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非正規雇用の司書にどこまで出来るのかやるべきなのか…今ナヤミ中。結局正職のサポートするしかないんじゃないか。未来の図書館に雇用問題は重要と思うんすけど、余り言及されていなかった。
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岡本真氏が自らの図書館コンサルティング経験を基にフィールドワークを大切にしながらその体験を巧みに図書館計画に落とし込んできた様子が伺える。また図書館におけるひと工夫をうまくPRしていく事例を紹介する。
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これから書評を書かねばなので、とりあえずパワー・ブラウジングしての感想。
・冒頭、岡本さんの原体験の話が入ってくるのが、「なんで岡本さんって図書館業界こんなコミットしてくれるの?」の一つの(あくまで一つの)アンサー感がある
・次の『市民の図書館』が出ないのって本当なんじゃろうね。「望ましい基準」がなりそこねた感
・どれくらい売れて実際に読まれるのかがとても気になる。というか図書館関係者は読まないと、と思うのだけど、いわゆる「図書館クラスタ」の外に広げるにはどうしたらいいんだべ
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多くの示唆に富む図書館に関する意見が述べられていて、最近の公共図書館が置かれている状況を的確にまとめられたものだと思います。さらに未来の図書館を目指す図書員にとっての羅針盤になる本となるのではないかと思いました。
【この本を読んでいただきたい方】
ぜひ公共図書館の新任館長(特に本庁の他部署からの異動館長)の方、大学図書館においては新任図書館管理職の方に読んでいただきたい本の1冊ではないかと思います。
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数十年前、日野市立図書館が画期的な飛躍を遂げ、「市民の図書館」をバイブルに現在の公共図書館ができたと言ってもいいと思う。
しかし、今当時図書館を作った人たちは、市民側も行政側も皆リタイアしている。では、これから新しい図書館を造るノウハウとは…
文字だけに限らず、これからの図書館を考えたい。
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図書館好きとして、あまり期待せずに読んでみたら非常に良い内容だった。
特に第8章「図書館の拡張」が、具体的且つ建設的な提言満載で素晴らしい。
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未来をつくる図書館、
つなぐ図書館
を読んでから読了。
はっとしたのが、一つとして同じ図書館はない
ということ。
当たり前のことだけど、人はないものねだりをしてしまいがちだ。そして、周りと比較して自分のところは優ってる、自分のところにはこれがないと否定的に捉えてしまいがち。
そうした気付きは状況改善のためには必要だと思う。けど、気付きにして自分のところにはどう当てはまるか、どうしていくのかという視点が必要だと思う。
図書館を作るということは、まずは地域の課題を見つけることが出発点であること、
情報、知識へのアクセスがきちんと保障されたうえでの賑わい、まちづくりであること
あと名刺をつくろうと自省しました。
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一つとして同じ図書館はない。それぞれの地域や環境に適した、市民本当に求められる・必要な図書館とは何かを考えるためのヒントがある。読んでいると実はこれは図書館の話に限ったことではなく、何らかの(ハコものなどの)企画にも通じる指摘が多いのではと思う。
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本屋と図書館は、もっともっと面白い場所になれるはずだと思っている。では具体的に? と問われると答えられないので、そのたぐいの本が気になる。本書もひょっとしたら、と手にとった。
が、本書の中にもぼくの行きたい図書館はなかった。ビジョンが大事、と何度となく強調されるし、それはもっともだと思うが、残念ながらビジョンは「世界を平和に」みたいなものであって、それ自体はあまり面白くはない。一つとして同じ自治体はないのだから、図書館もそれぞれ異なっているべきだ、という主張にも一理あるが、ではどのように? という話になると、メガネフレーム製造が盛んな町の図書館はメガネフレームに関する資料が豊富、みたいな例が出てきて、なんだかな。
夢の図書館の話が読みたかった。
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現状が良くまとまっていて、図書館について今一冊だけ読むならコレだろうという感じ。図書館がお金を稼ぐ方法なんか、例えば美術館や博物館で既に何十年前からやってることを取り入れるだけでも随分違うはずだけど、中の公務員さんは前例がないからってやりたがらないのだよねえ…
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図書館業界(非正規)で数年やっている者としては、「わかっているんだけどできないんだよ」という内容。
考えている人は、情報集めてるし(情報屋だから)、案もある。
しかし、図書館トップって、民間をのぞいたら、「何も分からない行政の人が急にやってくる」タイプが多く、定年退職後の天下りポストだったりすることもあり、図書館を理解しようという気がない。
自己流で足を引っ張ることも。
大変です。
この著者の原点はICU図書館、そして「地域色」を主張しながらも、それは図書館の機能「情報・知識へのアクセス・・・誰もが必要とする本・雑誌・オンラインデーターベース、インターネットなどの整備」の上に成り立つと説く。
同感です。そして、そこに「地域色」が乗る。
・・・もともと図書館ってそういうものだよね。
目に見える連携ができてなかっただけで、概念・使命としては。「未来」というより「原点」ではないかと。
しかし、現状では、「基本機能」が怪しくなってきている図書館が多いと感じます。肌身で。
そもそも、日本には図書館専門職がほとんど存在しないわけだし。
その中で、時給で働く熱意ある図書館員がなんとか保っているわけで。
ということで、この著者は図書館員に話をするのではなく、自治体のトップ、大学のトップに話をしに行かねばならないと思う。ぜひ、行ってほしい。
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図書館業務に関わる者として、読んでいてわくわくしてきます。
ただここに書かれていることを実行するとなると、けっこう地味にハードルが高いということも感じつつ読み進めました。
いろいろ試してみるうちに、『ハードル』を乗り越えられるのかもしれませんが。
とにかく、色々考えました。まだうまくまとまっていません。
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私の青春時代までの図書館での体験で共通しているのは、それぞれのライフステージに置いて、一生かかっても読みきれないほどの無数の本に圧倒される瞬間との邂逅です。歴史、人間、科学、美術、世界、そして宇宙…。それら人間の知の営みが収められた本が、眼前にくまなく広がる瞬間を目の当たりにしたとき、人は世界の広さや知識世界の深さを知ることができます。この知的衝撃に遭遇する体験を提供するというのじゃ、図書館、さらには本そのものの非常に重要な機能だと思います。(p.16)
圧倒的な量の書物に出合う経験は、自分が知っている知識・情報世界を押し広げます。「世の中は知らないことばかりだ」「この世界では、バッタについてだけで本を書いている人もいるのか」といったことに気づくことができる唯一の機会です。そして、図書館はそうした経験を守り、受け継いでいく「知」の番人なのです。(p.17)
V…Vision:実現すべき未来。
M…Mission:使命。ビジョンを達成するためには、どんな使命を果たすべきか。
S…Strategy:使命を遂行するためには、どんな戦略が必要か。
O…Object:評価指標を定めること。(p.110)
ワークショップと言えば「自由に意見を出し合う場」というのが先行しがちです。しかし、ものづくりの文脈で言われることですが、「なんでもできる、自由であるということは、何もできないに等しい」のです。切り捨てるべき部分は切り捨てる。あるいは、先送りにするものは先送りする。そのなかで絶対に欠かせないものをきちんと残し、正しく評価する。本来、図書館づくりの際に行われるワークショップではこうしたことをおこなっていかなければならないのですが、現実を見ているとなかなか難しいようです。(p.134)
どうして図書館で二次利用やオープンデータ化が重要なのでしょう。それは、図書館は単に知識や情報を保存して提供するだけではなく、知識を再生産する力をもつことが重要だからです。そのためにはデジタルアーカイブがオープンデータとして、再生産ができる形で提供されることが不可欠です。(p.175)
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当時、
“地域交流×図書館×クラシックカフェ“
のような心地よいBGM流れる適度にガヤガヤしたふらっとお茶しながら本が楽しめる図書館ならば毎日通い詰めるのになあ、そんなことを思いながら図書館で勉強を楽しんでいたとある休日に、
書店で出逢い直感で即買いしたが、読めてよかった!読み応えある濃厚な未来の図書館のあり方を見つめた良書。
改めて、いま再読しよう!
この本と、「舟を編む」、と「麦本三歩シリーズ」は最高の組み合わせ。
司書を目指す若き世代に、選書したい一冊。
図書館ってなんで静かすぎる場所ばかりなのか。
子供も多く訪れる楽しいおはなし会の場所なのにお母さんが子供の泣き声に神経を削る、場所なのはどうなのか、と思うことがある。
借りた本のみ閲覧できるブックカフェスペースと静かに読書を楽しむスペースと分けて空間を作ってはどうか?
この本を読み、まだまだ知る権利が守られる、知の宝庫である図書館としての可能性は広がっていると期待できた。
海外の視察を通じて、良い部分を取り入れる。
そんな開かれたコミュニティ改造も、古いしきたりで化石化されがちな日本の都市デザイン・空間づくりには必要なのだろう。
全国の大学図書館、公共図書館に積極的に選書してほしい意義のある一冊でした。
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