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『しろくまカフェ』(ヒガアロハ)を読んだ後だと、少しだけだが、動物漫画としては物足りなさを覚えてしまう
しかし、こちらは部活・青春モノなので、『しろくまカフェ』にはない、この作品だからこそある魅力を感じられるのも確か
ゆる~い学生生活が描かれているも、学生らしい、ぶつかった大小の問題に取り組む真面目さ、真っ直ぐな友達との付き合い方、曇りなき動物に対する「スキ」がグイグイと読み手の心を押してくる
また、異様に動物に愛される七緒と、彼に好意を抱かれている真潮先パイの、友愛以上恋愛未満な、甘酸っぱい距離感にもニマニマできるのも強みか?
もちろん、登場する動物たちも可愛く描かれており、話間の一コマイラストとコメントも高ポイント
綺麗な終わり方こそしているのは、個人的にイイとは思うが、やはり、アニマル部の“その後”を描いて欲しかったな、ってのも本音
まぁ、七緒と真潮先パイに関しては多少、想像は付く
動物にイイ所で邪魔されるって体質云々もあるが、真潮先パイの方が一後輩として接していた七緒を急に異性として意識するようになってしまって戸惑い、つい逃げちゃう。彼女のそんな態度に凹みつつも、そこはそこで可愛いし、長い付き合いで慣れて達観しちゃった七緒が近づいてきてくれるのを気長に待つって感じの関係をダラダラ続けていて、信夫を初めとした周囲を呆れさせてそう(案外、信夫は九頭竜先生と結婚してそうだが)
なので、個人的に推しの話は、真潮先パイが自分の気持ちの変化に気付いていないながらも、七緒に対する独占欲が顔を出し始める第18話