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お仕事、恋愛、家族、仲間といろいろ詰まったお話。それゆえに、それぞれについてちょっと薄い感じがするけれど、ほどよく読めました。一花の行動には、正直納得できんけどね。他の人の仕事を邪魔するなんて最悪。それをさらっと許す鴨居さんにも納得がいかないけど。
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翻訳家という職業に何となく興味があったのと、冒頭を読んで根津神社が出てきたので購入。別の本の続編?らしいけど、その本はお店探したけど無かった。
感想としては、翻訳家の仕事の中身をもっと前面に出して欲しかったと思う。翻訳してる描写はあるけど、少ないし…。タイトルにまで翻訳家の話ということを打ち出している割に、正直、これ翻訳家が主人公じゃなくても成立する話じゃん!と思ってしまった。
前作を読めばまた感想変わってくるのかもしれないけど、今のところ読む気はあまりしないかなあ。
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お仕事小説かと思いきや、ラブストーリーがメイン。主人公は翻訳会社タナカ家で働く女性。同僚や恋人、その娘、そして謎のストーカー(?)との関係性で物語が展開し、この先どうなるのだろうと思わせます。翻訳会社はこういうところだ、と分かるようになっていますが、翻訳についての言及は、お仕事小説と考えると少ない気もします。既刊にタナカ家を描いたものがあるので、そちらも読んでみようと思いました。
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【翻訳ガール】ガール、に違和感。
もっとマシな、というかぴったりくるタイトルはなかったものか
センスを感じられない
もちろん、翻訳はベースにあるけど、
なんか薄い
最初に泉子の印象と
鴨居と付き合いはじめてからの泉子が
あまりにすんなり変わり過ぎて
そこって大切な描写だったのではと…
最後に楽子の話も駆け足というか
さらっとしていて
なんだか…浅いという印象でした
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私の仕事と関係のあるテーマだったので、
興味を持って衝動買い。
ストーリーは...
悪くはないが、飛び抜けて素晴らしくもない。
特殊な業界の話なので、興味深く読めはした。
が、何と言っても人物造形が浅い(- -
登場人物全てが「薄っぺらい」印象で、
どうしても感情移入できない(- -
一応いくつか「事件」は起きるのだが、
主人公の不安も犯人の葛藤も周囲の反応も、
全てが薄っぺらい(- -
主人公のキャラも、印象的なプロローグの割に
第一章でもう全然別人に思えるし(^ ^;
何の伏線にもなってなかったような(^ ^;
もっともっと「練れば」面白くなりそうなのにな、
というやや残念な印象でした。
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「翻訳会社「タナカ家」の災難」の続編。続編と言ってもこの本だけ読んでも楽しめます。
タナカ家社員目白泉子は小説翻訳の仕事を依頼され恋人もでき幸せな一方、ストーカーまがいの行為と恋人の娘に悩まされる。
お手軽に気楽に楽しめる小説。スイスイ読めてよかった。でも前作で万年さんは泉子さんに恋愛感情をもっているような描写があったように思ったんだけど、あれは可南の勘違い?可南と二代目社長のその後も知りたかったんだけどそれらしい話は全く出てこなかったのは残念。
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翻訳を仕事とする主人公、泉子と、彼女へのインタビューがきっかけでプロポーズした、バツイチの鴨居。バイオリンの才能に恵まれた、鴨居の娘、一花。そして引きこもりだけど有能な、楽子。彼ら、彼女らが引き起こす、おかしくて優しいお話。
あまり期待せずに読んだけど、読みやすくて
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「お仕事小説」とあったのに、ラブストーリーの要素が強くて驚いた。
文芸物の翻訳者の方の大変さは、この話からも十分わかる。
あの米原万里さんも、締め切り近くになると、なりふり構わず、お風呂にも入らず、という壮絶な有様だったと言うし。
まあ、そのあたりを赤裸々に描きすぎると、引いてしまう人もたくさんいるのだろう。
エンタメとして絶妙な配分、なのかな。
およそ250ページで、あっという間に読める。
その割に、内容てんこ盛り。
婚約者鴨居と娘一花のこと、引きこもりのアシスタント引田楽子のこと。そしてヒロイン泉子へのストーカー事件。
ヒロインの造形、最近はこういう、有能で美人だけど媚びないというか、愛想がないタイプが流行なのだろうか。
「舟を編む」のかぐやさんもそのタイプだし。
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翻訳会社「タナカ家」の有能社員目白泉子が海外の作品を翻訳する。インタビューをとおして知り合った恋人の娘が家に乗りこんできたり、ストーカーの被害にあったりしつつ、頑張るお仕事小説。
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「翻訳会社田中家の災難」の続編ではあるが、表紙のテイストも題名も前作を踏襲していない理由は読み始めてなんとなくわかる。主人公も泉子となり「田中家」が物語の中心ではなくなっているので続編ではなくスピンオフ作品的位置づけです。
前作では翻訳業について、ある程度紹介があったが本作ではあまりなし。お仕事ではあるが、短納期の大きな仕事が身の回りのトラブルでピンチに陥る単純なストーリーです。
彼氏の娘、一花が終始騒動を起こして苛つかせる。前作では泉子に想いを寄せていた人がいたのだが、今回は黙殺されている。泉子のキャラは冒頭に客観的に紹介されているのだが、その後の行動とはあまりマッチせず、キャラ設定がいかされていない。泉子への嫌がらせ犯の謎解きが終盤で明かされるがイマイチしっくりこないかな。前作同様、読みやすく一気に読めます。
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一人孤独に生きてきて、初めてくつろげる場所を得た。
まったく気にしてなさそうな、淡々とした主人公ですが
出会いが濃いのやも知れません。
しかし彼氏の子供…も、後で分かってきますが
愛情を試さずにはいられない駄々っ子。
やった事に関しては、当然許さなくても当然かと。
一歩間違えば、賠償金問題も出てくる話ですし。
主人公が淡々としているせいか
全体的に淡々としている感じです。
おかげで、それ以外の人が
ものすごく動いている気がします。