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珍しく嫁さんから買って欲しいとリクエストがあり、新聞の広告を指差されたのがこの本。
私が三浦しをんを苦手なのを彼女は知らないんだ。まして『小泉今日子さん「あぁ、私はこの物語がとっても好きだ。」』みたいな帯がついた本は、読む前から受け付けないってことも…。思わず苦笑。
でもリクエストには応えるし、買った以上は読むんだな、これが。
だけど、それらしいお話を思わせ振りに展開し、何やら考えさせるようなことを仄めかしながら最後は読者に委ねる締め方とか、なんだか今回は下ネタが多いのだけど、この変化球、お話のテイストからはいささか違和感あって、とやっぱり私は好きになれませんでした、残念。
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空き室あり。入居者募集中!
101号室→木暮(大家):死ぬ前にもう一度、あれがしたい...。
102号室→光子(女子大生):刹那的な恋にのめり込むある日...。
103号室→空き室
201号室→神崎(サラリーマン):いい奴ですが、覗き趣味あり。
202号室→空き室(神崎がこっそり使用中)
203号室→坂田繭(花屋店員):彼のいる部屋に元彼が...。
おもしろくて一気読み。
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人間の欲は
日常に
あるのです。
おおげさなこと
じゃなく
ふつうのこと。
ひととの
つながりを
感じた
一冊
2014.10.19
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何冊か三浦しをんさんの本を読みましたが、これも新しいしをんさんの世界を見せてくれたかんじで、ファンを飽きさせない作家さんだなと思いました。
一度木暮荘のようなアパートに住んでみたいな。
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小暮荘に住む4人の物語を中心に、彼らに関わる人の視線も描いてます。
読んでいるうちに、だんだん自分も小暮荘の一員でいるかのような気分になってきます。
性が大きなテーマとして据えられていますが、いやらしさはあまり感じられず、生きるということを表現している感じでした。
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ちょっと変わった人たちなのか
ただただ正直な人たちなのか
思いっきり嫉妬したり怒ったり
覗いたり無視したり
なんというか、奇想天外だけど
実は少し気持ちわかるわ~と小声で言っちゃう
人は愛すべきものだなぁと思う
三浦しをんさんってこういう本も書くんだなぁ
わたしは、とても好きです
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簡単に言ってしまうとテーマは「性」。
でも変ないやらしさはなくてサラッと読めました。
むしろ爽やかささえ感じる読後感。
みんなちょっと変わってて、何かしら事情を抱えている。でも登場人物たちが皆温かくて、とてもいい。
みんな変なんだけど、そんなに「変だ!」とは思わないように描かれている(と思う)。
どれもこれもぶっ飛んだ設定なのに、何故か溢れる日常感。愛すべき変人達。
地味な装丁とタイトルからは想像できない内容でした(笑)面白かった~。
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木暮荘の住人にとても会いたくなった、
何なら私も住んでみたぃ 笑
ボロボロの木暮荘なのに住人多いと思う!
都会はそぅなのかなぁ。
いつか行ってみたぃ木暮荘☆
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小田急線の急行通過駅・世田谷代田から徒歩五分、築ウン十年、全六室のぼろアパート木暮荘。そこでは老大家木暮と女子大生の光子、サラリーマンの神崎に花屋の店員繭の四人が、平穏な日々を送っていた。だが、一旦愛を求めた時、それぞれが抱える懊悩が痛烈な悲しみとなって滲み出す。それを和らげ癒すのは、安普請ゆえに繋がりはじめる隣人たちのぬくもりだった…。
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最初に三浦しをんさんの神去なぁなぁを読んであまり好みじゃなく、その後でまほろ駅前と舟を編むが面白くて、政と源が好みじゃなくて、今回も好みじゃなかった。
かろうじてハッピーエンドかもしれないけど、ちょっとブルーな気分になるお話も含まれていました。
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人間の心の奥の奥。一番こまった時、人はどうするか。一番大切なものを、どうやって守り続けるのか。望みは何か。好きな人は誰か。
たくさん伝わってくるものがある。
伝わるものが何もない小説や、中身はないのに、筆者がこれでもかと自分の主張だけ押しつけてくる小説、それらを全部排除してしまいたい。その後に、いったい何冊の、本当に好きな本が残るだろうか。
この連作短編集の中では「柱の実り」が一番好きかな。
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連作短編7作。
どの作品も、まるで短編とは思えず、長編を読んだ感。
バリエーションに富んだ展開は性とその人とあなたとわたしを取り囲んで生きていることを実感しハッとする。
だって真面目なんだもの。
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小田急線世田谷代田駅から京王井の頭線新代田駅方面へ徒歩五分のところに木暮荘があるそうで。
読みながら、世田谷代田駅の描写が懐かしい、と思ってしまった。地下化してしまったから、もうあのこぢんまりとしたホームはないんだよなあ・・・。
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再読。あれ?こんないい話だったっけ?1回目のときより印象がよくなった。ほっこり、しんみり、ちょい毒あり。三角関係、トリマー、赤ちゃん預かる話が特によかった。あからさまに性の話も出てくるあたりが、しをんさんらしいかも。
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木暮荘物語!
おんぽろアパートに住む住人とそれを取り囲む人々の話し。
3年も音沙汰なかった元彼氏と今の彼氏と奇妙な同居生活をする羽目になった女性。
死ぬまでにもう一度セックスがしたくてしたくてたまらない、高齢者専用デリヘルを頼んじゃう大家さん。
不妊症で複数男性と毎晩、アンアン営む大学生、
その大学生を二階の薄い床から毎晩覗く会社員。
もうね、みんな面白い!
なぜだかほっこりなんだよね。
すべての話に性的要素が隠れているけど決して嫌な感じではないし。
かなりお勧めです!