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問題解決術というタイトルはついているが、
不安を根本から取り除くためのテクニックという感じ。
タイトルから勝手に、
「考え過ぎて動けない時にどのように抜け出すか」というものかと思って買ったが、
少しイメージと違って、
「そもそも不安を感じないよう、不安のもとを取り除く」方法が書かれている。
思ったより本質的とも言える。
不安に思っている時は、
根拠のない悪いことをイメージし(思い込み)、
それを思い込んでいるという。
その思い込みを外せばよく、
それは原体験というか、
その思い込みに至った幼少期の感覚を塗り替える。
以上がこの本の論旨だと理解した。
同じものをみても不安に思う人とそうでない人とがいる。
受け止め方が違えばその後の感情も異なることまでは理解できた。
あとは自分なりにこの本の要素を再整理して考え直してみたいと思う。
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なんで心配で不安になるのか、仕組みはよーくわかります。読んでいて、『あぁ~、よくあるよね。』って思うことが細く書かれています。ただ、解決策がどうもしっくりこなかった…。
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考えすぎて動けない人の心にブレーキをかけている不安、根拠のない心配、そして根源にあるインナーメッセージをリセットする方法が丁寧に述べられている。
行動にブレーキをかける代表的なインナーメッセージは、「私は行動してはならない」「私は決めてはならない」「私は重要ではない」「私は欲してはならない」「私は考えてはならない」「私は見えてはならない」
そうした原初体験の再生と感情の受け止め、望んでいた「ゆるしのメッセージ」を子供の自分にあげること。
個人的には、「私は考えてはならない」に対して「間違ってもいいよ。あなたはどうしたい?」のいやしのメッセージがしっくりときた。
主人公の直樹が、誰かに導かれるでもなく、間違いの例も示しながら、自分でリセットまで辿り着くのは、かなり違和感をもった。
14-169
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やり場のないイライラの正体
これは、やればいいと頭でわかっているけど行動しない。わかっているのに何でやらないんだと心の中で自分を責めている状態です。自分で自分を責めて、自分を自分をイライラさせている心の状態です。
自分のことを価値がないと思っていて自分がやることに自信がない人がいるとします。その人は「私は重要ではない」のインナーメッセージを決断していると考えられます。
6つのインナーメッセージ
・私は行動してはならない
・私は決めてはならい
・私は重要ではない
・私は欲してはならない
・私は考えてはならない
・私は見えてはならない
「私は重要ではない」のインナーメッセージは、「自分に能力がない」「自分の存在そのものに価値がない」といった、根拠はないにもかかわらず根強い考えの基になっています。何か行動しようとしたときに、「私にそんなことができないのではないか」「私がやるよりも他の人ほうがうまくやれるのではないか」「私にはやれないのではないか」など、自分の価値や能力に対して疑問を持ってしまいます。
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ふと手に取った本だが、僕にとっては共感できるところが多くあった。
話は、行動するのにエネルギーを使う父と、父と同じような悩みをもつ子供で展開していく。
父の悩みや、対処行動は僕もやったことがあり、それでも解決方法がわからないっていうところが、非常に共感できた。
あれこれ考えることを改善する方法は最後の方に少し(全体の1/5程度かも)書かれているだけだが、それまでのあれこれ試したという前半部分が後半の説得力を上げている気がする。
改善方法は、認知行動療法の自動思考記録表に近いのかなと感じた。
幼少時代の親の接し方が大人になっても影響が出てくると述べられているので、これから子育てする人たちにも読んでもらいたい本。子育てで気を付けた方が良いところが理解できると思う
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動けないモデルケースの人物の話をもとに、
なぜ動けないのか→その原因となる出来事は→どう解消する
について、話が展開される。
問題解決はあくまで、「動けない」の部分を解消し「動ける」にするため、
動けるようになったあとは別。
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最初は奥さんが借りてきた本で、子供の為になると言うので読み始めました。
自分の行動、思考のブレーキとなっている心配と不安をどうやったら取り除けるかが主眼の本。
特に不安が大きく動き出しが遅い人、神経質、不安症の人、感受性の高い人は効果が大きいと思いますが、誰でも漠然とした不安というものはあるので、皆少しは効果があると思います。
難しい言葉で言うと交流分析に基づいた「再決断療法」が理解出来る本です。
著者は生きる上でどうしてもつきまとう「不安」は自分を縛るインナーメッセージによる物だと断じています。
交流分析という心理学を活用して自分を縛る「内面の思い込み=インナーメッセージ=自分の精神を守る為に幼児期の自分が決定した自分に課した起きてから」を取り除く方法を紹介しています。
「過去の自分(インナーメッセージ)」と向き合う手法がかなり具体的でわかりやすい。
本の半分くらいまでは具体的なストーリーなので少し退屈かもしれないですが、後半の具体的な分析とそれに伴う解決方法は呆気無いほど簡単です。
①6つのインナーメッセージの中でピンとくるものを選ぶ→よくわからない場合は1つ1つのインナーメッセージの具体的な複数のあるあるの中でピンとくるものを選ぶ、
②何故そうなったのか原体験を思い出す。
代表的なインナーメッセージの決断原初場面を参考に記憶の中から探し出す。
③その場面で感じた気持ちを思い出す。
③その時の自分が望んでいたメッセージを明らかにして、過去の自分が本当に欲していた事。許しのメッセージを与える。
自分を縛るインナーメッセージを簡単かつ分かりやすい方法で拭い去る方法が取られています。
私は主人公に多少は近い感覚があったので為になりました。
仕事が進まない原因は自分の不安から来る「動けないあるある」で占められているからです。「動けないあるある」にはそのときどういう心理だから動けないのかまで克明に描写されています。
「もっと早く出会っていれば系」の本です。
人によっては「一生ものの一冊」でかも知れません。