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会社のリーダーに薦められて購入。
「利益は健康な身体から出るウンチである」という言葉は共感できる。会社は「何のため」「誰のため」にあるのか、少なくとも利益のためにあるのではない。
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本当に良い会社だなぁ。社員となる人間が本当に幸せになることが重要なんだけど、今の社会システムの中に入り込んでしまうともうそれでは成り立たなくなってしまう。
いかにリスクを回避して長く会社を存続させるかがトップの仕事なんだよね。それを真面目にこなせるかに経営者の腕がかかっている。今の企業家には到底無理なことだろうな。
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塚越社長の非常に誠実な経営思想が伝わる本だった。
「印象に残った言葉」
二宮尊徳
遠くをはかるものは富み、近くをはかるものは貧す
健康な会社であれば利益というウンチは自然と出る。だから利益を出そうと思えば健康な会社を作ること。
大切なのは商売や経営の面で正しい理念で結ばれていること。
唯物論と唯心論
会社経営の要諦はファンづくりにあり
掃除は物言わぬ営業マン
幸せになる一番の方法は人に感謝されること(利他)
100年カレンダー
人の評価は能力ではなく努力。
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久し振りの伊那食品関連著作。尊徳翁の「遠くをはかるものは富み、近くをはかるものは貧す」から、会社があるべき姿を描き、ブレイクスルー思考による実践を積み重ねてきた著者だから語れるものがここにある。
「利益は健康な体から出るウンチである」
「例えば、ある池があって、その前に「立ち入り禁止」の札が立っていたとします。今、その池で子供が溺れていたら、どうしますか。「立ち入り禁止」に従って、見ているのが正しいのでしょうか。違います。飛び込んでいって、溺れている子供を救うのが正しいはずです」
「変えるべきは「下駄から靴」という商品です。変えてはいけなかったのは、「人びとに快適な履物を届ける」という商いの理念です」
今、この瞬間からから始められることを思い描きながら...。
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3年間、会社員として働いてきた経験と照らし合わせながら読んでみた。
社員が前の年よりも幸せを感じて働けていることが会社の存在意義、売上や利益は目的ではなく、社員の幸せを守るための手段という考え方には大いに共感。
売上や利益、新規出店、数字の追いかけ、結果が全ての世界でやってきて、そこに楽しさややりがいを感じるときもあったけど、利益を求めることが子供の幸せ、社員の幸せにつながっているのか?
疑問に思うこともある。
頑張れば頑張るほど、仕事の量や時間が増える。
給料は上がるけれど、健康を損なうし、そんな状態で授業をしても、生徒のためになるのか?と思ってしまう。
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「利益は〇〇〇」という言葉、これを本心から言える経営者は少ないのではないかと思うが、永続する企業の秘訣だと感じた。
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コンプライアンス、過剰な品質管理、、、今の大企業は性悪説に基づいたCommand & Controlで閉塞感の中で業務をしている私たち。
社員を信頼し、彼らが「前より幸せになった」と言い切れる事が成功の物差しだろう。それには性善説に基づいたCollaboration & Communicationが成り立っているからだろう。
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とても日本的な感覚に重きを置いた経営者、塚越寛さんの著書。
発行当時はリーマンショックで経済がガタガタだった時なのだろう。
アメリカ的な個を中心とした成果主義やそこから派生する若者の思考などに警鐘を鳴らしている。
性善説で社員を受け入れ、社員の幸福度を会社の指標としていること。
コストなどではなく信頼できる相手とビジネスを進めること。
自賛したくなる会社であることは大いに理解できた。
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単なる非上場の中小企業経営者の理想論なのか、それとも時代の先を進んだ経営なのか。100年後に答えがわかると考えたとき、自分は後者ではないのかと信じたい。
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経営者のみならず社会人全てが読むとよい。立派とは人に迷惑をかけない事。これすら出来ていない、自分のことしか考えない惨めな人間にならないよう心がけて生きていきたい。