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郵便局、電気館、日記店に続く、幻想シリーズの第4弾です。
とは言え、本シリーズの各作品群は、
同じ世界観の中に存在はしているものの、
それぞれの作品間には、あまり相関がありませんでしたが…、
(『日記店』に至っては、単行本のタイトルや装丁から、
文庫本化まで、同じ幻想シリーズとは思わなかったくらぃ)
本作品では、
『電気館』の主人公の楠本スミレの又従妹の、
楠本ユカリが主人公で、『郵便局』の青木さんが○○で…。
これで、『郵便局』と『電気館』と本作品がつながります。
一方で、既作品群は、基本的に、
あの世とこの世との境目に怪しく佇む各所を舞台とした、
文字通り、幻想的な雰囲気のお話(世界観)でしたが…、
本作品では、
現実社会(この世)に存在する風変わりな探偵社を舞台とし、
幽霊が見える体質の、ユカリと海彦の中学生コンビが、
成仏できなぃ幽霊たちの心残りを調べて解決していくといぅ、
結構ありがちな、ドタバタ青春ラブコメディーとなっており、
悪く言えば、既作品群よりも万人受けを狙ったよぅな感じも。
でも…、ボク的には、お好きなジャンルですし、
内容的にも、決して悪くはなかったと思います。
既作品群を読んでいなくても楽しめますが…、
時間があれば、『郵便局』と『電気館』ぐらぃ読んでおくと、
シリーズの世界観を感じ取ることができると思いますよんっ!
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女子の前でひどくあがってしまう中井海彦は野球部に所属する中学二年生。ある日、父親から受験のためにクラブ活動を二年生までで辞めるように言われた海彦は、顧問に練習を休みたいと申し出る。急に暇になってしまった海彦は、帰宅の途中、入学時から気になっていた女子の生徒手帳を拾った。小路の先に楠本ユカリ本人の姿を発見し急いで跡を追う。ユカリが向かった雑居ビルの6階は「たそがれ探偵社」と書かれていた。「ここ、幽霊専門の探偵社なの」扉を開けたその瞬間から、海彦のとんでもない二学期がはじまる!
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おもしろかった〜‼︎
幽霊のための探偵社に
臨時雇用される中学生が主人公
…なんだが、あーもう、
細かいことはいいから
とにかく読んで読んで!
おもしろいから
と、いう感じ。
依頼人の大島ちゃん、いいわ〜。
奇しくも2014年11月3日に読んだのが
更に嬉しかった
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あれえ、映画館読んでへんやんけ!文庫で出てるのか。
日記は微妙でしたが(単行本ではタイトルも違うし)、これは好き!映画館も読まねばー。
と、調べたら単行本の電気館が映画館か。ややこし!
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探偵社が舞台とあり、今回はミステリ度も恋愛度いつもより多めでした。ちょっと風変わった青春ミステリ。郵便局で活躍していた青木さんが登場して、オネエ言葉で相変わらずの激を飛ばしたりしてどこか懐かしさもありました。自分の将来を考える年頃の海彦とユカリ。特に海彦はだからこそ悩んでしまったんだなと思います。
郵便局、映画館のメンバーが多数登場しますが、今後が楽しみです。
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幻想シリーズの第4弾。
今までと同じく、場所も職業も主人公も違うのだけれど、他の作品に出てきた人物が登場したり、世界観が同じなので、この本だけでも楽しめるし、シリーズ作としても楽しめます。
相変わらず、ちょっと個性的なキャラクター達の事件が、どう読んでもほのぼのとした印象で描かれていて、独特な雰囲気を持つ作品だと思います。
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幻想シリーズ。
とてもおもしろかったです。
探偵事務所長のお姉言葉を発する青木さん、ユカリちゃんに野球部純情青年の海くん、ツッパリの大島ちゃん。
個性的な面々がいろんな謎を解決していくのですが、ドキドキの展開、ほろりときそうになる終盤、にやっとするラスト。
これは、幻想シリーズの最初に読んだ本と合わせてもう一回読みたい。
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郵便局、映画館、日記店に続く幻想シリーズ第4弾。この探偵社は、郵便局や映画館は言うまでもなく、前回の日記店とも異なる作風だったと思います。
細かくみると話の展開に若干疑問が生じる部分がありました。ですがそれは私が登場人物の心の機微を感じ取れていなかったのかもしれない…。
一見関係ない複数の事件が後半になるにつれどんどんリンクしていくところは面白かったです。第1弾からのキャラクターなども登場し、作品同士がリンクしているのもこのシリーズの魅力だと思います。
郵便局や映画館といったノスタルジックなものではなかったので個人的には残念ですが、一つのシリーズで色々な作風を楽しめるので今後の幻想シリーズも首を長くして待とうと思います。
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幽霊専門の「たそがれ探偵社」で仕事を手伝うことになった中学生の中井海彦と楠本ユカリ。そんな彼らは、15年前に亡くなって、浮遊霊となった大島ちゃんの成仏を手助けすることになるが・・・六歳の誕生日をまえに幽体離脱し、母親に代わって赤ちゃんの世話をする湖々菜などが繰り広げる物語の結末は?
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幻想シリーズの前作までのように軽く読むことができる。普通に生活している中で温和な人が狂気を抱えているのだが、どこかさらりとしている。犯人を捜すこともさほど重きを置いてないような印象を受ける物語だった。
ただ、今作品は主人公に共感できないと言うか、その性格がイラッとするのは私だけだろうか?
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幽霊相手の探偵事務所のお話。
幻想郵便局を読んだので、こちらも手に取ってみました。ちょっと体表年齢が若い作品だなぁと思いますが、そのためさらさら読めます。
2015.4.26
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「自分」を見つけたいときは、この探偵社へ。
ただし、幽霊限定ですーー。
野球部を休部中の中学二年生、海彦は落とし物をした同級生のユカリを追いかけて「たそがれ探偵社」にたどりつく。
そこは幽霊専門の探偵社で、海彦とユカリは、ヤンキー姿の幽霊、大島の頼みを解決することに。
ふたりの通う中学校のある伝説も気になりはじめーー。
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海彦くんみたいなウブいDCとユカリちゃんみたいなタヌキJCはかわいいですね。
あと『幻想郵便局』の青木さん、楠本タツエ婦人、『幻想電氣館』のスミレちゃん、有働さんも出てくるよ。
第三者視点のスミレちゃんめちゃかわ。
今回も定番ミステリしてたな。
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こういうお話、楽しいです。笑いのなかに涙があって幻想のなかに現実があります。青木さん登天郵便局にもどるとか、幻想郵便局も好きです。
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幻想シリーズ第三作。再読。
幽霊専門の探偵社を舞台に、にわか中学生探偵団が活躍。
自分の体と死んだ理由が分からなくてさ迷っている幽霊『大島ちゃん』の死の理由を調査。しかし調べるうちに彼が死んだ十五年前に様々なことが起きていることが分かる。
前作「幻想電氣館」のスミレ、有働も登場。ホノボノしていて良かった。
楠本の大奥様はレギュラーかな。というより楠本家が。久しぶりに青木さんも登場。
登天郵便局のあの人も…と思ったら全然違っていた。
やっぱり不穏な展開もあるが、シリーズの中では一番好きかも。ドタバタとライトなホラー要素が一番上手く噛み合っている気がする。
最新作は再び登天郵便局のメンバーに再会出来るらしいので楽しみ。