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神崎と黒木、二人の対照的ともいえる刑事の活躍が描かれる警察ミステリ連作集。適度に軽く読め、でも軽すぎない絶妙な読み心地です。
優秀で真面目な神崎と、飄々としてつかみどころのない黒木。それでもこの二人のコンビは最強! 思いもかけない(でも実は全部計算されてたのか!)黒木の行動から事件が解き明かされるさまは爽快です。そして黒木の意外な過去と二人の繋がりが明かされるラストにかけては圧巻。とても温かい気持ちになってしまう一冊でした。
お気に入りは「力走」。いや、その先読みは凄すぎるでしょ!(笑)
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黒木は何でもお見通し(笑)。ヨミがバシバシ当たるし、ちゃんと布石打ってるし・・・ちょっとコワイくらい。振り回されてる神崎がお気の毒と思ったけど、時にはちゃんとやり返してたので、まぁいいか。
黒木の一見軽くて、不真面目っぽいところは、心の奥を悟られないための一種の照れ隠しだったのね。
小難しくなく読みやすかったので、息抜きに最適でした。
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警察学校で同期だった二人の刑事が主人公の連作短編。お話の流れはなかなか良くできているのですが、主人公達に魅力がなさ過ぎて、構成の見事さがかなりスポイルされていると感じました。惜しいなぁ。
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相変わらずスピーディーで読んでて気分が晴れる!同期コンビの出会いと、黒木の想いが明らかになってさらに好きになれた。今まではミステリアスだった黒木の素性が明らかになり、いつもはチャラチャラしてる彼がやっぱり最後は一途な人だった。ありがちでありながら、横関さんの世界観に引き込まれるようで、ページをめくる手が止まらない。
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とても読みやすかった。初めての作家で、今野敏に似てるように思った。
「教場」を読んだときにも思ったけど、警察官の同期って、やっぱりすごく特別やねんなぁ。
七話の中では「因縁」と「決別」が好き。
今、池袋の近くに住んでいるからか、親近感を持って読めた。続編が出れば読みたいな。
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#読了。短編集。池袋署に勤務する、型破りだが優秀な刑事の黒木と真面目に理論的に捜査をする神埼。同期の二人が池袋の街でトラブルに対処する。最終話をもっとひっぱって、中編ぐらいにしてもらった方が楽しめたかも。
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7話からなる2人の歴史がわかりすごい同期だなぁと。
黒木と神崎…2人ともいい奴です。
決別が1番好き。
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題名から、ちょっと軽めの警察物という感じだったか
なかなかひねりが効いていて、おもしろかった。
最後の2話、「因縁」と「決別」で
あっと驚く仕掛けがあった。
なかなか奥深い。
それでも重くなり過ぎないところが
横関さんの良さかもしれない。
「チェインギャングは忘れない」もぜひ読みたい。
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池袋が大変だ。猿が逃げ、警察官が人を投げ、他の女と浮気をしそうになると犯人が現れる。謎が謎を呼ぶ事件のそばには、いつも神崎と黒木がいる。頁をめくるたび現れる興奮と感動。六編を終えた最終話で、神崎は究極の二択に直面する。擁護か、決別か。黒木が相棒にすらひた隠し守ろうとしていたものとは――江戸川乱歩賞作家による黄金コンビの狂想曲!
警官だった父が担当したたてこもり事件で人質の子供が黒木
犯人は娘も人質にしていた それが原因で失語症になった
黒木がその娘をいつも見守っていた。週刊誌の記者が盗撮していた 黒木がスマフォを奪い、殴ってしまい検挙
神埼が事実確認 訴えはさげられ辞表は撤回
警察学校時代 マラソン選手が警察学校をやめると言い出した 黒木のしかけたのは机に菊をおき犯人探しをさせた
ガリ勉神埼を仲間も取り込む
地下鉄毒ガス事件で運動会中止 黒木が提案したのはマラソン大会 マラソン選手は練習しながらひったくり犯を見つけスピードをあげた
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4月-7。3.5点。
同期の若手刑事の連作短編。
最終話に向け、ふたりの因縁がわかっていく。
良い方向の因縁なので、読んでいて温かくなる。
もっと読みたい。
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理論派刑事神崎と、直感派刑事黒木。
二人が組むと一筋縄では行かない事件がさらに複雑に!?猿が逃げ、警察官が人を投げ、バーに偶然犯人が登場する。
不可思議な事件を捜査するのは、二人の刑事。
数々の事件を解決した後に神崎が直面する究極の二択。
同期の擁護か、決別か―。
黒木が相棒にすらひた隠し守ろうとしていたものとは。
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最近、横関大さんにハマってよく読んでいる。
さくさく読めて痛快なのでクセになる。
この作品も例に漏れず。
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中高の同級生の横関くんの 6作目。これまでと違い、連続物の短編集。
1編1編が短い分、ちょっと小気味よすぎるきらいはあるけど、ある伏線はなかなかのものだと思った。
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ドラマの原作という事で、ドラマ始まる前に読了。
なかなか良いコンビで、文体も読みやすく。
続編あると良いな。ドラマも楽しみだ。
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2020年9月から山田涼介と田中圭でドラマ化される話の原作。短編7作だが、話は繋がってる。2作目も出てるので、どう脚色するか。このままではドラマにするのは少し難しい。個々の話は短いのであっさりしている。別の云い方をすれば少し物足りない。話数を少なくして、個々の話をもう少し掘り下げた方が良くないかな? 余計なお節介か