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「折句・沓冠」が面白い.言葉遊びだが,和歌の中になぞかけを入れて,それを解読するというゲームが存在して,それでお妃が決まったという話,素晴らしい文化だと感じた.その他,「縁語」や「見立て」,「物名」はよく知らなかったので,詳しく読んだ.だが,これで和歌が作れるかというと,それは別の感性が必要だと思う.
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和歌に関する技巧的な側面をわかりやすく解説している。 ただ、技巧の効果を譬えるのに「サブリミナル効果」「隠れミ○キー」を持ち出すのはどうかと思った。
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枕詞、序詞、縁語、掛詞…
高校時代、確かに習ったはずだけどパッと思い出せない和歌のルール。
代表的な歌を例に、現代語訳を交えて詳しく解説されています。
隠された修辞(レトリック)が解説によって暴かれていくと「おお!」と妙な興奮を覚えました。
文と記号で図式化された解説が分かりやすく感じました。
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古典文化論にて使用。古典特有の堅苦しい記述はなく、中高生でも分かりやすく書かれているので、和歌入門として最初に手に取ってもいいのでは。
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和歌の文学技巧としての面白さを初心者向けにわかりやすく教えてくれる素晴らしい本。和歌は感覚的に読むだけでも素晴らしいと思えるものばかりだけど、昔の歌人が当たり前のように使っていた技法というか作法を知ることで何倍もの奥行きが現れることがよくわかった。
それにしてもほとんど全ての芸術というか文化は素朴なものから始まって超絶技巧に至りそしてそれを破壊するという流れをたどるのだなあ、というのも改めて感じるところ。
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折句の章がおもしろかった。
他の芸術作品を味わうためにも様々な作品を共通認識として知っているとより楽しめる。
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ルールというタイトルだが、ルールというよりもテクニックの紹介というほうが合っている。
枕詞などは決まったルールだが、こうしなければいけないという意味ではなく、こういう技法を使って裏にこういう意味が隠されている…など理解することで和歌を味わうことが出来る。