投稿元:
レビューを見る
二〇一一年の出版甲子園で優勝した企画の本、のようです。
本書のほとんどの部分を紙芝居師のヤッサンこと安野さんが書いてあるのだけど、文体とか、考え方がふつうに現代のビジネス本っぽい。ダイヤモンド社やからかな。
もちろんかっこいいなぁと思うところはあるねんけど。せっかく生まれてきたのだから生き様を残したい、というあたり、なんかなぁと思ってしまう。
投稿元:
レビューを見る
お疲れ様です。よい1冊でした。全部をまとめることは、さぞかし大変だったことと思います。また、飲みましょうね。
そして、多くの人に愛された「ヤッサン」と、初めてお話ししたときの、温かい瞳に映る情熱はどこか懐かしさがあった。1つの道を行く者に灯された視線に、通じるものがあったんだろうと思う。その半年くらい先になって、また、お話ししたいなって思っていた矢先の訃報でした(しかも、想定外すぎるルートで知った)。文字通り、何の言葉も出ないとは、そういうことを言うんだというのを体験した。まだまだ、やろうと思い描かれていたこと、たくさん、あったんではないのかなあと推察します。ご冥福をお祈りします。
投稿元:
レビューを見る
作者の高田真理さんは、知人の娘さん。
人生の生き方にためになるキーワードが分かりやすく、紙芝居やっさんの言葉としてちりばめられている。
(図書館)
投稿元:
レビューを見る
【シガラミ】
「シガラミがあってなあ……。やりたいことがあっても、こっから先がうまくいかねえんだよ」
「そうかあ、シガラミかあ。それは仕方がねえ」
「大人はシガラミ、シガラミって口をそろえて言うけど、シガラミって一体何物なんだ?」
「何もかも妨げるシガラミってのは、どんなに恐ろしいものなんだ?」
きっと、漢字で「死絡み」とか書くんだろうな。
死神の親戚か何かか?
それが辞書で調べるてみると、なんと「柵」!
タダの囲いじゃねーか!
柵が邪魔になったとき、面倒だからと諦める訓練を繰り返して、
ついには学習性無力感で柵から出られなくなってるんじゃないか?
柵なんて勇気を出して引っこ抜いちゃいなよ!
みんな、あんたの後をついて柵の外についてくるぜ!
【まるくおさめる】
人は多種多様。そう簡単に他人を変えられない。
さしずめ、人は様々な形の石みたいなものだ。
様々な石を、手っ取り早くまるい形におさめようとしたらどうなる?
そりゃ、隙間だらけで、全然にまるくおさまらない。
どうしてもってんなら、弱い石をゴリゴリ削って隙間ができないように敷き詰めるハメになる。
まるくおさめることで、どっかで誰かが辛抱してる。
問題を解決することなく、誰かの辛抱にすり替えただけで、
上っ面だけがまるくおさまっているように見える。
まるくおさめなくていいんだよ。
外形がいびつでよければ、石同士の接点は自然と増えて、もっとみんな自然に噛み合える。
外形はいびつな方が、中身はよっぽど円満かもね!