんの映画。
アニメでは体感できない迫力や臨場感を得られるので個人的には期待値を超えてきた。
内容は「結婚前夜」や「帰ってきたドラえもん」を併せたもの。
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【映画館で観た映画】
■不満2点
「のび太の良さ」の描写が不十分のため、しずちゃんがのび太を選んだ理由がピンと来なかった。
この映画では、のび太は自分で努力するも0点を取って自信を失いムシスカンを飲むが、そこでしずちゃんに助けられる。そしてそのことが未来を変える。しかし、なぜそれが未来を変えるのかわからなかった。
しずちゃんは母性本能だけでのび太を受容した単なるお人よしということになってしまう。
原作では、のび太の素直さや正直さと言った良さが日常のエピソードで何度も描かれ、そのことを下敷きとしてしずちゃんとの結婚に結びつく。しかしこの映画ではその前提が十分に書かれていなかったので、結婚前夜のしずちゃんパパのセリフも実感を伴わなかった。
この映画は物語を最初かから始めてしまっている、つまりリブートしているので、読者の頭の中にあるキャラクター設定を引用することを目的とするべきではない。いちいち最初から丁寧に、登場人物たちを描写してあげる必要があったように思う。
感動シーンの寄せ集めになっていて、新しい物語作りがされていなかったのが残念。
ドラえもんが未来に帰る理由も、単に「最初にセワシがプログラムしたから」で、その強制力に納得できない。伏線のはり方を間違えている。
このあたり、藤子F不二雄であれば全体構成として「ちょっと不思議」を入れたのではないか、と思うのだけど。
全体的に予想できるストーリーになってしまっていて、予定調和で、あまり感動できなかった。
■良かった点
登場人物たちの造形が良くできていた。キャラクターの動きもそれらしかったし、まさにドラえもんという感じで矛盾がなかった。しずかちゃんがかわいかった。
ドラえもんの元気さもいい感じ。
未来道具がリファインされ、どれもかっこよくなっていた。タイムマシンにワクワクした。全部の秘密道具をこのシリーズで観たい!
TOYOTAがPANASONICより広告料たくさん出していることが分かった。
エピソードの選び方に不満を述べたとはいえ、チョイスとつなぎ方は悪くなかったように思う。もう一度観る機会があったら、もう少し空っぽの頭で観てみたい。
■描かれていたエピソード
・ドラえもん登場
・タケコプター初利用
・日常
・出木杉登場
→自分も算数の勉強するがテストは漢字で0点を取り、自信を失い、しずちゃんを遠ざける
→ムシスカンで嫌われるがしずちゃんには助けられ、未来が変わる
・未来のしずちゃんを助けるエピソード
→未来の自分が助けに来て、プロポーズの返事をもらう
・のび太の結婚前夜
・さようなら、ドラえもん(ジャイアントの戦い)
・帰ってきたドラえもん
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