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「アイデアが共有されていれば個人も組織も繁栄するが、共有するが、共有されていないと関係者全員の隣接可能領域が狭まってしまう。」(p.101)、次の8つの段階を経ることで、求める結果が得られる(p.200)との点に共感した。
「1:問題を発見し、明確にする
2:関連する知識を集める
3:関連する可能性のある情報を集める
4:培養の時間を設ける
5:幅広くアイデアを出す
6:アイデアを予想外の方法で組み合わせる
7:一番良いアイデアを選ぶ
8:アイデアを具体化する」
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【学びたいこと】
①クリエイティブの要素分解
②クリエイティブになるには?
③子どもの頃からできることは?
①クリエイティブのスキル
・その分野に関するスキル
・創造性に関するスキル
→プロセス(準備→培養→ひらめき→評価→精錬)があり、このひらめきの部分にだけ焦点が当てられすぎているが、それだけではなににもならない。
・タスク・モチベーション
→内因性の動機と外因性の動機。タスク達成のための内因性の理由と外因性の動機を一致させたらよい。本当か?検証のための事実を集める価値がある。
・社会的環境
→これは外的要因。創造性を減退させることがあるが、ある程度の制約がある方がクリエイティブになる。
②クリエイティブなものの生み出し方
・クリエイティブな人や組織を研究する
・思考の多様性のある人をチームに受け入れ、共感だけでなく議論する
・ソーヤーの8段階
1、問題を発見し明確にする
2、関連する知識を集める
3、関連する可能性のある情報を集める
4、培養の時間を設ける
5、幅広くアイディアを出す
6、アイディアを予想外の方法で組み合わせる
7、一番いいアイディアを選ぶ
8、アイディアを具現化する
③グループで仲良く作業させるよりも、納得がいかなかったら反論した方がより質の高いものが作り出せる
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なかなか興味深い本でした。
アイデア(クリエイティビティ)は
生まれつきというよりも色々複合した
ものから生まれているんだと思っていた
ことを同じように思っている著書でした。
90年代も世の中に必要なものは全て
出尽くしたと言う考え方があったことも含めて
とても楽しくロジカルにクリエイティビティを
知ることの出来る一冊でした。
この本を見たからクリエイターに
なれるわけではないですが
何かを始めるきっかけになれる本です。
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クリエィティブな閃き・アイデアが生まれる仕組みを豊富な実験データによって示した本。全てのクリエィティブな仕事に携わる人に推薦したい名著。
特に下記が心に残ったポイント。
・創造力は性格や遺伝で左右されるものではなく、分野に関するスキル、作業の進め方・環境と個人のモチベーションによって決まる
・閃きは研究と準備を行い、しばらく他のことに意識を向けた時に生まれる
・新しい創造物は既存のアイデアの組み合わせで、創造力か高いとされる人はアイデアを繋ぎ合わせることに長けている
・他の人と比べてさまざまな体験を重ねたり、経験したことを深く掘り下げて考えていたから。
・創造性と生産性のピークはキャリアの若い時期に訪れる
・専門分野について学べば学ぶほどアイデア創出率は下がる
・最も多くのひらめきが起こるのは会議の席上
・イノベーションを起こすチームは古くからの友人と新人の組み合わせが多い
・異なる視点を持ち出し、様々な角度から議論するなかで衝突し、評価し、対立した方がはるかにクリエィティブな結果が得られやすい
・人間は壁にぶつかった時の方がクリエィティブな潜在能力を引き出せる
・不確実な状況では誰の心にも創造性を嫌うバイアスかかかる
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https://bnl.media/2018/03/BNLBooks-VOL3.html?utm_source=mailmagazine&utm_campaign=201804&utm_medium=email
■創造性に影響を及ぼす4つの要素
①分野に関するスキル:特定分野の知識や技術的スキル、才能。
②創造性に関連するプロセス:ある問題に対処し、解決策を生むための方法。
③タスク・モチベーション:ある課題を解決したいという欲求や達成感、情熱。
④社会的環境:4つの中で唯一外的要因。取り巻く環境がそこで活動する人々の創造性を大きく左右するため、最重要な要素。
ある程度の専門知識を持った人が、創造性を奨励される環境で心からやる気になったとき、最高の創造性を発揮でき、イノベーションを起こすことができる。
■「ひらめき」は創造的プロセスの一部
①準備、②培養、③ひらめき、④評価、⑤精錬
準備をしなくては思考の材料を十分に集められないし、培養期間をおかなければうまくいかない方法に固執し、ひらめきを得られない。ひらめいた後も、それを実現させるためにアイデアを評価、精錬する必要がある。
新しい創造物は既存のアイデアの組み合わせであるという概念は、発明はもちろん、文学や美術、映画、宣伝コピーなどあらゆる分野で見られる「連想思考」である。問題の必須要素からより多くのことを連想できる人ほど、クリエイティブな解決策にたどり着きやすいという。
環境や影響に対して柔軟になれば、自分の専門性の周辺分野である「隣接可能領域」を広げ、創造的なひらめきを得やすくなる。
★オープンイノベーション
■インセンティブの迷信
インセンは外発的動機づけであり、創造性との相関が弱い。内発的動機づけをしっかりしなければならない。
■建設的な衝突が創造性を引き出す
機能する「衝突」は、「人を対象とした感情的なもの」ではなく「仕事を対象とした理知的なもの」である。
こうした理知的な衝突にとどめるために、ピクサーでは「プラシング」という独自の手法を使っている。
異を唱えるときに、どうすれば良くなるかというプラスアルファの提案も述べるのだ。
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この本ではクリエイティブに必要な考え方、方法について、クリエイティビティ溢れる企業の実例やアカデミックな研究によって説明されている。
結局天才と表現をされる人も、自身が仕入れた知識がものをいってるのであり、天性的なものではない、つまり日頃から勉強しておく必要があるということが分かった。また仕入れた知識をすぐに応用する事は難しいことから、一定時間置いておく(培養する)離れるなどすることが重要だと分かった。
イノベーションを誘発させるためには内因生の動機を感じるプロジェクトを自主的にやるのが有効であり、通常業務と離れることが必要。TwitterやFacebookなどのクリエイティビティ溢れる会社がそれを奨励しているのは納得した。
デザインの場でよく活用されるブレインストーミングは適切なやり方でないと、時間の無駄であり、クオリティが低くなりかねないということがわかった。特に重要なのが、発散だけではなく収束させるという意識であり、
改善方法も添えて批判する(プラシング)というやり方は見習いたいと感じた。
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・神話の時代から創造とは神の産物といった迷信が人々に信じられていたが、現代でもクリエイティブな行いは迷信じみた言葉で理解され一般人にとって門外漢のものと捉えられがちになっている。
・だが実際は創造とは個人の能力、モチベーション、周辺環境によってもたらされるものであり、誰にでもなし得ることである。
・無からひらめきは生まれるのではなく、その人の頭の中にある既存の発想をつなぎ合わせる(連想する)能力が秀でた人から生まれる
・イノベーションは専門家(長年続けてきたひと)よりも、若い世代(経験の浅い人)の方が起こしやすい
・Netflixのレコメンドのアルゴリズムは懸賞によって公募されて作られた(現在のシステムより10%以上優れていれば100万ドル支給)
・創造性は外的要因(インセンティブなど)ではなく、内的要因(対象に対する関心、楽しさ、夢中になれる)から生まれる。
・Twitter社や、Facebook社では普段の業務外のことを行うハッカソン(ハックウィーク)が定期的に催されており、さまざまなアイデアが生まれている
・歴史上の天才たちは孤高の存在ではなく、チームありきの成果。天才たちはパトロンを持つための広告塔的役割。
・イノベーションに必要なのは古くからの経験者と新人による視点(同じ経験を経てきた人では同じ仮説を立ててしまう)であり、個の力ではなくチーム力によるものが大きい
・ひらめきは0から突然生まれるのではなく、その人の頭の中にある既存の発想をつなぎ合わせる(連想力)事によって生まれる
・1つのことに継続して取り組むよりも、複数のことを同時、あるいは断続的に取り組むことで材料が培養され、ひらめきは生まれる。
・ブレインストーミングは発散させる力があるが、収束させる方法と併用しないと意味がない
・創造性で名を馳せる企業はブレインストーミングを全くの0から始めない、セッションの前にアイデアをリストアップしておき、意見交換の後に融合させる事に時間をかける
・ピクサーはより良いアニメを作るために批判を奨励するが、批判する際には併せてどうすれば良くなるかを提案する(プラシング)
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他の本を読んできたからかもだけど、新しいことは何一つなかった。まだ何にも知識がない人には、いいかもしれない。