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アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極 みんなのレビュー

文庫 第35回講談社ノンフィクション賞 受賞作品

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みんなのレビュー24件

みんなの評価4.5

評価内訳

24 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

引き込まれる面白さ

2014/11/03 11:24

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:座敷童子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作家の本は出版されるたびに購入したが、そのどれもがドキュメントの冒険満載で、しかも文章がうまいと来た。
このアグルーカの行方も、ひたすら極北の地をフランクリンの足跡を追うという相変わらずの行動派躍如たる作家の姿勢に、ただただ関心するばかり。

ドキュメント物は記録的文章になりがちで、読んでいても途中から飽きてくるケースも多い中、この作家の表現する内容にひたすら引きつけられるばかり。

次の本が待ち遠しい。

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紙の本

ダン・シモンズの『ザ・テラー』の元ネタ、勿論実話。

2017/01/30 19:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

サブタイトルは<129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極>。
デビュー作『空白の五マイル』よりもずっと読みやすかった、と感じたのは筆者のプロとしてのキャリアのなせる技か、それとも私の好きな<極地>という題材のせいか。 なかなか面白く読みました。 

幻の北西航路発見のために、19世紀にイギリスの威信をかけて北極圏に出発したのがフランクリン隊129名。 その後、ほぼ全員が消息不明のまま今尚“極地探検史上最大の謎”とされるフランクリン隊の足取りを追うために自分も同じルートを歩いてみた、という「普通の人なら思いつくけど多分実行には移さない」ことを実行に移してしまった筆者の日々の記録&北西航路発見までの探検史まとめ。
今回は北極冒険家・萩田泰永氏との二人行です(だから写真が豊富なのかな?)。

“アグルーカ”とはイヌイット語で「大股で歩く男」のこと。
フランクリン隊の生き残りらしき人物のイヌイットによる目撃談をまとめ、アグルーカとは誰のことだったのかを検証してますが、それはこの本の一部にすぎない(結論は『ザ・テラー』と同じだったような気がするし)。
結果的に成功した(犠牲を出さなかった)冒険記というのはなんとなく楽観主義的だったり、ナルシズムが見え隠れしたりするものが多い気がするんだけれど、筆者は自分の情けない姿を赤裸々にさらけ出すので別の意味でリアル。 まぁ、「赤裸々」というか、「とほほ」と呼ぶかは読む人次第ですが(私としてはとほほ感が強く感じられましたが)。

ぐっときたのは、自分たちは現在GPSを持って移動しているが、そもそも地図すらなかった場所に向かう人々の覚悟や恐怖はいかに、と自問するところ。 私も初めて行く場所は事前に調べます(当たり前ですが)。 伊能忠敬がすごいってのはそういうところでもあるのだけれど、あるかどうかも定かでない北西航路を探す・しかも生きて帰れる保証はない(勿論、参加者全員がそこまでの危機感を持っていたかはわからないけど)。 ばたばたとまわりの者たちが斃れていく中、それでも先を行こうと、どうにかして国に戻ろうとしたのだろうアグルーカ。
探検って、ものすごく、かなしい。
と、私は思うのだけれど・・・探検に魅せられる人々もまたいるわけで。

けれどせめて、どんな些細な持病であっても持っているのならばその薬は携行しようね!、ということは強く伝えたいのだった。

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紙の本

極地という自然環境の厳しさを克明に伝える!

2015/03/22 01:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る

1845年イギリス人ジョン・フランクリンに率いられた129人の北西航路(欧州からアジアへの北極ルート)探検隊は全員が死亡するという悲劇の結末を迎え、その消息は未だ不明です。彼らの消息の手がかりを得ようと、当時と同じ方法(人力で「そり」を引いて進む)で、同じルートを辿った著者による探検記。
北極圏というエリアに90日以上滞在するということが人間にどういう影響を与えるのか、最低気温マイナス40度、最高気温マイナス10度という数字以上に伝わってきます。食料の確保のために巨大なジャコウ牛を銃で仕留め、自身で肉を捌いて食料とする著者。「生きる」という事が「食べる」ということに直結し、人間の営みが他の生物の命を奪うことで成り立っていることを改めて認識させられます。著者がジャコウ牛を仕留める情景の描写だけでも一読の価値ありです。
ただひたすら「そり」を引いて歩き続けるという単純作業が本書の対象であるにもかかわらず、読者を飽きさせずに引き込ませるのは著者の筆力の賜物でしょう。第35回講談社ノンフィクション賞受賞作。

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2014/10/06 11:40

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2015/01/10 23:49

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2015/02/10 22:58

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2015/03/15 17:10

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2015/06/16 05:27

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2015/07/01 23:48

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2015/10/22 07:56

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2016/02/11 18:50

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2016/07/22 21:53

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2017/02/06 21:51

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2016/10/11 10:16

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