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どうやら“うせもの宿”とは、死んでいく人が現世に残してきた心残りを果たして、成仏するための宿らしい。
ということが分かったところで1巻終了。
そして、マツウラ、番頭さん、女将は何を探しているのか。
ところで、あの番頭さんは男なのか、女なのか。
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[客人1~2]では不思議感が勝ってよく分からなかったのだけど、[客人3]からは客人がこの世のものではないと分かってくる。それでも私は鈍いのでかなり後ろの方まで確証が持てなかったのだけど、それが穂積さんの巧さでもあるのだろうな。
で、きっぱり宣告するのが[客人4]の「この宿は/本当は/さがし物が/見つかる宿じゃ/なく…」「持っていきたい物が/見つかる宿なのね…」と言う台詞かな
ここからはっきり、死んだ人の後悔や未練と言ったものがくっきり浮き出されてくる。
[客人5~6]の連作(?)はまた見事。門を挟んだ生者と死者の対比がくっきりして胸に迫る。息子に背を向けたお母さんの一筋の涙の白さ。その次々頁の息子の一筋の涙の白さ。
これはすごい構成だわ。圧倒的。
絵的には、手を抜いてもよいところを手抜きできるようになったのかな。『式の前日』と比べると書き込みが減ったような気もするのだけど、でもちゃんと書いてある。
(偉そうにすみません)
そうして、[客人6]のラストで殆ど種明かしされてしまってるのに、これ以上どうやって展開するんだろう。次巻を待つ。
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「探し物が必ず見つかる」という宿が舞台、表紙のジト目の女の子が女将さんです。
ハートフルな良い話かと思ったら、2話めで「あれ、これってもしかして…」となり、3話で確信。でも、さらにビックリな展開が待っていて、1巻を読み終わる頃には「マジかよ……!」と放心。
もともと短編が素晴らしい作家さんですが、その強みと、「さよならソルシエ」の連載経験が上手く作用してスゲーことになってます。早く!2巻を!!
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なんか漫画とは思えない読了感、、
読み終わってポカーンなった
どういうこっちゃ、、!
今後の展開が気になる作品
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この作者さんのファンなので買ったのですが、さびれた不思議な宿を舞台に巻きおこる少し不思議な話。
昔なかよしでやってた闇は集うのような雰囲気を持っています。
やってくる人たちの運命をわかっていながら見送る切なさがありますが相変わらず人の心の動きがお上手。
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探し物が見つかる不思議な宿に訪れる人たちを描く短編集。
それぞれの探し物への思いが切ない…。
ミステリアスな少女女将や案内人の秘密にも期待が高まります。
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結局、式の前日が一番よかった、
という安易な感想になってしまってごめんなさい。
私にとっては、そういうことでした。
これからいろいろ見えてくるんでしょうね。
女将の謎とかね。
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14/10/14 第1巻読了。同じ作家さんの前作『さよならソルシエ』が好きだったので、最新作も買ってみた。思いを残して死んだ人が、宿で女将さんの助けを借りながら探しものを見つけ成仏していくお話。
15/5/15 第2巻読了。「探しものを見つけたってどうせ死んでるんじゃないか!」っていうセリフが出てきて、思いを残して死ぬってどういうことかなって考えちゃった。。。
15/12/15 第3巻読了。最終巻。
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さすが穂積先生、という感じの一冊です。
式の前日もソルシエも良かったけど、この漫画もとても良いです。
人間の描き方がリアルで、気づかぬうちにスッと感情移入してしまいます。
他の作品同様、空気感に少しくせはあるけれど、それがまた心地いいリズムを作ってる気がします。
続きが早く読みたい。
オススメです!!
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穂積さんの新作「うせもの宿」かなり期待して買ったが、インパクトが弱く、展開を予想できてしまう。はっきり言って物足りなかったが、実は1巻まるまる序章なのではないかという気もする。後半になるにつれ、徐々に話の中心に切り込んでいくところがあった。今までのように短い話の中で切り込んで盛り上げていくものではなく(「式の前日」は短編、「さよならソルシエ」は1話ごとに起承転結がある)、シリーズを通して長い話の中で一つ、じっくり描こうとしているのではないか。それならば、1巻だけではまだこの作品を面白くないと決めつけることはできない。
また、もしかしたら、作者が新しいものに挑戦しようとしているのかもしれない。そういった意味で、2巻を楽しみにしている。
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とにもかくにも雰囲気が良い。先が読める展開、詳しい設定が不明等々そんな細かい事はどうだっていい。読んでいてグッとくる。それがとても良い。
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シンプルいずざべすと!って感じだな。
なんかそうとう構想とか練られてるのはわかるけど、しっかりとシンプルに濃厚に組み過ぎて展開が予想できるのがちょっとだけ・・・。
あんまり長くないなら結構いいと思う。「さよならソルシエ」より長い前提だろうけど。
ただ、このひとどれだけのひとに「会った」ことがあるんだろうか。実際の人とか、物語の中でも。
なんか相当感情がはりついてるから、この作者さんのことはもっと知りたくなる。
(一回書いたの消えたのでこの辺で)
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はじめは、うせものを探すなかで大切なことに気づく短編集くらいな気持ちで読んでいたのだけど、読み進むうちにもしかして、これは?と徐々に気づく展開。
そうか、この世に未練を残している人たちの話なんだと気づく仕掛け。
女将をはじめこの宿の人間たちは一体何を探しているのだろう。意味深で先の展開が楽しみ
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新刊が出ていたので思わず手に取るが。
女将の存在がしっくりこず今一つの感じ。
今後の展開が気になるのであるが。
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どうして、こうも、穂積先生の描く漫画は、私の心を鷲掴みにするのか
文句なしの殿堂入りだ
『女子かう生』とは違った意味合いで、漫画読みとしてのレベルを計られる気がする
ファンタジー色が濃い一方で、どこか、ストーリーやキャラの言動が現実的で、和めるとは言い辛い漫画
ぶっちゃけると、冷たさと優しさの両方を持ち合わせている謎の少女が女将を務める、この宿を訪れる客が何者か、私程度の漫画読みでも二話目で察しが付くのだから、大抵の人も同じく予想できるだろう(未読の人の為に、ネタバレは避けるが)
並みの漫画家が描いた漫画ならば、「設定が安易だなぁ」と鼻で笑い飛ばしてしまっているだろうが、穂積先生くらいになると、逆に同調できそうになった事が嬉しくなる
女将も謎だが、彼女に好かれず、むしろ、ますます嫌われるのを承知で、客を宿に案内し続けているマツウラの正体と真意も気になってしまうトコ
早く明らかになって欲しい、と思う一方で、2巻ではあえて、そこには深く踏み込まず、3巻で一気に加速して欲しいな、とも
本気で思っている事なので書くが、穂積先生はもしかしたら、森下suu先生と同じく、羽海野チカ先生がいる領域に、踏み込める実力を持っている漫画家だろう
個人的に推しの回は、やはり、[客人1]不機嫌な客、だろう