紙の本
日本のマンガの素晴らしさ
2018/05/25 20:57
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『竹と樹のマンガ文化論』というのは、竹宮恵子と内田樹の対談集です。
最近の日本の諸問題は「なぜこんなことやっているんだっけ?」という問いかけをしないからだ、という指摘など、批評的なところも面白いのですが、世界におけるがよくわかる本です。
「オープンソース」という言葉でマンガ制作の素晴らしさを紹介しているのですが、これは教室での学び合いに通じるものだなと思いました。
紙の本
タイトルが秀逸
2017/01/22 16:27
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルだけで もう5つ星(笑)大御所・竹宮惠子先生と少女漫画読者の内田樹先生の対談だから面白くないはずが無い。
電子書籍
面白い
2016/02/12 14:03
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投稿者:タロウとハナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
年をとってもどんなに小説を読んでも、マンガが卒業出来ない理由を言語化して頂いた気がします。
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竹宮惠子さんのお話に世界が広がっていくような爽快感。
新年にぴったり。
『若草物語』とケストナーは、自分にとっても背骨のような物語なので、内田樹さんの考え方に共感を覚える理由の一つなのかも、と思った。
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マンガ発展の歴史と、今かかえている問題を、書き手の事情を誠意もって、読み手のことをよく考えながら、率直に語っているように思えて、とてもうれしくなっちゃう。
少女漫画は、大泉サロンメンバーの1か月のヨーロッパ旅行で塗り替わったのだ!
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竹宮惠子と内田樹が「マンガ」をテーマに大いに語る、という夢のような対談本。タイトルはもちろん「風と木の詩」のオマージュ。竹宮先生が自分の主要作品について、裏話も含めてここまで整理して語るのを見たのは初めてで、それだけでもとても衝撃的な内容。また、若き日の竹宮惠子・山岸凉子・萩尾望都が、一緒にヨーロッパ1周旅行をしていた事実が明らかに。(ヨーロッパ旅行の件、内田樹は「少女マンガ史上の決定的事件」と評した。まさに「その時、歴史が動いた」のかもしれない)
本書の後半は、竹宮先生が15年ほど前から精力的に取り組んでいる「マンガ教育」の重要性と難しさの議論に費やされている。漫画家は本質的に「職人」なので、徒弟制度ならともかく、授業料をとって大人数を均等に教育するモデルとは相性が悪い。それでも、デジタル技術の発達などによりマンガ製作環境が急変しており、最低限の基礎を無視したマンガが広まりつつある中で、手塚治虫や石ノ森章太郎らが苦労して築き上げたマンガ製作の基本リテラシー(これを守らないと、マンガがマンガでなくなってしまう最低限の約束事)を明文化・可視化して、若者に伝授したいという強い思いをもって、マンガ学部の教授職を務めてきたことが痛いほど伝わってきた。竹宮先生は、2014年4月から京都精華大学の学長に就任しており、より広く高い視点から、マンガに代表される新しい日本文化の保全と発展に貢献されるのだと確信している。
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成績をつけるシーズンに、成績をつけ終わった解放感から、本屋に行き本を買ったんですが、
なんでこの本を買ったかって、
授業で漫画をやってるから。
頭の中は学校のことでいっぱい。
最近の漫画って、線がきれいすぎて、読みごたえのないものが多い気がする。
それって、パソコンで描かれてるとかそういう理由からかなぁ、なんて思った。
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マンガ論で核心をついてると感じたのは初めてで、本当に面白い一冊でした。クリエイティヴィティはどういう環境に生まれるのかに関する議論には何度も膝を打ちました
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二人が漫画の進化についてや今後について語る対談本。描き手側の話や熱心なファンの話が多いので、多数のリーダーにとってはなんとなくしか分からない部分があるかもしれません。
マンガの凄さについて知るには作家さんに聞くのが正しいため,その点でいい本です。
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「オープンソース」をキーワードに、マンガのヘビーリーダー内田樹と一線のマンガ家にして大学でのマンガ教育にも取り組む竹宮惠子が、日本のマンガがいかに独自の発展を遂げたか、また将来に向けてどういう課題を抱えているのかを大いに語り合う。感心しながらすいすい読めて、いろいろと目を開かされる対談。
大学でのマンガ教育の話などは、マンガに限らない職業教育・専門教育のヒントになったし、内田さんのクリエイティブ・ライティングの話もそこにある問題意識や方法などひじょうに興味深かった。
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仮説の多すぎる内田さんのしゃべりに竹宮さんがていねいに体験と研究で注釈を加えていくという、なんというか、竹宮さんえらいなあと思う(〜p.94
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相変わらずの内田節と、少女漫画大家の対談。オープンソースであることの重要性を始め、なるほどと思わされる内容でした。確かに漫画の界隈だと、カリパクがどうこうとかいう話、聞かないですもんね。だからこそというか、そこに参入する敷居も低くて、若手がどんどん台頭できる、ってのもこの世界の素敵なところですよね。それでふと思い浮かんだのが、日本と欧米の政治家の年齢層の違い。漫画の世界とは逆転してますよね~。もっと若手が参入していけるようになれば、低迷し続ける国家運営も上向くのでは、と思うんですがね。それはともかく、漫画がもっともっと読みたくなりました。
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「少女マンガ読み」でも知られる内田樹さんが、巨匠竹宮恵子さんと対談。日本独自の文化と言える「少女マンガ」を掘り下げる。興味深く楽しい対談。
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竹宮恵子はじめ山岸凉子、萩尾望都が大泉サロンと呼ばれる花の二十四年組と言うことをはじめて知りました。
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竹宮恵子と内田樹の対談によるマンガ論。マンガはオープンソースだ、機能マンガの話、構成とは何か、などなるほどの話がいっぱいだ。