紙の本
いつまでも営業を続けてほしい
2015/11/16 01:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
新宿東口を利用するときは、いつもここで食事をすることにしている、ビールがうまい。パン、パテ、ハム、ビーツの漬物がセットになった食事もおいしい。本書を読めばこだわりが見えてくる。狭い店内で、長居はできないのだが、壁一面のメッセージにもこだわりが。いつまでも営業が続いてほしい。ちなみによもぎ餅もおいしいよ。
紙の本
近くにあればいいなぁ
2015/10/17 08:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つかも - この投稿者のレビュー一覧を見る
関西人、神戸の人間にとって新宿駅周辺の人混み、スピードにはついていきにくい。そんな中にベルクのようなお店があるのは奇跡のように思えます。お客さんに対して、食材に対してこんなにスタッフみんなが「思い」をもって商品を提供しているお店があるんですね。神戸にもあるのかなぁ・あればいいなぁという思い出読み終えました。
投稿元:
レビューを見る
お店のこだわり、食材へのこだわり、よりもこの方の家族やジェンダーについての意見がとても面白かった。なかなか男性でいない、『女性は自分が女性であることを意識せざるをえない場面が多い。そのぶん男性は男性であることに無自覚でいられる』なんて言える人。
でも色んなこだわりを紐解くに連れ、「まっとうなことをまっとうにやり遂げてる人」なんだなと痛感する。新宿駅ビルの一角からこの人は普遍的に社会を見つめることができるのだな。それこそが”フィロソフィー”だ。
投稿元:
レビューを見る
約5年ぶりに新宿東口徒歩1分のところにある個人飲食店のベルクに行ってきました。相変わらず、人が多い。(笑)「どこにも真似できない」をコンセプトに、安い、うまい、早いに拘り、特にコーヒーやホットドッグ、ビールなどはあの立地でこの味と価格でいいの!と思わせてくれます。薄利多売の成功例です!また、個性についても独自の考え方が書いてあります。個性とは確かに裏付けられた技術の「売り」と「自慢」を掛け合わせたものであり、他と違うことに固執するのではなく、時間をかけて熟成されるものだと。納得。あとがきには店の宝は人材であり、教育が大事だと書かれています。育てるというのは、育つを待つということでもあり、お金も時間もかかります。でも、どうにもならない人が、思いもしない力を発揮したりします。う〜ん。やはり、継続が大事なんですね。最後の方でこの店のコンサルタントの方がこう述べています。残る店には共通点があり、それはフィロソフィであり、「お客さんに喜ばれたい」という意識の成否で決まると。すべての仕事にあてはまることですね。これがなかなか難しい。嫌な人もいるしな〜。あと以前訪問した際に全く気づかなかったのですが、実は4年ほど前まで、立ち退き騒動があり、約5年も続いていたと。(汗)そんな中、2万名の署名が集まりさすがのJRも一時休戦しているようです。やっぱり何事もそうですが、真摯に行っていると人は見ていてくれて、肝心のときに応援してくれるんですね。私も相手が喜ぶような活動を今後していきたい。
投稿元:
レビューを見る
個人商店が生き残る為の金言が満載。ビジネス書でありながら、強烈な思想書とも言える良書。画一的なチェーン店で溢れる街なんてまっぴら。そう思う人は必読。
投稿元:
レビューを見る
様々なお店のやり方を知りたくてたまらないタイミングで来店、購入。
これを読んで、もう一度行きたくなった。お料理を食べたい。そして働いてみたい。
投稿元:
レビューを見る
楽しく拝見しました。
これから喫茶店を経営したいという方には、ぜひ一読していただきたい本です。
あの場所で、個人店がきちんと経営していけるのか。
なぜ、あんなに美味しいものを安価で提供し続けられるのか。
日本酒がなぜメニューにあるのだろうか。
いろいろな疑問が解決できたし、またあの店へ行ってみたいと思えるような本です。
新宿へ遊びに行ったときには、また寄ってみたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
"個人経営のお店の日々のご苦労が凝縮された本。大家さんと店子の関係を考えさせられる一冊となった。まだ、このお店に行ったことがないが、是非一度は訪れてみたいお店になった。
食べ物の安全、安心と美味しさにこだわり、コーヒーにも一過言あり。お酒もあります。
今の生活圏では、絶対に行くことがない。無理やりにでも行きたくなった。"
投稿元:
レビューを見る
新宿駅近くにある、喫茶店ベルクの経営についてのエッセイ。
個人経営の店が生き残っていくのは大変なんだなと。
後半は、貸しビルオーナーが変わることで、追い出しをされる様もリアルに記載されている。
大規模資本の店以外はなかなか生き残れないということもよくわかる。
薄利多売でありながら本物の味
というフィロソフィーをしっかり持っていること。
家族経営の団結。
が強み。
副社長の奥さんの舌の確からしさ。
飲食業をやるとは夢にも思っていなかった店長が喫茶店を継ぐことになった経緯、お父さんとの関係も興味深い。
なにより、お店に行ってみたい。
以下、気になったフレーズ。
____
現場では経営しない
店の状況はどんどん変わります。その度に頭を切り替えて、お客様第一に動くのが店における「現場主義」です。現場(接客)から離れると、その感覚が次第に失われるのです。だんだん管理しようとするようになります。管理とは、まさに「面倒事を想定して、事前に回避しようとすること」ですね。接客とは相反するものです。
____
マニュアルではなく気持ちを優先した迷惑行為の対応法
お客様に恥をかかせない。それも接客における心得の一つといえます。
いつも完璧にスマートな接客なんて、ありえないんですね。少なくとも、ノウハウとしては。そういう意味では、一瞬一瞬が勝負です。それが人間相手の仕事の面白さであり、難しさでもあるのですが、押さえておくべきことは、相手の立場に立つこと、そして立ったつもりでじつは立っていないことはいくらでもありうるということです。
____
接客はゆとりから生まれる
「横綱相撲」のイメージで接客すること。
どんな相手がどんなふうにかかってきても、がっしり受け止めて差し上げること。それには懐の深さといいますか、心身ともに余裕がないと、すり減ってしまいます。
仕事とはまったく別のチャンネル(避難所)をいくつも頭の中に作っておく。
____
あまり「自分」にこだわらない
時間を無為に過ごしながら、ふと思ったのです。才能とは、「場」じゃないか?と。自分がどの場にいるかってことじゃないか?と。自分に才能があるかどうか問うよりも、どの場にいるか。例えば、父は詩人でしたが、詩を書いたというより、詩という「場」にいた(引き寄せられたのか、自分から向かったかはわかりませんが)。どうしても、そういう感じがするのです。
投稿元:
レビューを見る
感想
働く時はお客様を一番に立てる。何を求めているか。常に頭を使い手足を動かす。だけどそれと同じぐらい自分を大事にする。逃げ場を作る。