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空手家・喜屋武朝徳の生涯を描いた小説。
著者の手による武道小説は、それぞれの立会いにおける描写が目に浮かぶようで、緊張感と迫力が感じられる。
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喜屋武朝徳の生涯を描いた小説。
個人的にはもっと立会いのシーンが欲しかったけど、これでも十分おもしろかったです。
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体が小さくひ弱だった少年が、琉球空手の権威者、喜屋武朝徳として空手を極め、修行の本質を悟るまでの波乱に富んだ人生の物語。
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なるほど、侍(サムレー)がたしなんだ空手の原点はこうだったんですね。空手の型って、体操みたいな認識だったんだけど、深い意味があったんですね。柔道の達人と対決する際に、つかまれたらまずいからと口にてをつっこむあたり、スポーツになる前の武芸の凄みを感じました。が、話としてはちょっと地味だったかなぁ。。
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★2015年6月11日読了「チャンミーグヮー」今野敏著 評価B
沖縄空手道の戦前の大物、喜屋武(本永)朝徳氏、別名チャンミーグヮーの一生を淡々と語る中に、琉球王国から流れる士族(サムレー)の精神と誇り、琉球人、ウチナンチューの受ける内地でのいわれのないヤマトンチューからの差別。
若い頃の若さ故の迷いと産みの苦しみ。
手(ティー)と呼ばれていた沖縄に伝わる様々な伝統的な今でいう空手の型をいかにして後世に残そうかと苦労する主人公。それらが今野敏の作品としては珍しくストレートな小説の形で描かれる。警察でもサスペンスでもない、まっすぐな人の一生を語る作品である。
沖縄出身の方にとっては、ある意味必読の作品かもしれません。沖縄の人たちに流れる精神、心情の源流が少し語られているような気がしました。
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チャンミーグヮーの伝記みたいな本
武術がらみがたくさん書いてある。
彼が、学生時代遊びほうけたこと。
卒業後、やばい仕事をしてしまったこと。
悔い改めたこと。
ひたすらティーで、身を肥やした。
妻は「人が集まる手」だといった。
その通りになった。
戦争で、捕虜生活を余儀なくされ、75歳?で死亡