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とても文章は綺麗なのだけど、淡々とした日々と主人公のなんだかわからない心情に後半読み進めるのが辛かった。
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たまには、
と思ったんだけど、向いてないかな。
とにかく読み切るのに時間がかかった。
作中のどの人物にも肩入れできなかったし、
ラストも今ひとつ好みじゃない。
俺には向かなかった。
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突き刺さる言葉、まだ痛みを感じることができるなら。
自分を映す鏡になってくれるのは、自分のなかにいる
もう一人の知らない自分。
とてもゆっくりと、でも確かに忘れていく大切なこと。
いまを見る、明日を見る、過去を見続ける。
信じる気持ちがあれば。
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冬子と三束さんが出会い、心を交換し合えたこと。
みじかくとも、その奇跡みたいな美しさをうらやましく思う。
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(レビュー・感想というより、読むに至った経緯)
平台に置かれているのを発見。題名に惹かれて読むに至る。
"選ぶこと"をしなかった主人公が、
恋したおかげ(?)で自分の道を進みだすお話。
切ないけれどそれも恋。
愛していたら、なんでも、よかったんだろうか。
例え相手が嘘をついていたとしても。
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ゆっくり読み終えた話でした。
仕事してお酒飲んで…昼間から飲んで。
自分もある時期そんな生活をしてた時を思い出しました。悪い事ではないと思う、
そうでもしてないと自分をコントロールできず。
今はすっかり生活に慣れ、冬子さんと重なった部分に共感した話でした☆
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「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。私は、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信が持てない、誰もいない部屋で校正の仕事をする、そんな日々の中で三束さんにであった--。芥川賞作家が描く究極の恋愛は、心迷うすべての人にかけがえのない光を教えてくれる。渾身の長編小説。
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水筒に日本酒を満たして、冬子さんは外出する。
光と色の関係は、冬子さんと三束さん、双方の関係性であったのかもしれない。
三束さんは、冬子さんよりずっと年上の年配の異性だったけれど、彼女のわずかな光を受けとめ、わずかに反射するその色を彼女に見せてあげることができた。
一方で三束さんも、冬子さんの心の拠り所となっていくにつれ、彼自身の光も受けとめられ、反射する光のなかに語られることのなかった彼の姿を見せてもらえたのだろう。
すべて真夜中の恋人たち。
ショパンの子守唄が聴こえる。
20141206
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今日本屋で買ってきたのだが、すでに以前図書館で借りて読んでいた…。
その時のレビューはこちら。
http://booklog.jp/users/leepon/archives/1/4062172860
読みながら、静かに泣いた。
三束さん、と冬子が呼ぶたびに心がきゅっと絞られた。
ふたりは、光のことについて真剣にしゃべる。
そこだけが照らされているような。
忘れられていく日々の、確かな愛しさ。
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ひらがなと漢字の独特なバランス(アンバランス?)が目をひく。主人公の不器用さ、周囲の猥雑さ、どこかみんな生きづらさを抱えている感じ。。etc。その痛みが、空気感や温度まで伴って、拒否したいぐらい生々しく伝わってくる。静かながら圧倒される文章でした。
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途中まではまぁ普通だったのに、最後らへんたたみかけるように変わっていくのがすごくて固まってた。ひらがなと漢字のバランスがすてき。
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平日はとても過ごしにくいのに、休日はすごしやすいな、と最近感じていて、平日は比喩ではなく、息が詰まって苦しくなる。でも休日は頭がぼんやりしていても、どもっても、誰にも叱られないし、過ごしやすいなと思っていたけど、それは迎え酒に始まり、一日中お酒を飲んでいるからかもしれない。
主人公の友人の「聖」という人物の口調が、村上春樹のノルウェイの森の「緑」に似ていた。ある種の傲慢さにはうんざりしているんだよ、といった表現も似ていると感じた。夢の中の性行為で、自分と友人が入れ替わるところは色彩のない色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年や、ねじまき鳥クロニクルに似ていると思った。
パクっているといっているわけではなく、同じような状況を描いても、いろいろな小説で、いろいろな表現があり、それがまた、私の世界に奥行を与える。
村上春樹の小説に出てくる、バンバンいろいろなことが決められちゃう女の子(パン屋再襲撃の「妻」や緑ちゃん)に、戸惑いを感じるように、主人公も戸惑いを感じ、ある種の傲慢さといった理解できるか理解できないのか、はたまた理解されることを求めているのかどうかもわからない表現に、振り回される。
といった点に共感した。主体がないことと、主体がないように見えることは違っていて、主人公はほかの人に指摘されるように主体がないわけではない、あなたの前で出す必要を感じてないだけ、と、主人公に代わって伝えたいと思う私も、主人公の主体を認めていないのかもしれない。
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人との関わりをもつのが苦手な冬子に感情移入しすぎて、時々胸が痛くなった。冬子が三束さんと会う場面がとても好き。
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とても、孤独な恋愛の話だった。
恋愛に対する人の心の弱さや、怯えのようなものが綺麗な文体で繊細に描かれている。
ストーリーは鬱々とした片思いを中心に描かれているが、光や音をモチーフとした詩的な表現で書描かれており、爽やかな気持ちで読むことが出来た。
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最後はあっという幕切れ。
ハッピーエンドなのかどうか、よくわからないが、ハッピーエンド風の終わり方。
ミステリーのようで、謎解きもない。
寂しい独身女性の物語か。