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紙の本
古田織部の茶道に迫る。波乱万丈の人生を語る本ではない。
2018/02/24 19:50
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投稿者:照月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京国立博物館の考古課長(出版当時)を務めている矢部良明氏の著作である。
古田織部は、戦国時代の武将にして、千利休の亡き後、その跡を継いで茶の湯の天下一宗匠となった。
しかしその後に、豊臣側に内通したとされ、自害させられた。
もっとも本書は、そんな古田織部の波乱の人生を追った本ではなく、あくまでも「古田織部の実像に迫り」、古田織部の茶道をまとめたものである
そもそも、一般的に、「千利休の跡を継いだ」と言われているが、生け花のような家元制度が当時あった訳はなく、実力と名声に押されて、「千利休の跡を継いだ」と言われている人物である。古田織部に反発する人物もいなかったわけではないのである。
「茶の湯に新奇の流行を巻き起こした武将」
「桃山文化を演出したコーディネーターとして類いまれな才能を発揮」
とある。本書にある写真でも、古田織部の奇抜さがわかる。
桃山文化の実像に迫る一冊である。
ちなみに表紙の皿の写真は、もっと大きい方がいいのではないか、と思った。
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