紙の本
考え続けるための本
2015/12/31 17:24
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投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「それでもわたしたちは,考えることをやめるべきではないだろう.考えることをやめた瞬間,本当の意味での”自分の人生”を手ばなすことになる.」 論理の限界を明確に抑えつつ,論理の必要性を説く.感情的になることがあることも踏まえつつ,論理的に考えるための方法を伝える.文字にして,読書をし,議論して,ようやくチカラがつく.思考したと言えるのは,そこから先のようだ.まだまだ道は遠そう.でも楽しそう.
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常識や主観に流されない。自分で考えるためには、一旦判断を保留し、問いながら本を読む、他人の様々な意見を聞く。
主張されている内容が薄く、思考のチカラがつくようには思えない。(という感想は主観に過ぎないので、各自が自ら考えるしかない。)
15-7
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話題について今まで観点の見方がわからずにただ聞いているだけであったものが、この本により話題の趣旨をどのような観点で捉えればよいのか分かることができた。
また、3段論法は、「大前提-小前提-結論」考えることだというこが分かった。
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〇論理的に考える「思考のプロセス」
三段論法に惑わされるな
A→B,C→AならC→B:正しい
A→B,C→BならC→A:間違い、だが気づきにくい
論理的に正しいものと現実は異なる
→論理的正しさのみに支えられているものは現実によって破壊されるもろさがある
「人間が存在しているときは死はここにない。
死がここにあるときは人間は存在していない。
だから死は人間にとって無関係である」
現実は死にじわじわと向かっていくことによる悲しみ、不安などが存在し
無関係ではない。
〇すべての「考え」は「言葉」から生まれる
たくさんの言葉を知っているかどうかは、物事を考える際に大きな役割を果たす
語彙・経験・想像力に加え、それらがミックスされて生み出される道理の力が
判断できるようになるためには必要
〇考えに行き詰ったとき、どうするか
頭の中にあるものを書き出してみる
感情を排除し、事実のみに注目する
考えただけでは何も起こらない。
考え抜いて結論に達したあと、現実にぶつかって失敗し、
再び考え直してさらに行動に移していく。これを繰り返すこと。
〇おわりに
自分の頭には自分の帽子を乗せなければならない。
他人の帽子では窮屈すぎる
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「思考力」をどう鍛えるかについて、いくつかの方法が示されている。この本で言う思考力とは、判断力、先見力、知的生産力であり、それぞれの高め方とアイディアの整理術が開設されている。「考えることは、自分が変わること」「言葉にしないと伝わらない、賛成も反対も生まれない」「結果は原因の在り方が変わること」など。何れにしても大切なのは、自分で考えない=他人の考えに沿って生きる=他人の価値観、指図、要求にしたがって生きると言うことであり、これは自分の人生とは言えない。