紙の本
参考になりました
2014/11/22 10:39
3人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Shiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は「回春セルフ整体術」の著者で大庭と申します<(_ _)>
読ませていただきました。
風俗店もなかなか厳しいんですね〜
新規開店→閉店が繰り返されたり、
オーナーが頻繁に変わったりするわけが解りました。
「回春セルフ整体術」も、
よろしくお願い申し上げます<(_ _)>
投稿元:
レビューを見る
<目次>
第1章 性風俗の現在
第2章 ビジネスとしてのデリヘリ経営
第3章 激増する一般女性たち
第4章 風俗嬢の資格と収入
第5章 スカウト会社とスカウトマン
第6章 性風俗が「普通の仕事」になる日
<内容>
多少興味本位で購入した部分もあったが、こうした本を読むことで、景気の状況を知ることとなった。つまり「かなり悪い」と言うことだ。
また、いわゆる風俗の情報を知ることもできた。
投稿元:
レビューを見る
マンガ『ミナミの帝王』などで借金のカタに女性をソープランドで働かせろといった台詞があったが、この本によると、現在はそうはいかないということになる。かつていざとなったら風俗で働くという(著者のいう)「セーフティネット」はもはや機能しないという。とにかく「デフレ状態」で業界も二極化。希望したら得られる職種ではなくなっているようである。そしてなれたとしても、きちんと「稼げる」状態ではないと言うことだ。ある調査によると2000年の風俗嬢の平均月収が63万程度だったのに、最近の調査では30万円台にまで下がってきているという。多方面にわたって書かれているのでまとめきれないが、いくつかの数字の算出の仕方はやや荒いような気がする。
投稿元:
レビューを見る
貧困問題を考えるうえで参考になるかと思い手に取ったのが本書。しかし、もはや風俗嬢というのは、生活に困った女性が最後の手段として選ぶ仕事ではなくなっているようです。本書で描かれているのは、自らの意思でポジティブに働く現代の風俗嬢の姿でした。著者の中村氏は高齢者デイサービスを運営しながら、ノンフィクションの作品を書いているという異色の経歴の持ち主。本書でも、特に介護現場で働く職員と風俗嬢との関係については深く描けているのですが、それは著者のそのような経歴によるものだと思われます。
投稿元:
レビューを見る
「風俗業界の今」が俯瞰できました。「昔のように誰もが儲かる業界ではなくなった」「風俗でも格差は拡大している」という印象。現役の風俗嬢も、自分には無関係と思っている方も、自己防衛と偏見払拭のために読むことを強く勧めます。そして同じ著者の『デフレ化するセックス』や『崩壊する介護現場』で各方面の深耕を。
投稿元:
レビューを見る
風俗=それ以外で働きようのない人、経済的に厳しい人、メンタルや知的に障害のある人、といういめがあったが、偏見であった。学費を稼ぐために風俗で働くのもバイトの延長ということか。目からウロコ。
投稿元:
レビューを見る
自分は違ったけれど、周りにはたくさんいた。
そして、その世界に入るのはいろんな意味で容易だった。
多分、問題はそこでの溶け込み方とその先なのだろうと(何
読み終わってから更新します。
投稿元:
レビューを見る
少し前まではこの業界が「最後のセーフティネット」だと言われた。それが既にそうではなく、「容姿」「受け答え」がある程度良くないとダメな業界に。同時に、リスクの割に儲けが少なくなりつつある業界に。需要と供給のバランスが崩れた?
投稿元:
レビューを見る
風俗業界の景気の悪さは、よく知られている。何より顧客である男性の減収が最も影を落としていると思うのだが…。価格競争よりも、買う方に金がないのが真実なのでは?
金のある人には別の手がある。例えば婚活サイト。合コン。わざわざプロを買わなくとも素人と本番はできるのだ。このご時世、金があるだけで非常にモテるものだ(これは婚活サイトに登録して、実感したこと)。
売る方もそうだが、買う方もリスクを負っていて(性病など)そのことが周知されてきたことも一因だろう。なけなしの金を叩いて危険を冒すぐらいなら、ネットの無料動画で抜いたほうがマシなんじゃないか?(私にはわからないけど)
風俗はお仕事。でもそのなかの違法行為は違法だ。
必要だから、いい?本当に?
セックスが、生存のために必要か?違うだろ。
セーフティネットですらないなら、何のためだ。
男が気持ちよくなりたいだけだろ。
何を正当化しようとしてるんだか。
差別する気はない。でも必要だとも思えない。
投稿元:
レビューを見る
話題の本なので読んでみた。
風俗嬢になることに、最近の若い人には心理的に抵抗がなくなってきたようだ(私は若くないので抵抗があるが)。
むしろ、風俗嬢になりたい女の子が多いせいで、雇ってもらいにくい状態になり、風俗嬢になれることがステイタスになってきているような!?
この本は、とても客観的に書かれていて、世間の人が思うように、誰でも稼げるものではないこと、この仕事のしくみ、分類(?)などわかりやすく丁寧に書かれていた。
けっして、風俗嬢を勧めるわけでもなく、否定するわけでもない姿勢に好感をもった。
投稿元:
レビューを見る
タイトルは卑猥だが、内容はいたって真面目な本。風俗嬢だって立派な職業なのだ。当事者・従事者・忌み嫌う者全てが偏見を無くさないと。そんなことを思わせてくれる快著。
投稿元:
レビューを見る
冷静に、現状を把握してる良書だと思います。
生きる為に、まともな収入の仕事がいかに重要か?職業に貴賎なしはどういうことか、考えさせられます。
投稿元:
レビューを見る
とても良くまとまっていてわかりやすい。
確かに意外と知らない、知れない世界。
成功して稼げる女性より、リスクと背中合わせに戦いながらもあまり儲からない女性も多い。また働きたくても働けない女性が多く、倍率の高い業界となっていることに驚いた。
投稿元:
レビューを見る
~90年代とそれ以降で風俗嬢の性質は変わってきていると。
供給過多となっている側面があって、簡単になれるものではないらしい。
東京五輪のような国際的な催しがある際に浄化運動的なものが活発化するらしいが、実態としてあるのに、目に見えないようにする=アンダーグラウンド化することによって、より危険性が増すというのは本末転倒だ。
自分の目に見えないようにする、目に入らなければないことと同じ、として気にしない、考えないというのではもう立ち行かないと思う。
安心して働ける環境を、というのはどの職業であろうと基本的な部分だ。
投稿元:
レビューを見る
チェック項目9箇所。売春婦の意味を調べると、「性的サービスを提供することによって金銭を得る女性を指す」とされている、とすれば、風俗嬢との境界線はきわめて曖昧だ、様々な種類がある性風俗店で働く風俗嬢や、自分で客を見つけて個人売春する女性、AV女優やストリッパーなどエンターテイメント関係の仕事も、お金をもらい裸になって「性的サービスを提供する」仕事である。「日本の風俗嬢の人数=1万3000店(各種性風俗総店舗数)×25~30人=32万5千~39万人」ということになる、つまり日本に正風俗嬢は推定で32万5千人から39万人程度いると言うことができる。「求人で面接に来た女の子で採用するのは10人中、せいぜい3人くらい。外見で売り物になりそうなのが10人中4人、外見はよくてもコミュニケーション能力が低かったり、精神的に病んでいそうな女性は落とすから、それで3人。稼げる人気店はもっと厳しい」(池袋のデリヘル店長)。性風俗店で働くことには、わかりやすいメリットがある、一般的な仕事より単価が高くて時間の融通が利く、そして日払い制度ですぐにお金になることにある、経済的理由が八割以上を占めるのは当然として、空いている時間に働けることで、学生や社会人、主婦を含めた女性のあらゆる層を取り込むことに成功している、また、採用から給与支払までがスピーディなことも、緊急を要する金銭的事情に対応できるため魅力的だろう。「本当にありがたいし、風俗嬢になってよかったとしか思えない。風俗がなかったら大学生を続けることは不可能だったと思う」。兼業女性の中で、これまで目立っていた職業は、看護師、飲食店員、アパレル店員、美容師だった、また六割が貧困レベルの生活を強いられていると言われるシングルマザーが多いのも特徴である。介護職員は、シフト制で時間が不規則な仕事である、資格試験の受験に三年以上の実務経験が必要な介護福祉士以外は、時給計算の非正規雇用が一般的で、フルタイムで働いても月収は15万~16万円にしかならない、親が低収入で仕送りの少ない地方出身の女子学生と同じく、普通に生活するのも厳しい金額である。介護職員は、安月給で生活できない悩みから副収入の手段を探り、風俗の世界に足を踏み入れることが多い、全国的に人で不足の介護施設は、国家資格である介護福祉士を取得していれば、いつでもどこでも採用される、性風俗がだめになっても介護があるから大丈夫という保険があるので、大胆な行動がとれる、ダメになったら介護に戻ればいいという安心感が、性風俗の世界に積極的に向かわせるのである、この場合、介護業界のほうが「セーフティネット」として機能しているということになる。高いコミュニケーション能力が求められるという点では、SMクラブの女王様は高齢者相手の介護と類似点が多いという、経験が活かせることもあり、介護職からの転職が多いようである。介護職員として優秀な女性ほど、性風俗でも活躍できる能力がある可能性が高い、国家資格である介護福祉士を取得している女性ほど、性風俗に流れて成功しやすいのだ。ワーキングプアを次々と生みだしている悲惨な状況でも、介護施設側は「介護は熱い思いを伝えられる素晴らしい仕事、夢がある」などと必死に訴えている、��かし、介護職は蓋をあければ豊かさの欠片もない貧困女性の巣窟というのが現状だ。(採用偏差値67 高級ソープランド)日給=4万円(一人の単価)×二人(120分×2)=八万円 月収=八万円(日給)×16日(週四日)=128万円。