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ルパン三世のノベル(書き下ろしオリジナル小説)。
作者は井上尚登なんだけども、監修に原作者のモンキー・パンチがついているので、安心して読めた。
スマホの使用や、現代のシステムが登場している反面、「天使の涙』と言われる宝石や世界支配を目指す組織などコテコテの漫画内容も見事にルパンの世界にマッチしていた。
ルパンの最大の危機を救うのはあの人ってところも逃せない内容だ。
あと、ルパン二世の活動が言及されていて、ワクワクした。
※そういえば、森博嗣が「実験的経験」でのなかでも、ルパン二世について興味を持っていたフシがあるのを思い出した。
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【内容(「BOOK」データベースより)】
どんなものにでも伝説はあったほうがいい。伝説は価値をあげてくれる。盗もうという意欲をかきたててくれるからだ。ルパン三世がニューヨークの有名博物館から盗んだダイヤモンド。それは「世界を変える」宝石だった。謎の美少女に史上最悪の傭兵集団、そして、不二子の暗躍…。世紀の争奪戦に、ルパン一味は参戦する!!横溝正史ミステリ大賞受賞作家が贈る、書き下ろしオリジナル小説!!
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
井上/尚登
1959年神奈川県生まれ。東海大学工学部卒。会社員を経て放送作家となる。99年『T.R.Y.』(角川文庫)で第19回横溝正史賞正賞を受賞し作家デビュー
モンキー・パンチ
1937年北海道厚岸郡生まれ。67年「週刊漫画アクション」創刊号より『ルパン三世』を連載し、大ヒットを飛ばす。現在、大手前大学客員教授
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ルパン作品は今まで、テレビ放送の映画ものしか見ていませんでした。
文字を読みながらルパン一味やとっつぁんの動いている様子を想像しながら見るのは斬新でした!
今作は実写映画用のストーリーなんですね。
ラスト、伝説の巨人が本当に現れたのには驚きでした。伝説といえど、せいぜい火山噴火とか城が崩れるとか、自然災害かなと思っていたので。
エイミーが宝石を捨てた事、ギザン家の伝説は語り継がないということですよね?巨人は永遠に眠り続ける事になるのでしょうか?他の歴史学者がこの宝石を探すのかな、、、
こういうものは探ってはいけないと思いつつ、今回は伝説が起きても(というか不完全燃焼?)宝石が消えた訳ではないので、その後がちょっと気になってしまった(笑)
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ルパン三世のノベライズです。
昨今のアニメスペシャルで放映されているような王道の内容ですが
活字になってもルパンはルパンという感じでしょうか。
曰く付きの宝石を巡ってルパン一味と謎の一団との対決を軸に、今回のヒロインとなる美少女が宝石の謎を解くキーとなり、いつものように“とっつぁん”絡んでの痛快活劇です。
このストーリー、アニメ化はあるのかな?
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【読間】
・・・・・・・。
とりあえず、“頑張って読んでいる”状態(苦笑)。
2015.11.09.書。
【読了】
たとえば、これを読んだのが中学生時代だったなら、大絶賛していたかも知れない。「ルパン三世の世界観が忠実に再現されている!」と…。でもね。。。大人になって読んじゃうとね。。。
“小説”と“ノベライズ”はやはり別物なのだと、改めて実感した(苦笑)。
人気映像作品の原作本を読むことはあっても“ノベライズ”には手を出さないでいる理由となる“懸念”が丸々当てはまる作品となってしまっている。
※文庫書き下ろしなので、正確には“ノベライズ”とは異なるのだろうけどね。
※この内容をアニメの二時間スペシャルか映画作品として観るならば、十分に「ルパン三世」として楽しめることは間違いないけれど!
「T.R.Y.」、「C.H.E.」、「ポーツマスの贋作」……と過去に読んだ3作とも面白かった井上尚登さんの筆だということで手に取ってみたのだけれど……残念。
★2つ、4ポイント。
2015.11.10.古。
※同じ題材、同じストーリーを、福井晴敏が描いたなら……と、想像してみる(笑)。
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