投稿元:
レビューを見る
【子育て・教育】子育ては諭吉に学べ/齊藤考/20141229(107/281)
◆きっかけ
・日経広告
◆感想
・子供は新参者の親友、等当時としてはかなりリベラルな考え方ではなかったか。今でも十分通じる話ばかり。著者の解釈もかなり上手くすんなりはいってくる。
・「教育とは、植木屋の仕事の如し、植木屋が上手に木をのばしてあげるように教育させる。つつじで生まれたものを杉に育てることはできない。つつじはつつじらしく育てること。」
その見極めが難しい。
◆引用
・諭吉流教育:①身体を養う、②家風によって温和、活発なる人物をつくる、③開かれた合理的な考え、思考のできる人格を作る、のが目標。
・先ず獣身を成して、後に人心を養え。まずは暴れ放題暴れさせて身体を作る。
・家庭は子供が一番楽しいところと思わせなくてはならない。この家に生まれて良かった、誇りに思えれば、子供は他からの悪影響を受けにくい。
・身体を発育させるのは動物のイメージ、家風を作るのは植物のイメージ
・そのためには両親が仲良く語らいあって、その中で子供が安心して育っているのが理想。
・しつけは、温和と活発を旨として、たいていのところまでは子供にに自由任せ。
・子供は新参者の親友
・なぜ、勉強しなければならないか?勉強しなければ、独立した自由な人間になれないからだ。良い生活をするため、お金持ちになるため、ではなく、勉強することが世の中のためになる、と分からしめる。
・ただし、論語読みの論語知らず、はダメ。字だけの学問ではなく、実際の世の中と照らし合わせて、家庭も仕事もきちんとできなければダメ。
・交際は広くもて、親友がなくともいい。丸だしにして颯々(さっさ)と応接すべし。
・喜怒を表に出さず、熱くなって議論しない。
・特定の人にこだわらない距離感が大切。
・人脈も社会的資本
・どんな人とも分け隔てなく、自由に付き合えて、優越感もなければ劣等感もなく、人に対してまっすぐに、まっさらに自分の心を向けられる人間を作ることを目指すこと。
・偉大な先人たちとの本を通して対話することで、自分自身の存在を確かめることができる。
・フィットする人に出会うまで先生を変える。
・子供にあまり多くを求めるなかれ
・教育とは、植木屋の仕事の如し、植木屋が上手に木をのばしてあげるように教育させる。つつじで生まれたものを杉に育てることはできない。つつじはつつじらしく育てること。
・遺伝子のスイッチオンをするのが教育。一番大事なのは環境。一流の人に会う、触れる、など刺激のある環境の中で、はじめてスイッチオンになる。
・子供を観察するときは、子供がこれを乗り越えていくのは楽しみだという何かを見つけてあげて、環境を整えていくことで、上達の基本形が出来上がる。
・福沢諭吉:何事も恐れず、ひょうひょうと、明快さを求める、すっきりとさわやかに前を向いていく人間。
投稿元:
レビューを見る
諭吉さんの考えなのか。
斎藤さんの考えなのか。
誰の考えなのか、わかりずらかった。
諭吉を知りたければ、諭吉さんの本を
読むべきだと思った。
投稿元:
レビューを見る
これを読んだら、とにかく早く「福翁自伝」と「学問のすすめ」が読みたくなる。本書では福澤諭吉の教育論が語られている。現在に持ち込んでも、いやこういう時代だからこそか、十分に説得力がある。「すべての基礎は身体にあり」幼いころにはまずは身体を鍛えるように、これはその通りだと思うし、我が家でもそうしたつもり。あまり先回りせずに、少々危なっかしくても見守っていた。「家風で品格を育てる」家風なんていうのはちょっと難しい。公共の場でそう恥ずかしい行為はしてこなかったつもりだが、品格というほどのものはない。「教育に銭を惜しむなかれ」この点はひょっとして失敗したかもしれない。家でできることには限界があって、もう少しお金をかけるべきだったかもしれない。「交際は広く持て。親友はいなくてもいい」交際を広く持つということは、わりとうちの他の家族はできているように思う。自分にとっては難題。どこかを境に、交際範囲をものすごく狭くしてきたように思う。親友と呼べる相手は一人だけいる。「子どもに多くを求めない」そうありたいとは思うが、子どもに期待を寄せるのは、いつの時代も親心。まあ、遺伝半分、環境半分。高校生と中学生の息子と娘。これから変わっていくこともあるのだろう。
投稿元:
レビューを見る
清浄潔白、強壮活潑、
どんな場所でもたくましくしなやかに生きていくための独立の気概、豊かな好奇心
冷静さ、バランス感、
子供に備わるように教育していくには、
まずは自分が身につけないと強く感じた。
投稿元:
レビューを見る
福翁自伝、学問のすすめ、慶應義塾の幼稚舎の方針などを踏まえて、諭吉の子育てや現代に通ずるところがかかれている。
C0037