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デビュー作の頃に比べて段々読みやすくなっていると思います。面白かったには違いないのですが、でも、“人間の暗黒面との戦い&浄化”というテーマが軸になっているのは変わり映えせず、またどんどん転生していくのも既出。そういった点では進歩が無く残念でした。まだ続きがありそうな終わり方でした。
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運命の巡る輪と女神との関係、善と悪の確執と包括、王子たちの冒険と成長。沢山の物がぎゅっと詰まって、さらりと描かれている。少し乾石ワールドとしては物足りないが、世界観は好きです。
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うーん…世界観や雰囲気や文章から流れ込んでくる描写、最後のオチもとてもとても大好きなんだけど。そこに至るまで、読むの辛かったのです。
主人公が誰なのかなかなか判別出来なかったのも大きいのかなと。
三年働かせる必要はあったのかしら。成長という意味ではデカいけど、長い。
よく考えるとオチが魔道師の月に似ているような気もする。
好きな作家さんで新刊揃えてたんですけど、次はなさそう。好みにぴたりと合うとすごいんだけどなぁ。夜の写本師とオーリエラントの魔道師たちはすごく好きだったんだけど。
他の方のレビューを読んで。
ああ確かにテーマがいっつもおんなじで飽き飽きしてはくるな、と。
主人公も毎回似た感じですよね。軽く自分に自信持ち過ぎな、世間知らずの青年。
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傾国の悪女と彼女の影となり働く参謀、二人によって流浪することになった王子たち。ファンタジーの王道といえる流れがあって面白かった。
王道の流れはあるけど、主役は王子たちじゃないのがさすが乾石智子さんの作品と思えて納得しちゃいました。
自分の欲望のまま行動する第二妃カトラッカと独自の思惑を抱えている参謀エスクリダオ。ラスト明らかになる二人の因縁。目が離せなかったです。
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図書館で。
何作か読んでいる作家さんですが今回は少し毛色が違うような?表紙の絵がキラキラだからだろうか?
今回の悪女はなんとなくツメの甘い所があってその辺りがちょっと可愛いかな、なんて思わせたりもするけれどもよくよく考えるとやっていることは可愛くない。彼女の影である男は結局ちょっと可哀想な人だったしなあ…。
過去と現実が錯綜し、色々な人の人生が集約する、というのはいつものパターンだったかもしれません。竜の足とかを探してあげるとかシリーズ化するのかなあ?
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どっちサイドで読もうかと迷っているうちに
話が進んでしまって、ちょっと虚読み状態だった。
いかんいかん。
鉱山にぶち込まれたあたりから、結構落ち着いて王子様サイドで読めたんだが・・・・。
私にとってはなんかいろいろ詰め込みすぎで、
咀嚼しきれず。
おわってみると、かみさま好きだったな。
目が戻ってよかったね。
他も戻るといーねー。
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占人、とあるが実際写本師やらと同じ魔道師関係者かと思う。輪っかを使う湖真法、女神像を使う竜法、鏡を使う鏡法などの占人が出て来て、あんまり特殊能力の無い4人の王族の若者が闇のアベックの所為で冒険する、という話。相変わらずこの作者の物語の設定が面白い。ただ、設定の面白さに登場人物のパーソナリティとか魅力が釣り合ってないようなもったいなさを感じんこともない。とはいえ、十分面白くて私の好きなハッピーエンドでスッキリした。
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リオランの三人の王子が王の妾妃カトラッカに竜鏡を探すよう依頼され、お供とジャフルの妹を連れて(強制的に)旅に出される。
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4:買うだけ買って放置していたのを、やっと読めました。乾石さんらしい濃厚な生活・文化描写、ヒトとヒトならざるもの、太古からの闇との共存。雰囲気は代表作であるオーリエラントシリーズと似ているけど、格段に読みやすいので、オビにあるとおり乾石作品入門編としてもおすすめ。
じっくりどっぷりファンタジー世界に浸れる一作。足りなかった何かが満たされる感じ。
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表紙の絵から悪役二人が主役かと思いきや、途中から王子サイドに視点がうつる。
エスクリダオの策の痛快さから、王子の成長物語へ。誰に肩入れして読むのかの切り替えが、私には難しかった。