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チェコ発の幻想小説。タイトルとカバーのイラストに惹かれて購入したが、とても良かった。
ゴシック的な世界で描き出されるストーリーは確かに『アリス』に通じる不条理さがある。どちらかというと不条理系に振った感じかな。
挿絵の画風も独特で面白い。基本的に小説に挿絵は要らないとが、この作品にこの挿絵は合っていると思う。
版元は『シュルレアリスムの本棚』を出している風濤社。他の本も買ってみようか。
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チェコの小説だけど、夢のような現実、情熱的な恋、聖職者の淫行とどこかラテンアメリカっぽい話だった。
ゴスロリの聖典扱いされてた映画「闇のバイブル 聖少女の詩」の原作だそうだけど、このタイトルはないなー…。
アーサー・マッケン「パンの大神」が原作の映画タイトルだったら、まだ納得しないこともないかもだけど(^_^;)
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チェコのゴシック小説。不条理でした。
モチーフが好み。満天の星なのになぜランプを持って中庭に出たの…?から始まるあれこれ、堪能しました。
登場人物が全員どうかしている人たち(イタチは人じゃないかも…)なので、会話してるはずなのに各々好き勝手なこと言ってたり、主人公は「どうしてそっちに!?」みたいな方を選んでしまう。
主人公、お兄さん振り回し過ぎだ。
でも宣教師が1番どうかしてたな、聖職者ってやっぱり……という思いを強くしました。
……でも、会話は訳文のせいもあるかも。例文みたいな文章だなぁと思ったら、翻訳者の著書、この作品以外に物語が無いのでさもありなん…かも。ちょっと残念なところです。
えっこちらが原作の映画があるのか!「闇のバイブル 聖少女の詩」、物凄いタイトルだけれど気になります。
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風涛社が他にどんな本を出しているのかチェックしていてみつけたラッキーな本。幻想的な感触のある作品でとても面白かった。その塩梅も絶妙で手にできてよかったという感じ。