紙の本
日米の捕鯨対比
2024/01/02 14:48
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
章ごとに、万次郎視点と残された家族視点 捕鯨船の乗組員視点 などが入れ替わリ、万次郎の軌跡が多面的に描かれていて興味深い。特に土佐沿岸での日本の漁師の捕鯨ぶりをアメリカの捕鯨船が見物するシーンはとても面白い。ただ万次郎の造形があまりにも長所ばかりなのが帰ってリアルさを残っているか。
投稿元:
レビューを見る
ジョン万次郎の生涯を描いた歴史小説の第2巻
万次郎がアメリカの捕鯨船に救出され、捕鯨船の船員となりアメリカ本土の港に行くまでが描かれる
万次郎の子供らしくいろいろなことに興味を持ち、捕鯨船の船員から、かわいがられる姿が目に浮かぶ様。
一人前のウォッチマンとして成長した万次郎は、アメリカ大陸で何を見る、何を考えるのだろう。
投稿元:
レビューを見る
第2巻。
米捕鯨船に救助されてから、クルーと打ち解け船員となり、米本土上陸(寸前)まで。
時間が行ったり来たりで、ちょと読みにくい。
投稿元:
レビューを見る
仲間と共に出漁した万次郎は嵐に遭い、無人島に流された。5ヵ月後、アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号により救助された5人だが、鎖国中の日本には送られず、ハワイに上陸することに。出帆の日、万次郎はホイットフィールド船長に打ち明けたある決意を仲間に告げる。日米にわたる歴史大河小説第2弾。
投稿元:
レビューを見る
幕末維新期に通訳として活躍した、ジョン・万次郎。
その伝記小説の第2巻です。
第1巻の終わりに、米国捕鯨船に発見された、万次郎。
一緒に漂流していた土佐の漁師4人とともに、捕鯨船に連れて行かれます。
人手が必要な捕鯨船に、船員として乗せてもらえることになった5人の漁師たちが、この捕鯨船の中でどのように過ごしていたかが、この第2巻で描かれています。
限られたスペースの中で、見たこともない外国人たちに囲まれ生活する、土佐の漁師たち。
自分たちの身を案じながらも、「役に立たなければならない」という気持ちを持ち実行することで、船員たちとの距離を縮めていきます。
中でも、利発で遠くを見渡せる目を持つ万次郎は、重要な戦力として認められていきます。
またこの第2巻では、当時の米国捕鯨船がどのような鯨漁を行っていたのか、躍動感のある表現で描写されています。
文庫版で出版されているのはここまでのようなので、第3巻の発売を、心待ちにしたいと思います。
『ジョン・マン1 波濤編』山本一力
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4062779501
.
投稿元:
レビューを見る
鳥島で救助された一行はハワイに着き、万次郎はジョン・ハウランド号に残り他の4人はハワイに残ることになる。万次郎がジョン・マンと呼ばれるようになるまでのお話。宇佐浦の漁師仲間や生存を信じる網元、中ノ浜の母の様子も語られる。日本には外国船が近寄れないこの時代を、万次郎はどう生きて戻ったのか‥‥
投稿元:
レビューを見る
なるほど、こうやって渡米を果たす訳ですね。今で言うところのイメージとは全く違うニュアンスを持つ”ハワイ”も、当時の様子が浮かび上がってくるようで楽しかったです。ジョンマンっていうタイトルの意味も明らかにされて、これからいよいよ彼の大活躍が始まるんでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
幕末のジョン万次郎を取り扱う大河シリーズの第2巻。
米国にたどり着くまでの半生が描かれている。
早く次が読みたい。
投稿元:
レビューを見る
2011年発行のこの太洋編から読み始めたが
面白かった!
あの有名なジョン万次郎の物語を長編作に仕上げてある。
この本は、鳥島に漂流後、仲間の5人と共に
アメリカの鯨油を取るための捕鯨船に救助されるところから
始まっている。
異文化の漂流者をジョン.ハウランド号のクルーたちが
いかに扱い迎えたか。
ホイットフィールド船長の等しくまっすぐに人を見抜く目、
リーダーシップ、これは大きい。
人と人の間には、言葉よりも心が大事だったのだろう。
どんな風に迎えられ、同じく働き仲間になったのか。
このシリーズ
ジョン.マン 波濤編、太洋編、望郷編、青雲編、立志編、
なんと5冊も!第1巻とも言える波濤編を
予約したのは言うまでもありません。
投稿元:
レビューを見る
ジョン・ハウランド号に助けられた万次郎たちが、言葉も文化も異なる環境に戸惑いながらも、手探りで船員たちと交流を進めていく過程が描かれている。ラストの捕鯨シーンは圧巻だった。
投稿元:
レビューを見る
万次郎達がアメリカの捕鯨船に救助されてからの話。言葉のわからない船員達と打ち解けて行くには、誠実さが大事と言うことを教えてくれます。日本人は、こうありたい。