紙の本
世界は広い!
2015/01/26 22:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イエグチ レイコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界は広い。
びっくりする本も多かったが、人間の好奇心、興味の広がりはすごいと思った。
ハマザキ氏の案内もクールで、紹介しておきながら時に厳しい言葉もあり、悪くない。
それと同時に本として記録しておきたいという人間の本能を垣間見た。
書店に並んでいる本はどれもつまらない。などと思っている人は是非手に取ってみては?
読みたくても簡単には手に取れない本が多いのもタイトル負けしていない。
紙の本
読みたくなったり、ならなかったり…
2017/03/31 15:06
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投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯の「エログロ」がまず目に飛び込んでくるのことや、
最初に紹介されている一冊が嘔吐物の写真集なこともあって、
「これは読めないや」と思う方もおられるでしょうが、
しばらく我慢して読み進めてみて下さい。
「ふ~ん」「へぇ~」「ほぅ~」という気持ちがわいてきます。
確かに帯に偽りなく、エログロも多いですが、
なかなか勉強になる一冊です。ぜひ続編を期待したいです。
紙の本
珍書直接全部読むよりはコスパいいかも
2023/02/28 02:48
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゆる言語学ラジオで何度かあげられていたので気になり。
毎日発行されるほぼ全ての新刊をチェックしている作者が2000年からこの本が発行される前年(2013年)までのあいだに発行された本の中で珍書と思われる本を茶化して紹介する本。
暗黒通信団が好きなのはよくわかった。
珍コラムで珍書や新刊チェックのやり方が書かれていて、人によってはそちらの情報のがありがたいかも?
一通り目を通したけど、何が紹介されていたか全然思い出せない。
警察しか買えない職務質問の指南書とかは面白そう。
だじゃれ好きだから水野さんが気に入ったのかも。
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奇書珍本に関する本はいろいろあるけど、この本はトンデモ本やサブカル系、フィクションや稀覯本を外した上でのチョイスというのが良い。「怪書・エログロ・発禁本」という帯のアオリはちょっとミスリードのような気がしていて、むしろイグ・ノーベル賞のノリで読むのが吉。至って真面目に作られているけど、そこはかとない珍奇さが何とも良い。
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<目次>
まえがき
第1章 珍写真集
第2章 珍図鑑
第3章 珍デザイン集
第4章 珍造本
第5章 珍理工書
第6章 珍語学書
第7章 珍人文書
第8章 珍医学書
第9章 珍エロ本
第10章 珍警察本
<内容>
何で出版したのか?中には意図的な、中には真面目な、中には天然な、「珍書」が目白押し。では、ここに掲載されたものを全部読みたいか?と聞かれると、NO!だ。たとえば、死体の写真集、排便・排尿・ゲロの写真集。アメリカ独特の看板集、ただただ性器のアップ…。なかには、警察の職質テクニック集などは目を通してみたい気もするものも。後はこの本に細かく載っている、サイトや本屋などを巡ることですね…
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世の中にはこんな本もある!と知っておくことは本の世界を知る上では必要なこと。
実際に買うかどうかは……さておき。
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「読んでみたい」「ながめてみたい」本はあまりないが、ネタとしては十分に面白い。一冊だけ「珍書名」で取り上げられていた本を読んだことがある。「世界一の映画館と日本一の…」内容はとってもまともでした。
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年に8万冊は刊行される本を全てチェックしている兵(つわもの)で今回の企画にあたり2000年から遡ってゆうに100万冊をチェックした結果www(2ちゃんまとめ風)
全てを読んでいるわけではないと思いますが、新刊全てにざっと目を通している超人ハマザキカク氏。その中から選りすぐりの『珍書』を紹介。
一発目の『ゲロの写真集』に感動。すごい。あーすごい。『童貞が教える妹とお風呂に入る方法』などなど、あーすごいわ、もー。こういう駄目企画が大好きな私は是非目を通したいものばかりで心が震えが止まりません。クスクス笑える所もありましたが、一発目の紹介本の圧倒的な輝きのギャップで途中中だるみ感もあって☆三つかなと。
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薦められている本も、さすがになるほど珍書揃いだし、ただ珍しいだけじゃなく、読書意欲もそそられる本が多くて、思った以上に楽しめた本。最初本屋に並んでるのを見た時、ちょっと惹かれたけど棚に戻して、でもその後、書評とかで数回目にした結果、やっぱり読んでみたけど、正解だった。
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○数々の珍しいテーマの本を紹介した作品。
○結構下ネタ系、グロい系が多いような印象。
○総じて、著者のセンスや意義が見いだせなかった。
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ここで紹介されている本の95%は存在すら知らなかったわけですし、おもしろいといえばおもしろいのですが、ちょっと私の趣味からは外れている本ばかりなのが残念でした。こんなタイトルの本を手に取るぐらいですから、私もけっこうヘンな本は好きです。ただ、この著者によると私のお気に入りの「ダムマニア」「ときめくカエル図鑑」「ピクトさん」程度では、誰もが知っているありきたりなヘンさにすぎない、みたいです。もっとすごい、究極の珍本を!とはりきりすぎて、いきなり手の届かないところまでイってしまった感じがします。載っている本の半分以上が手に入らないのもつらい。まず初級編があって、それから中級編があって、最後にこの本があればよかったんですけどね。選出がエロとグロに偏っているのも残念です。
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新刊をすべてチェックしている著者による、本の作り手は概ね大真面目だけど端から見るとおかしい書物100冊を紹介した本。
円周率が百万桁乗っているだけのπという本。いろんなゲロだけ集めた写真集。鉄道の音の出方を種類(?)ごとに分析した書物。国会図書館でも見れなくなってしまった警察のハウツー尋問。加えて、エア珍書(ありそうな題名の思わず中身が見たくなる架空の珍書)など、コラムも充実している。
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著者は日常的に新刊図書情報(月刊6000冊あるらしい)を確認しているそうだが、本書を書くために100万冊の書誌情報を確認したという。
本の世界の奥深さを感じざるを得ない。
読書家の世界も上には上がいるものだ。
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タイトルの通り、珍書の紹介本。著者は日々出版される書籍の新刊情報を定点観測しており、その中から面白いものを紹介している。
紹介されているものは、ちょっと趣味と違うなというものも多かったが、この本をきっかけに読んだor読みたいと思った本もある。
・『jp0205』松江泰治
・『九相図資料修正 - 死体の美術と文学』山本聡美、西山美香
・『音と意味が類似した英語と日本語』石金勇雄
・『可逆語を探す』酒井芳徳
・『不動産取引における心理的瑕疵の裁判例と評価』宮崎裕二
・『Encyclopedia of Flowers 植物図鑑』東信、椎木俊介
本の紹介だけでなく、著者がどのように珍書を探しているのかをコラムで説明しており、これも面白い。「図書館流通センター」なんてものは初めて知った。
あとは中野ブロードウェイの書店「タコシェ」にも行ってみた。
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いやー、世の中にはまったくヘンな本があるものだ。つくづく感心する。大真面目に作られているのに(たぶん)、結果的に妙なものになっている「珍書」がたくさん紹介されている。
やっぱりインパクトが大きいのは写真集だ。特に医学関係。「本書の中でも最も衝撃を受ける究極本が揃っている」「仰天するような写真ばかり」「見るにはある程度の覚悟をもっていただきたい」だって…。図書館で閲覧するしかない本もあり、著者が国会図書館でコピーを頼んだ時の話が可笑しい。女性の図書館員に、ケガをした性器があらわになった写真を差し出すのはさぞや気まずかったであろうよ。館員の方は手慣れた様子らしいが、それでも、ねえ。
しかし、私が一番すごいと思ったのは、著者ハマザキカクさんの本探しの徹底ぶりである。珍本紹介の合間に、コラムがいくつか挿入されているのだが、珍書より何よりこっちの方が面白いんじゃないかというくらい。本書を書くにあたって「日々記録していた珍書リストをチェックしてみたのだが、なんだかもの足りない気がしたのと、元来の網羅癖に火がついて」2000年にまで遡って日本で出版された本を全点総ざらいしたのだそうだ。その数ざっと100万冊。はぁ~。
全点チェックと一口に言っても、すぐ想像がつくようにことはそう簡単ではない。その方法も結構詳しく語られているが、いやあ、私はもうおなかいっぱいです。すごい世界があるものだと感心するばかり。著者は新刊速報もやっていて、その道の達人たちのツイッターアカウントなども紹介されている。しかしまあこの方たち、いったいいつ本を読むのだろうか?