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紙の本

閉じること

2016/03/27 17:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とおやん - この投稿者のレビュー一覧を見る

閉じることは、新しいことをはじめるための一つの区切り。
いろいろな閉じ方があるが、山口百恵の蒼い時の引退、結婚の区切りが閉じる例としてはとても印象的である。
閉じるは肯定でも否定でもない、なにかけりをつけるということか。

日経夕刊のコラムに朝井リョウが「最後の枠」という題で書いていることを読み返した。コラムスタートにあたり、「枠」という題でスタートした時には新しい仕事に取り組むにあたり仕事をやめて「26歳になった私は、退職により全ての枠を手放した」とあったが、その後にその仕事自体がなくなってしまった。振り返り、「あの時は本当にそう思っていたか、執筆のための移住という盾を手にして移住を伴う仕事に臨む小説家という自分をよく見せるための最後の枠だけは、いつだって私の心に目には見えない膜を張ってくれていた」とある。
その仕事がなくなったが、それ以上に取り組めそうな仕事に出会う。「私はその作品を、自分の外側や見てくれを飾り付ける枠として利用することは、もうしたくない。自分の内側を形作ってくれるたったひとつの骨組みになるまで、よく咀嚼して、丁寧に、じっくりかいていくたい」とある。
 こちらが思い浮かんだ、この作家の閉じるなのであろう。
 枠というフレームワークは、一生懸命にやっているときは、そのフレームには気づかないかもしれないが、少し距離を置いて俯瞰すると、そのフレームに気づいたりするのであろうか。
 そしてフレームできっちりくくって袋に入れると、盛りだくさんなその中にはいろいろな思いや、ドラマが飛び出してきそうだが、袋に入れて心の棚におくと、また違ったスペースにフレームを書き出す余裕がでてくるのか、それも「閉じるしあわせ」と思った。

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