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くじ引きの1等商品がこれ。2等商品の5億円よりも価値がある!?
さて、どんな願いを叶えてもらおうか。
自分のことばかりになりそうだけど、考える時間はたっぷりあるのだから、ここはゆっくりじっくり考えないとなぁ。
特殊な能力、人が集まるとどうしても血なまぐさい行動へと移ってしまうものなのだろうか?
誰しも、羨ましいと思う能力は自分のものにしておきたいもんね。
マキオと出会わなければ、つまらない世界だったかもしれない。やはり、人と出会い、色々なことを体験してこそだな。
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ある日突然異世界に飛ばされ、何でも10の願い事を叶えることができると言われたら、何を願うだろうか。
現実世界では不倫をして離婚されたり通り魔に怪我をさせられたりと、不本意な暮らしをしていた主人公の夕月だが、突然異世界に放り込まれ、どんな願いでも叶うという「スタープレイヤー」になったと告げられる。はじめは豪華な庭園付きの家を出したり、自分を害した男を呼び出して復讐したりという事に願い事のスターを使うが、他のスタープレイヤーや、スタープレイヤーに呼び出されてしまった人々、現地の人々などと接したり、戦争に巻き込まれ、命を落としそうになったりするうちに、スターの使い方と、スターを使える者の義務など様々なことを考え、生き方を変えていく。限りあるスターで何を願うのが最良なのだろうか?
恒川光太郎の作品としては、異世界ものながら不思議な気配や恐ろしい感じではなく、明るくエネルギッシュな雰囲気で物語が進んで行くことに戸惑いを感じたが、このような作品も面白いかもしれない。
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前作の帯タタキにも書いてあった気がしたけど、今回も作者の新境地らしい。それでもやっぱり、ならではの世界観は変わらないんだろうな、と思いながら読み始めた。コアなファンじゃないからかもしれないけど、今回は確かにいつもと違う雰囲気。それは今回のが、日本の原風景的郷愁を醸し出す世界設定じゃないからかもしれない。これもRPG的感覚を思い起こさせる作品だったけど、飽きることなく一気に読み通せました。
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あっという間に読み終えた。素直にファンタジーとして面白かったです。
ただ主人公が自身の力で困難を乗り越えたわけでは無いような印象もある。そのせいか、最後まで主人公に好感が持て無かった。
崇められている理由が本人のカリスマ性等では無いため(人のために何かを成していても)、そういった描写があるたび違和感があった。もちろん当然のように偉そうにしているわけでもないが。
ただ金持ちの親のお金で豪遊して、余りで人助けしてるみたいな…。
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ブクログの新刊で見かけて読みました。表紙とタイトルに惹かれてですが。恒川さんの本は初めて。
目的が決まっていないRPGとでもいうのでしょうか。
SFと言っても良いかもしれませんが。
本の装丁も減っていく星が出ていてまるでゲーム感覚でさくさく読めます。
物語の始まりが良いですね。あっさり物語の世界に突入できます。
願いが叶うというのはもしかしたら大変な事なのかもとこの本を読んで思いました。
他のスタープレイヤーの話も読みたくなりました。恒川さん、よろしく!
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自分だったらさて、どうしよう。いまと同じ生活を望む・・のか?
とかいろいろ空想して楽しい本。
しかし、このままいくと、結局オリジナルの世界と変わらないことになるのでは。。と思うわたしには想像力が少ないのか。
人間の欲望は、争いを引き起こしてしまうのか。
自分が何を望むのか。
何を叶えられたらしあわせなのか。
仮に、ここがその世界で、私がスタープレイヤーだとしたら。
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待ちに待った恒川光太郎新刊。
あらすじ読んで・・・・なんかいつもと違うな?と思いつつ読んでみたら、いつも通りの「異世界観」がしっかりと。これまではどことなく「和」な感じだったりアジアっぽさがあったけど今回はファンタジー世界というのがちょっと違和感あるけど。
で、読了。
面白かったけど・・・なんとなく尻切れトンボな印象。
途中の「通り魔」のくだりとか「浮気で離婚」のくだりとかなんかさっぱりと終わらせちゃったような。それぞれのエピソードが分断されちゃってるというか。
まさか続編出すとかなんだろうか?読んでみたいようなもうこれは終わりでいいような。。。
個人的な読書感なんですが・・・ファンタジー世界を扱ったものに「当たり」って結構少ない気がする。難しいのかね?
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アラサーバツ1の斉藤夕月は、ひょんな事からスタープレイヤーなる称号と10の望みが叶う特別な力を手に入れた。
自分なら何を願う!?…考え出したら眠れなくなってしまいます。
ただし現実世界で無くある小惑星の見知らぬ土地で、知り合いはおろか草原が拡がるだけの異次元世界にワープしてから同じ質問をされたなら私は何と答えるか…。
この辺が恒川光太郎だなぁ~。
恒川氏がかねてからずっと描きたかったと話す本格ファンタジー。
RPG感覚の壮大な世界観と、これから続く新しい冒険の幕開け‼シリーズ化との事なので、来年の楽しみが1つ増えました。
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面白かった。でも十の願いはちょっと多すぎる、せめて七くらいしたらもっと引き締まった小説になったのではないか。
P331私は、「願いをとっておくことを願った」のだ。
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恒川氏の新作。
今までの作品とは少し雰囲気が違う印象を受けました。
突如、異世界で10の願い事を叶えるという状況に陥った主人公の話で、ファンタジー要素が強い感じですね。
舞台設定はかなりファンタジーですが、細かい人間模様に恒川氏の感性を感じました。
世界観はなかなか面白いと思います。
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導入、非常に軽く読みやすい文体の隙間から、いきなり突きつけられる主人公の暗い過去。そこから導かれる「願い事」とその残酷な結末。そこに現れる他の「スタープレイヤー」…
冒頭の怒濤の展開に引き込まれ、この先どうなるのかっ!、といやが上にも期待をかき立てられたのだけれど。
読み終わってみての感想としては、ちょっと期待外れ。
主人公の、あまりに優等生的な願い事の使い方に、感情移入できず。人と触れあうことで社会が生まれ、その社会のために貢献したい、という発想で願い事を使うというのは、一見筋が通っているようでいて、しかし、その社会に(自業自得の部分もあるとは言え)裏切られ、真っ当な生活を送れなくなった主人公。その心の傷はどこへ行ってしまったのだろう。そのあたりが、描き切れていないではないか。途中で挿入される、過去のスタープレイヤーのエピソードの方が、印象深く感じさせられてしまうほど、主人公の人物像が、自分にはピンと来なかった。
途中から戦争物になってしまったり、迷走のようにも思え、冒頭で期待させられただけに、尻すぼみの感がぬぐえなかった。
同じ世界での続編も考えているらしい。世界、ルールについては光るものがあるだけに、もう少し、このルールを通じて、魅力的な人物を描き切れれば、化けるのではないかなぁ。
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うわーい楽しいー!
10個の願い!!
何にしようかなー!
夕月ちゃんや大将、シンシアちゃん(仮名)、師匠の願い事がそれぞれ個性的で愉快。みんな違ってみんなイイ!(・∀・)
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恒川光太郎、待望の最新刊。新境地を切り開く異世界ファンタジー。
設定としては、貴志祐介のダークゾーンに似た感じ。クリムゾンの迷宮や、森博嗣の神様シリーズにも通じるものがあるかと。
面白かったです。人物像もそれぞれ個性的で好感がもてたし(実は、敵のあのひともわりと好き)、ファンタジーとして素直に楽しく読めました。
ただ、いつもの恒川本であれば、「日常の中から滲み出る異形の世界」であるのに対し、今回では、大々的なファンタジーであるのに、不思議感が全くない。設定も矛盾なく整理されていて、あっけらかんとしたファンタジー、RPGな一冊でした。
恒川光太郎待望の最新刊、とわくわくしながら読んでしまったので、星3になってしまいましたが、初めての作家さんであれば、星4はつけてたかも?
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角川書店の公式サイトにあるように、作者がファンタジーを描くことを楽しみにしていたのですね。
新感覚でいつもとは違う恒川さんだった。今までの作品がしっとりクッキーだったら、サックサクのクッキーというと分かりやすいですかね。
終わりが何とも言えない。
カラクリあったっけ…と、思わず始めのほうを読み返しました(笑)
スタープレイヤーはシリーズものみたいなので次の巻を楽しみに待ちます。十の願いは確かに多い感じもしなくはないが、上手くまとめてはあると思う。セリフが多く、情景描写や登場人物の心情の描写があまりなく、薄いので残念な印象とライトな印象はかなり受けた。主人公の強い意志がもっと欲しいかな。個人的にはラナログ・スウォードの描写はとてもよく、キャラクターに厚みを感じた。(残念系ですが厚みがあってかっこいいのでこの本の中だったら一番好きです)
ファンタジーが大好きな人は楽しめると思う。
作風、特徴ともいえるノスタルジックファンタジー要素はあまりないかな。今までの中で一番ファンタジー要素が強い「夜市」とは別世界。中高生向けの本とも思えないが大人向けとも私は断言できない、対象年齢が分けられないという何とも微妙な感じ。
この本は、作者が好きな人の中でも意見が分かれると思ったのと、以前にある理由から☆3。良くも悪くもなし。どこか懐かしい、古い感じの恒川さんを求めるなら文庫本から。
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異世界の飛ばされスタープレイヤーとして10の願いを叶えることになる。
ファンタジーなのだが、往きて帰りし物語ではない。
でも主人公の選択は清々しくて良い。