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これ、渋川晴海から伊能忠敬に至るまでの各人物に着目した、一大サーガが書けるんじゃないかなあ。北方謙三さんあたりに書いてほしい。
そう思うくらい、本書に登場する人たちは魅力にあふれている。面白い。
難点は、なんだか話がポンポン飛ぶこと。もうちょっと書きようがあったような。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB17553774
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僕は七十二候がリズムの仕事をしているので、暦のことはそれなりにわかっているつもりだった。ただ、その暦がどのように作られ、そして伝えられてきたのかはさっぱり知らなかった(「天地明察」も読んでないのです)。
天文を知り暦をつくるには、数学の知識も必要になる。
間重富は、侍出身ではない身分でありながら、学問を追い求め、和算に辿り着く。和算には流派があって免許制度もある。さて、師匠は誰だ…と探っていく。
天地明察の主人公・渋川春海は、その技術を子孫に十分引き継げなかった。間家は、次世代にはうまく引き継ぐことが出来た。技術はどこかに転がっているものではなく、師弟や親子といった文脈のなかでつながっていくのだ。
たんたんと語るように進む。決して間重富と伊能忠敬だけの話ではない。江戸の天文学がどう興り、終焉を迎えたか。著者が体験なども時折入れながら、語るように進む。きわめて日本的な太陰太陽暦。僕はやっぱり好きだなあ。
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歴史は好きだけど、はじめて暦法に足を踏み入れた。
はじめてのコトバや人物に出会えて(笑)処理できません(笑)