紙の本
りくりく
2017/03/04 21:36
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投稿者:あとむん - この投稿者のレビュー一覧を見る
批判的だけど、愛を込めての部分もあるのかと
攻めきれない部分に憤りを感じたり、手を出せない分野があったり、買収で増やしていったり
1兆円の借金から返すってのはやぱすごいのかなと
離れて行く人が多いのも事実 コネと資金が得やすいから
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人材輩出企業、高い営業力、ブランド、モチベーション・テンションの高さ、新規事業……。
世の中に流通するリクルートのイメージについて、OBであり顧客企業経験者という視点から、「それらはもはや幻想ではないか」と切り込んでいる。
痛烈な批判であると同時に、リクルートへの強い愛も感じる。そこから見てとれるのは、この会社はやはり、強い遠心力と求心力をあわせ持つ集団なんだということ。
リクナビの功罪のパートは、この世界に身を置く自分にとって、それはメーカーだけの責任ではなく、関与する事業者すべてが考えなくてはいけない問題だと感じた次第。
なんと言っていいかちょっと言葉に迷うけど、うん、面白い本でした。
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リクルートというものに関してCMのイメージぐらいしかない僕が読むとそういう会社なんだなとわかるが、常見さんも先輩やOBなどに書いた方がいいと言われたと書いているようにどこか苦悩しながらも書くべきだと腹を決めて書いているのは伝わる。僕はまったく関係者ではないのでどの辺りの事がこのタイトルや内容で身内だった人が反応するのだろうかとは思う。あげあげテンションでノリノリな社風というか、そういう人たちの会社は出て行って批判するものには厳しいのだろう。
これを書いた事で常見さんは次に行けるのかなと思ったりもした。
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完全に主観的で納得感を感じる部分は少ない
マイナスばかり取り上げるのはフェアじゃないし、本人は上場を経験してないのに、上場したらどうなるかわかるか?
という最後の偉そうな発言はなんなのだろうか
非難ならば居酒屋でやってほしいです
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【学び】
・間違いなく「仕組み化」にシフトしている
・提案力ではなく、やらせ切るマネジメント力の高い企業
・一兆円の赤字を返してきたため、金には極めてシビア。金にする力は強いが、その先に誰にどんな価値を産み出すのかということが大事。
【所感】
近年のリクルートが「仕組み」で勝つ戦略に思い切りシフトしていることがよくわかる。自分は競合で働いているが、IT投資、量とスピードの戦略は肌で感じるところ。筆者は玩具メーカー人事の頃に知ったのだが、物事の本質を掴みにいく姿勢と恐れず主張する姿勢は好感が持てるが、やや何事も批判的に捉えすぎの部分も感じた。
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1社目が同社グループ出身者で創業された企業で興味あったので手にした。確かに同社への幻想は一定層にはあると思う。仕組み化するのがうまい会社だなという印象を同社に持っていたが、それを裏付けるような話が、主観的に嘆きモードで進んでいく。また利益至上主義と自己中な営業を強引にすすめつつ、武勇伝に昇華するのは不変らしい。筆者の主観が多いが、同社グループ出身者が関連する企業で働く人たちは、1度読んでみてもいいと思う。
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リクルートに対する著者の愛憎半ばする感情は伺えるが、その感情のトレースを見せられることにどれだけ需要があるかは疑問。
とりあえず私には必要なかった
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元リクルート社員の今のリクルートに対する考察をした一冊。
本書を読んで、日経の記事と筆者の考えの比較は興味深く感じました。
自分もリクルートに対して営業力の強さや人材輩出企業であること、新規事業を創造しているイメージが強かったのですが、著者が各章で指摘している内容は確かにと思うところは多々ありました。そして、筆者のリクルートへ危機感と期待を感じました。
本書でも書かれているように同社が今の日本の大企業と同じく、IT化やグローバル化の波に飲まれ、今般の上場に至ったというのであれば非常に悲しいことだと自分も感じました。
昭和の時代に築き上げた情報誌ビジネスでの企業と顧客を繋ぐビジネスモデルに続く、IT社会でエッジの効いたリクルートらしさのある事業を興して欲しいと思い、そして、それが著者の同社に対する提言ではないかと読んで感じました。
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10年前のリクルート的ノリを思い出した。
楽しいし、魅力的な側面もあるけれどそればかりではない、という視点を社会学の見地から書かれていることも興味深かった。
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世間がリクルートに抱いている良いイメージ(幻想)と実際の姿に大きなギャップがあるのではないかと主張し、若者を中心としてその幻想に惑わされることに警鐘を鳴らす本。
しかし、筆者の主観的な想いや意見が強すぎて、客観的な分析が少ないところが残念であった。さしずめ、リクルート関係者やOB・OGが集まった飲みの場で交わされる会話の集約本といったところか。
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元リクルートの人による本というとリクルート賛美が多いが、この本はリクルートを批判している。そこが初めて読むもので面白い。ただ一個人としての意見という側面があまりに強く、限りなくエッセイに近い。
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「リクルート」という会社に対して社会が持っている幻想を疑う。常見さんの、かなり気合の入った作品だと見られる。
わたしはリクルートを称揚しているわけではないのですが、社会的には、「きらきらした」会社やと見られてるのでしょう。こういうのは、リクルートに限った話ではないけど。じっさいのところ、どうなのか。一人ひとりが考えないとねぇ。
最後のあとがきに、著者の熱がこもっていて、いい読後感でした。
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就活でお馴染み常見さんの本。話を聞いたりブログを読んだりはしていたけれど、本は初めて。
藤原さんの「リクルートという奇跡」はリクルートへ骨を埋めるぞ!という気持ちがひしひしと伝わってきたのに対し、リクルートdisが強いなと感じる本だった。もちろん愛のある批判だし、賛美本じゃないことをわかっていたから読んだのだが。
女性は喫煙者が多いというようなことが書いてあった。これはきっと今もそう。週末夜の丸の内南口のトイレには、社員証とタバコがよく忘れられている。
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結局興味深く読めたのは著者のリクルート在籍時の話のみ。そこは自分で体験したことだから言葉に「厚み」がある。それ以外の、第三者目線からの批評はほとんど素人。CM批評については思い込みが強すぎるし、昨今のリクルートの経営批評はあまりに表層的。大学の社会学部の学生の卒論を読んでいるかのよう。ブロガーに本は書けないんだなあと、そんなことも考えた。
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元リクルートで働いてた方の暴露本的な色んな観点から捉えた本。
ここまで書くのはすごいんじゃないかな。
下記は抜粋メモ
リクルート話法やトーク開発があるのが面白い。人を煽り、時には脅迫するような話法だったり、営業の場面で顧客を説得する、納得してもらうための営業トークを開発する。
また実はリクルートは最強の営業集団と言われてるが本当にほうなのか、そうは思えなかった。商品、知識のサービスが弱くヒアリングも雑、提案も弱いのではと感じていたとのこと。
営業力が高いのではなく営業マネジメント(目標設定、行動モデルの設定、それらの徹底)が強く、いつも頻繁にやって来るリクルートの営業イメージをつくってるのではないか。