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紙の本
犬も人間も魅力的
2020/03/12 22:25
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
公安中心の話は苦手だったが、この小説は良い、おもしろい!公安絡みだがそれほど重くないし、コミカルでほっとできるシーンも多く、どんどん話に引き込まれる。
最初は相容れない,奥野、ふみ、隼人の3人は、擬似家族を演じるうちに、反発しながらも次第に寄り添っていく。3人の関係性もいいし、丹野、赤城、仙波治子など、周囲の人物も個性的で、いい。そして何より、マクナイトが魅力的。マクナイトこそが主人公の小説だった。
紙の本
とにかく、ひたすら、犬
2016/03/20 06:59
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、翻訳ものばかり読んでいたので、「あぁ、500ページ越えであっても、日本人作家のものはやはり読みやすいなぁ」としみじみ。
だからといって翻訳ものが読みにくいということではないんだけど、やはり読者として文化というか常識の前提がだいたい同じだから、国内物は読みやすいのでしょう。
物語は、かつて警視庁公安部の刑事だったが、今は世を捨てて生きているような主人公が、かつての上司からの繋がりで潜入捜査を依頼されるところから。 謎の組織をあぶり出すためという計画に乗る必要はなかったが、潜入先にはかつて警察犬候補だったが今は打ち捨てられ、すさんだ犬がいるという。 それが気になって、依頼を引き受けてしまう、という話。
私はドーベルマン・ピンシェルと覚えていたのですが、いつからドーベルマン・ピンシャーという言い方になったのでしょうか。
ドーベルマンかシェパードであればシェパード派のあたしですが、昔、家の近所にドーベルマンが飼われていたのを覚えています。 顔が怖かった、というか威厳があった。 通学路だったのでその家の前を通る度ほえられましたが、こっちも懲りずに毎朝挨拶をし続けていたら、一年ぐらいしたら吠えられなくなり、見送ってくれるようになって。 「飼い主に絶対忠実」であっても、他人の悪意のなさが通じたら認めてもらえるんだな、というのが私のドーベルマンの印象です。
なので、任務よりも心のすさんだ犬のため仕事を引き受ける主人公に共感し、逆上したら犬を虐待する人間の屑を殺しかねない情熱(?)も、なんだか理解できるのです。
しかし、“公安”と“謎の秘密組織”というキーワードが揃うと胡散臭く感じてしまうのは何故でしょうか。 これも刷り込まれ?
<日本版『ウォッチャーズ』>(ディーン・R・クーンツの)と言っている人もいましたが、残念ながらそれは言いすぎ。 バイオレンス描写は近いものはあれど、人間外の種から見たもの、のような視点はない(その分、人間の情と非情のせめぎ合いが多く、「その人、死ななくてもいいでしょう!」な場合もあり-しかし残念なことに「死んでも仕方がない」的過去が添えられたりしてがっかりだ)。
そういう意味では意外に、勧善懲悪?
そして終章の余韻が短すぎ! せめて宮田獣医師が登場する場面がほしかった。
でも奇跡の犬・マクナイトの存在が、この物語のレベルを上げているというか、読ませどころになっているのは事実です。
紙の本
約束の森
2015/12/30 12:29
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
本やさんの推薦でしたが、もう一歩でした。読み出してもなかなか進まず1ケ月もかかってしまいました。沢木作品は範囲外かな。
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おもしろかった
2015/11/14 19:03
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投稿者:ぼたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハードボイルドな世界のなか、マクナイトとダイナマイトという2匹の犬が温かみを出してくれる。手元において何度も読み返したい。
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私の中では久々のヒット
2015/10/23 06:49
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投稿者:ももなり - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品を読んで、沢木さんの既刊一気買いを決意しました☆
とにかくのめりこみました。
登場人物の心の動きにシンクロして一喜一憂できます。
なんともいえない読後感…いい作品に出合えたな~ってすごく嬉しかった!
電子書籍
読みごたえあった。
2015/10/16 20:29
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投稿者:放浪フクロウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
元警官の奥野侑也はある日、公安の秘密作戦に絡んで見知らぬ若い男女と共に、人里離れたモウテル群の近くで、疑似家族的な同居生活をすることになった。虐待され続けて人間不信になっていたドーベルマンのマクナイトを引き取るもなかなか心を開かず、同居人たちともぎくしゃくした状態が続く。だが、いくつかの出来事を経てやがて互いを信頼し合う「家族」になっていく様子に、心を打たれました。終盤、多勢による襲撃を受けて何度も絶体絶命の場面があり、最後までどうなるのかわからずハラハラしっぱなしでした。自称・丹野にはびっくりしましたが、口の悪いオーナー、支配人、チンピラ赤城・・・脇役が良い味を出してました。
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マクナイトいいねえ!
2015/08/30 15:50
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投稿者:スリーピングドッグ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めての沢木作品。
出版された当初から気になっていたのだが、文庫化を機に購入。
ドーベルマン・ピンシャーのマクナイトという犬が中心に据えられ、とても魅力的で、マクナイトのシーンになると自然読むスピードが速まり、のめり込み状態だった。
いわゆる、ハードボイルドと言われる作品は、何か現実離れした不自然さを感じてしまう方で、私の好みの外なのだが、マクナイトが雰囲気を作り、情感豊かに私を引きずり込んでくれた。
電子書籍
面白い!
2015/06/02 08:19
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投稿者:かず - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった!!!!!
久々に、女性の私でも楽しめ、ハラハラ、手に汗握り、スッキリ出来る1冊でした。
一気に読みました!
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終盤が・・・
2015/01/17 13:32
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投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
心温まる男と女と犬の物語です。
終盤のドタバタ感がちょっと強すぎな気はするが・・・、面白かったですよ。
紙の本
なんと言われようと主人公は犬です
2014/07/31 16:06
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投稿者:コハル - この投稿者のレビュー一覧を見る
友達に面白いと薦められてはいたのだけど
犬がかわいそうな目にあうと聞いて及び腰になっていました。
文庫が出たのを機に思い切って購入。
人間の主人公も強くてかっこいいんですが
なんといってもドーベルマンのマクナイトが秀逸。
逆境にもめげず矜持を失わず毅然と生きていて
虐待者すら許す心の広さです。
彼のために盾になろうとする人の気持ちわかります。
ハリウッド映画を観ているようないい意味での荒唐無稽さとスピード感。
脇を固めるキャラもほんと個性的。
ふみちゃんはサラ・コナーかって感じだし、彼女を守ろうと熊撃ち銃を
持ち出すあの方々は。。。
マクナイトのその後が知りたいので続編希望。