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解説にもかかれているとおり、山岳版ダイハードのような作品。ですが爆発とかそういった派手なエフェクトはなくて、深く静かに男たちが格闘する。そんなややストイックな山岳アクションです。
ハリウッド映画だと、主人公がやたらに強すぎたり、撃たれても5分後には何もなかったように動いてるとか、そんな不自然さがありますが、この小説ではダメージの描写もリアルです(それでも強いけど)。
比較的優しい系のミステリーを書く印象があった作者ですが、意外な一面を見せられた感じです。
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人助けをするランボーって感じかな。
登場人物の割に、敵の特徴がちょっと上滑りして本編に活かされていない感じがするとか、せっかくの山岳舞台が最終盤で植生の影響で隠れるのが難しい程度にしか活かされていないのが残念。
主人公が人質の状態をもっと早くわかるようにしておけば、タイムリミットものとしてのスリルも楽しめたかも。
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山岳ハードボイルドというべきか,これまでの作風から一変した世界が構築される.2時間サスペンスドラマを見るような,展開に次ぐ展開で引き込まれる.ちょっとテーマが弱いとも感じるが,読ませる筆致は健在.
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東北の山を舞台に繰り広げられる死闘。
出だしから死者続出。
山を舞台にしているハードボイルド作。
これまで読んできた著者の山岳小説とはちょっと違う作品ですが、読みだしたら止まらなかった。
ぜひ、同じ主人公でのシリーズ化を望みたい。