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騙されて妖の住む町に下宿する事になった青年が、駄菓子屋の店主と共に迷える死者たちを救うお話。
非常にライトなミステリー仕立てなのだけど、まあそれは味付け程度でいわば人情話であり、そう言う意味ではよくできている。
ただ、対象が死者だというのが、ちょっと引っかかった。
だって、常世にいく死者たちにお幸せにって言ってもなあ。
それなら、生きている間に救ってやれよと。
物語の設定上仕方ないのだけど、それだけに逆にそれが設定ミスだと感じてしまう。
それから折角いろんな妖がいるのだから、もっとそれを活かした話があってもよかったと思う。
それにしても『ホラー文庫』て初めて知った。
いや、ほとんどホラー要素はなかったけど(笑)
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大学生になり、一人暮らしを始める事になった主人公。
しかし住む所は、思っていた場所と違う所で。
よくある小さな文字詐欺、のような気もしますが
都会に突如として出てきた人としては
これぐらいの方がいいかも知れません。
防犯面が微妙な気はしますが…。
連続短編で、3つ分の事件。
最後の一つ以外は、一緒に大家さんが動いてくれます。
駄菓子屋を営んでいるせいか、甘いもの好き大家さん。
それに心底心酔している、似非不動産屋さん。
ちょこちょこ出てくる『けがれ』がどういうものなのか
そして最後の話で、その溜まった穢れを
どうしているのか、が分かります。
そんな事だとうと思っていた、な大家さんの正体も。
駄菓子のように、ほんわかする内容でした。
最後のおまけは…苦笑、でしたけれど。
しかしあれだけのヒントで、よくここまで
たどり着くものです。
いや、ほんわかすると言えば2つめの話の刑事?
なぜその境目に気が付かない…。
そして普通にドロップ受け取ってるのか…w
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キャラクターが個性的で、画が頭に浮かびやすい。
日常のほのぼのの中に、事件が起こる。
読みやすい。
この商店街、ちょっと覗いてみたいな。
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Read: Summer 2018
Initially purchased at a local bookstore while looking for a horror(?) genre book to read during the Summer. There was little to no "scare-factor", but rather a more heartwarming story which was a pleasant surprise! Seems like there's a manga adaptation/novel series to this, but I wasn't fully hooked onto the entire book.
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「さくらのわすれもの」
自らの死を理解出来ず彷徨う子供。
あまりにも突然の死だと自分自身も亡くなった事に気付かないのかもしれないな。
「ひとつになれない」
苦労の末に選んだ終わりのはずが。
二人で考え決めた道なのに偶然が重なり起きた異変で在らぬ疑いをかけられるのは悔しいだろうな。
「かくれんぼしましょう」
大切な物を隠してまで伝えたかった事は。
自分を見てもらう為に起こした子供らしい事件といえばそれまでだが彼女の想いが伝わってホッとした。
「おさがしものはなんですか?」
子供の頃に食べた駄菓子。
幼い頃の思い出はぼんやりとしていて大切な部分が思い出せなかったりするんだよな。
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昔,シリーズ4冊をまとめて買ってそのまま読まずにいました.こういう小説は何と言うジャンルなのでしょうか.
話自体はとても読みやすいです.軽い気持ちで読み始めて,気分転換にはなりました.
でも情景を思い浮かべながら読むほどには情景の描写が豊かではなく,ミステリーというほどには謎も難しくなく,話の続きがすごく気になるというほど話が面白いわけでもない…という具合です.
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アヤカシも駄菓子屋も好きなので期待してたんだけど…個人的には駄菓子屋、必要ありますか⁇って感じがしました。キャラは一生懸命なんですがイマイチ薄味…続編も積んであるんだけどなぁ…嫌いじゃないけど、ちょっと切ないお話ばかりで。心中とか産まれてすぐ捨てられたとか…悲しいお話がこのストーリーのキモなんだろうけどほんわか気分にはなりきれませんでした。
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調べたら作者はこの本がデビュー一冊目なのかな?通りで文章がまだ若い、というか、表現や設定に抵抗を感じる部分は所々あった。
けれど飽きることなく最後まで読み通せたし、全体的に善意の気持ち漂う文章で、キャラクターの個性もしっかり付けられていたので、機会があれば続編もまた読んでみたい。
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2020.8.31スタート
2020.9.2読了
2020年の⑯
角川ホラー文庫枠だが怖くない。ホラーなのに出てくる人が良い人ばかり。そして駄菓子屋さんが舞台ということで美味しそうなお菓子をいつも食べている。触発された私は鯛焼きを買いに走ってしまったではないか!シリーズ物の第一作目ということで、まだそれほど多くはない主要人物の今の推しは猫目ジローさん。ちゃきちゃきの江戸っ子らしく千葉の印旛沼あたり出身の主人公を田舎者呼ばわりし過ぎなところもイイですね。
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表紙の絵に惚れて購入しました。内容としてはやるせなかったり、切ないお話が多かったのですがさらっと読む事が出来ました。続編も読んでみようと思います。そして、駄菓子が食べたくなる、、、!!宮城出身なのできなこねじり、ピーンときました笑ほっこりとしたお話もあるのがバランスが良いです
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まず風景がイメージしやすくて読みやすい。
作者さん天才では???
息抜きに読んだ本だったけど、最後がちゃんとスッキリしてて「めちゃめちゃ良かった。」で終わる本。
読みやすいし、イケメン出てくるからオタクだったら読むべき。
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「読書」というよりすごく息抜きになる本。
内容が難しくなくて、駄菓子が美味しそう!
品のある水脈さんの言動に憧れます。
知らない言葉が多々あったので、その都度調べて語彙が増やせるといいな。
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このたび晴れて大学生となり、独り暮らしを始めることになった僕―御城彼方が紹介された物件は、東京都狭間区幽落町の古いアパートだった。地図に載らないそこは、妖怪が跋扈し幽霊がさまよう不思議な町だ。ごく普通の人間がのんびり住んでいていい場所ではないのだが、大家さんでもある駄菓子屋“水無月堂”の店主・水脈さんに頼まれた僕は、死者の悩みを解決すべく立ち上がってしまい…。ほっこり懐かしい謎とき物語!
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有楽町に格安で住めると騙された大学生が、アヤカシのいる町で暮らすことになる話。一年と言わずずっと住んだらいいくらい楽しそうです。
駄菓子が食べたい。。
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好きな本上位です。一巻だけでも面白いが全巻読むと本当に好きになります!特に大家さんの推理が明確でいいです。また、幽霊や妖怪が出てきて悲しみや憂いなどを探すという読んでいて心がほぐされるのもいいと思います。
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連作短編。ハートフルあやかし小説。一種の神隠しなんじゃ……と思わないでもないが、そもそも彼方くんは、その条件とそのお値段でなぜ怪しまないのか。実にカモネギだった。優しい大家さんと気さくな商店街のおばけたちで良かったよ。各話の幽霊たちは、死因を思うと少しばかりしんみりする。常世で幸せにというのもなんだかね。水脈さんも彼方くんもある種の同類で、天然記念物のように見えた。猫目さんは本当に鼻が利く。