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文庫 120(1998下半期)直木賞 受賞作品 第17回日本冒険小説協会大賞 受賞作品

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みんなのレビュー514件

みんなの評価3.7

評価内訳

504 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

人それぞれの人生

2013/04/25 15:57

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説は、ものすごく大勢の登場人物が出てきます。その一人一人がこの殺人事件にどのようにかかわっているのかが細かく描かれています。
しかし、推理小説という感じはあまりなく、どちらというと現代社会の様々な生きざまを描いた小説という感じです。

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紙の本

内容は難しいかもしれない。けれど、家族について考えてみませんか?

2005/01/28 21:10

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る

「第120回(平成10年)直木賞」受賞作品。
ところが、同じく直木賞候補になりながら受賞を逃した『火車』の評価があまりにも高いため、本書についての評価はネット上ではまっぷたつに割れている模様。ちなみに私は、この手の作品も大好きです。読破するには時間がかかるけれど。

評価が分かれてしまう理由は、あまりにも多すぎる登場人物(この本を読むときは、メモを作成しながら読むのがオススメ)。民事執行妨害、すなわち法律の話(火車は多重債務者でした)、といったところにあるでしょう。

ただ、執行妨害自体は、事件として扱われており、本書のテーマそのものは「家族」です。
この本には様々な家族が登場し、そのひとりひとりの事情(生活、生い立ち、生き方などなど)を、丁寧に描写しつつ、その悲喜劇が綴られていきます。
「家族」は、世の中で一番小さな組織ですが、血で繋がっているゆえに難しい問題を起こすのも事実です。でも、この家族という繋がり、以前よりも希薄になっていませんか?

ニュースで見かけたのですが、家族の団欒時間の少なさが子供の暴力化の原因になっているそうです。
最近は、子供部屋にテレビが置いてあることが多く、テレビはそれぞれで見る。そして見たままの状態で、次の日に学校に行くのが原因の一つではないかと考えられているそうです。
以前は違った。家族でテレビを見て、団欒によってその内容を消化する役割を両親が担っていたそうです。今は、「消化」できていないんだそうです。

思いっきり脱線しました。でも「家族」について考えさせられる話です。そして、すごく難しい作品です。

2度読んだけれど、間を置いてもう1回。
それだけの価値がある本です。

追加;本書の執行妨害として出てくる「短期賃貸借」は、その後民法の改正(平成16年4月1日施行)により廃止されました。

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紙の本

宮部氏が描き続けてきた思いが集まった作品。

2004/12/09 09:35

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:セツナ - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白ことは面白いのですが、それほど騒ぐ程じゃない。
なんて、言い切ってしまっては語弊がありますね。宮部みゆき氏の作品に、この作品から入る人と、今まで読んできた人とでは、読後感に随分違いがある作品ではないでしょうか。

 事件はなぜ起こったのか。
 殺されたのは「誰」で、「誰」が殺人者であったのか。
 そして、事件の前には何があり、後には何が残ったのか。

プロローグを閉める3行の言葉が、この物語を的確に表している。

事件はなぜ起こったのか。現実の事件でも、直接の引き金となる動機は語られる。だか、そのことが引き金となるまでに至った過程を知ることは、余程積極的に事件について情報を集めないと知ることはできない。それに、事件を起こした加害者と被害者、事件に関係者として関わった人たちのその後を知ることもない。当事者にならない限り、世間を騒がせた凶悪事件だろうと、一過的に目の前を過ぎ去ってしまう。
そんな一過的な人物は、氏名があったところで、人としての肉付けなんて何もない。画面や書面をとおした、世界のどこかでおきている出来事の一つに過ぎず、リアルな現実感を持って認識していない。ニュースで知った犯罪の裏に、それぞれの生活があるなんて、真剣に考えたことはありませんでした。

この事件を起こした八代祐司は、他の者には理解できない動機から殺人を起こしている。しかし、生い立ちを辿って行けば、納得はできなくても、八代祐司なりの理由があって起こった事件であることは伺える。そして、この事件の被害者となった二〇二五号の住民にも、それぞれの理由があり一室に集まっている。

今、ニュース番組で取り上げられている事件にも、同じように、それぞれの生活があるのだろう。一体、現実の事件のでは、何があり、何が残っているのだろうか。

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紙の本

時代を先取りした傑作

2019/09/27 21:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

約20年ぶりの再読。前回読んだ時よりも、歳を重ねた分、より面白く感じました。
 高層マンションの一室で起きた不可解な殺人事件の真相をルポ風に追った小説。いくつかの家族の物語を追いながら、事件の真相に近づいていくという構成で、単なる謎解きに終わらず、現代社会における家族の不気味な変容(個人社会化、家族関係の希薄化)を見事に描き切っています。さらに、マスコミ批判も展開。
 いろんな意味で時代を先取りした作品で、直木賞の名に恥じない傑作だとあらためて思いました。

 ところで、数年前から、我が家の近隣の住民が、海外勤務の間だけという条件で、一戸建ての家を賃貸に出しています。一つの家族に貸しているとの話でしたが、日を追う毎に住人が増え、家族では住んでいないことは明らか。つまり、シェアハウス化が疑われました。ゴミ出しもルールを守らないし、近所との交流どころか会話さえなく、不気味な感じでした。最近は、また別の家族に貸しているようですが、またもやシェアハウス化しているという印象で、その家族も訳ありっぽく見えます。「理由」が時代を先取りしていると強く思ったのでした。

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紙の本

理由

2019/07/10 17:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルから想像してたのとは違うストーリー展開でしたが、
すごいな、の一言です。
あとは、単純に、競売って怖い。
いろんなことをする人がいるんだな。

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紙の本

長いけどおもしろい本です

2017/11/05 21:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る

火車と同じように金、ローン、身分といったキーワードが出てくると感じた。フィクションではあるが本当の事件のように読ませるところが作者の素晴らしいところではないか。長いけど一気に読ませる本であり、様々な立場(人)から書かれているため、おもしろい。

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紙の本

構成が斬新だと

2016/09/08 23:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまぜみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

思いました。警察とかの目線になりがちな、犯罪ものでしたが、関係者たちの証言で、なぜ事件に至ったのが、分かるという構成は、楽しかったです。

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紙の本

現代社会に起こりうる悲劇がテーマ

2016/01/27 08:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は、直木賞を受賞しましたが、それだけの価値は十分にあります。ある日、東京の超高層マンションの一室で家族4人の遺体が発見されますが、それらの遺体は調べてみると、どうやら家族ではないのです。一体、どうしたことでしょう。これは現代社会のもつ複雑な構造とそこで生きていく人々にとってまさにいつ起こるともわからない事件をテーマにした推理小説となっています。結末はいかに!ぜひ、ご一読ください。

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2014/06/24 17:31

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2004/09/29 00:48

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2004/09/30 16:13

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2004/10/26 14:20

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2004/11/14 22:06

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2004/11/29 15:59

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2004/12/05 21:55

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