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ホーンブロワー艦長物語。
底流にペシミスティックな観点がずっとあるのが気になるが、世界にイギリス海軍艦長物語を定着させた大功労シリーズの第1作。
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日本ではあまり馴染みの無い”時系列を無視した発行順序”を、整理した結果第1巻となったMr. Midshipman Hornblower(原作第6巻)です。ヨアン・グリフィズ主演でドラマ化もされ、いまや海洋冒険小説の代名詞ともいえる名作!
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1:海軍士官候補生
2:スペイン要塞を撃滅せよ
3:砲艦ホットスパー
4:トルコ沖の砲煙
5:パナマの死闘
6:燃える戦列艦
7:勇者の帰還
8:決戦バルト海
9:セーヌ湾の反乱
10:海軍提督ホーンブロワー
別巻:ナポレオンの密書(←未購入)
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待ちに待った本を読んだよ!
帆船のロマンと海へのロマンがたっぷり。
戦時中ということもあって人の命が尽きる事実が表されてるのも子どもむけじゃないのがいい。日本ってどこか子ども向けなんだよな。
自然に対するときの人の命は儚い。
続刊が楽しみ!
2010-1-26-2-1読了
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19世紀の英国軍艦物の元祖にして最高傑作!これを読まずに何を読む!スタートレックにも影響を与えたと言う本シリーズを読みましょう。
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本当は、シリーズ全作を登録したいぐらいですが、本棚が溢れちゃうので最初の一冊だけ登録しておきます。
海の男ホーンブロワーが、初めて士官候補生として海に出て、出世していく、海の男の成長物語。
この本を読んで、自分が海の男になりたいと思い、自分はなれなかったけど、子供が船乗りの道にすすみました(笑)
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好きな映画の1つが「マスターアンドコマンダー」なのでこの本を読みました。
帆船の専門用語が難しいですが、巻頭巻末に注もあるので理解できます。ただ、海戦のシーンは今一イメージがわきません。この点は、テレビシリーズのDVDが出てるようなので、そっちを参考にします。
こんなのが、あと9冊もあると思うとうれしいです。
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帆船海軍ものの原点、ホーンブロワーシリーズの第1巻。ホレイショー君はまだ17歳です。船酔い体質だし、横暴陰険な先輩はいるしで苦労します。でも数学得意なんだよね。フランス語できるし。いや、それは些末なことでした。
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海の男ホーンブロアーシリーズ(1)とのことですが、邦訳された順番が最初ということだけで、原書は『パナマの死闘』 The Happy Returnが一番初めらしいです。
「海軍士官候補生」はホーンブロアーの若かりしのエピソードを集めた作品集というところか。。
船乗りにのなったばかりなのでむちゃくちゃ頼りないです。
船酔いはするわ、不注意で曳航中の拿捕船を沈めてしまうわ、マスト上で足がすくむわ、勢いよくすべり落ちたせいで手の皮が剥けるわ、敵艦隊の捕虜になるわ、とちょっと情けないエピソード満載です。
そこを類稀な幸運と機転により切り抜けていくところが痛快というべきか
色々な欠点もこの手の主人公にありがちなスーパーマン的でなく妙に人間臭くて良い感じです。
でも『パナマの死闘』から読んでいったほうが良いのかも、もともとの流れが頭に入っていないと、主人公の人となりもよくわからないし、屈強の海の男をイメージしていると、あららという感じです。
内容は面白いので、興味があればご一読ください。
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ホレイショ・ホーンブロワー君17歳で海軍士官候補生。
最初にドラマを見たので、艦のイメージを浮かべながら読めたのがありがたかった。
最初にこの原作からだったら、多分いろいろよく配置などがわからんかったと思う。あと、ナポレオニックに触ってたのも良かったかも。
思った以上に孤独な変わった子だったのね。と。
短篇集なのでサクサク読めて、彼のちょっと後ろ向き思考も面白い。
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海洋冒険ロマンってなんなのだろう・・・ 有名な本らしいけど・・・ というぐらいの知識はあった。子供の頃から知っていたような気はする。でも特にこれということも思わずここまで来た。
ふと読んでみるかと思い、読んでみる。むちゃくちゃ面白い。こんなおもしろいものを読まずにいたなんて。
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図書館で。
海洋物、冒険物語というか戦争物というか。
面白くない訳ではないのですが如何せん船の事を知らな過ぎて難しい。
私にはランサムぐらいがちょうどいいかも…。
映像にした方が自分なんぞにはわかりやすいんだろうなあなんて思いました。
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さて、ホーンブロワーシリーズ全10巻の開始です。
1巻ごとに感想を書いても仕方ないので、各巻ごとにテーマを決めて書くことにしましょう。
まずは主人公・ホーンブロワーについてですかね。
このシリーズの最大の魅力は、主人公とその取巻きの人物的魅力に有ると思います。もっともこの巻ではホーンブロアワー一家とも言うべき取巻きたちは現れてないのですが。
ホーンブロワーはスーパーマンでは有りません。
肉体的には背がヒョロッと高く、ぎこちない動作しか出来ません。銃や剣の扱いもさほどではなく、決闘に当たっては二丁のピストルのうち一丁にだけ弾を込め、どちらを選ぶかで勝負が決まるといった破格の方法を取ろうとします。
そのほかにも、海軍軍人で有りながら船酔いの罹り易く、高所恐怖症の気味があり(帆船ですから、時にマストに登る必要があります)、イギリス国歌が聞き分けられないほどの音痴で。。。
精神的には内向性で、理知的です。常に過去及びこれからやるべきことに悩んでおり、自信が無いようです。また戦闘前には恐怖に震えます。しかし、一旦腹が決まったら、今度は確信をもって進みます。戦闘においても、常に先陣を切ります。
ホーンブロワーの理想は孤高で冷酷だが公平な上官になることです。しかし、どうしても生来もつ優しさが行動に現れ、部下からは慕われてしまいます。
このシリーズの紹介で、マルチヴァクさんが「等身大の英雄」という表現をされてましたが、まさしくその通り。人間的魅力を持った主人公による冒険物語なのです。
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色々と弱点はありながらも、意志の強さと冷静さ、そしてなにより「成長」を目指して着実に日々をこなす主人公に、誰しも肩入れしたくなるというものだ。佐々淳行がとりことなるのも納得。
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海洋冒険小説の代表的有名作
「海洋冒険」は『鷲は舞い降りた』のスパイ小説の海軍版
軍隊という男の価値観の世界で活躍する英雄譚
同じ舞台の戦記ものと異なるのは床屋政談に関わらず男のロマンが許す限りで現実的に活躍が許されるところ
時代劇との違いは舞台設定に歴史物時代物と同じく意味があるほうがロマンに適う点
海洋に限らず冒険小説といえば英米の印象だが
日本で言えばほーどぼいるどとかいうのであり代表作は『ゴルゴ13』
『真田太平記』とか『坂の上の雲』とか歴史小説の中にも英雄的冒険譚の要素が多分に含まれるものも山とあるが
冒険者があくまで男のロマンという自己満足に沈むに対し
歴史物戦記ものは組織の社会的勝利から見てそれを敗北とみなすところか
そもそも歴史小説自体が古昔旧典を素材にしたシェアードワールドノベルみたいなものか
訳者後書きにイギリスに比較して日本の海洋への開きのなさを嘆く文があってなるほどと思ったが
むしろこの世界の歴史にあってイギリス一国のみがホーンブロワーを生み出しえたということであり
世界のひとの為す事の広さの中にある幅の狭さを思う