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レポとしては絵と文でその時の真実の状況である「もやっとした感じ」が表現されていて良いな、と思ったのだが…Amazonのレビューを読んでしまい、途中で読むの止めた。死にかけた理由を最初にはっきりさせないのは何故だ、と言う部分が引っ掛かっていた理由が解った。これを克明にすれば「自業自得だろ」で終わるからだ。自分の欲求に素直に生きる事、そんな状態でも生を謳歌している事になればそれは素晴らしい事だ、と言われる事が多い。無人島でたった一人で生きているのならそれも良かろう。この作品を読んでいて、一人の過去の友人が浮かんできた。若い時から波乱万丈の生き方をしており、現在はアルコール中毒・パニック障害などを抱え、生活保護で生きている。生活保護を受けながら享楽的で自分本位なところは全く変わっていない。生活保護のお金は、社畜と呼ばれる扱いを受けている現在働いている私の様な人間から搾り取った税金から賄われている。自分を戒め、社会復帰し、社会に貢献出来るようになること以外、あなたが一生懸命になならなければならない事はないんじゃないか!?とずっと思っていた。
死から生き延びただけでは人間の性根は変わらないんだ、と思うと、とても恐ろしい本だな、と思った。ググってみたが、レビューに書かれている「集団いじめ」の詳しい事が読めないので、読了・評価ともにせずにおく。
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情報量の少ない絵、物語る余白、余白、余白。
著者の顔はほとんど目だけです。
目という穴から覗いた世界が全てだったから、この表現には納得がいきます。
確かにこの人にしか描けない作品。稀有な経験を淡々と描いて、その淡々が読ませます。
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生活の乱れによって重症糖尿病にかかり、一時心肺停止まで陥るなど、半死半生からの復帰を漫画にした作品。作者は何か炎上やらかしたとかでAmazonレビューは炎上してたけど作品自体は良作です。
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読みやすい。人間のからだの不思議。
このひとはほんとに自分を大事にしてこなかったんだろうな。自分が良ければいい、自分が悪いからいい、みたいな。でも、きょうだいやお母さんとの関係の中で自分を見つめ直せてよかったね。
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心肺停止、死んでしまってもおかしくない”わたし”が闘病生活の末に生きなおしていく物語。
病気を経験した人って、漫画の中でもあったけど病識をなかなか持てない人が多いなか、よくここまで回復したなこの人、というのが正直な感想だった。何より”わたし”は周りの人に恵まれていて、それを自分自身で実感できているのがすごい。闘病生活というと自分よりの考えや、どれだけしんどいかが出てくるものという印象だったけど、周りの人への感謝、これからどうしていこうと思うかが出ていたので、読んでいて辛くなかった。
生きることって、周りの人への感謝を忘れないことなんだなあ。
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タイトル通りの心配停止から生還したイラストレーターさんによる漫画。
もちろんエッセイとして、実際に体験したことの物凄さ、過酷さを追体験もできるし、その一方で、心が、身体が、脳が壊れた状態の人をどう描くかという表現の技巧を楽しむこともできる。
医学的な話や、発症に至るまでの経緯(かなり厳しいお仕事環境であり、また不摂生もあった模様)はさわり程度に留め、主人公の一人称、主観の表現に徹したことで再生の過程がより強調されているように感じた。
ちょうど並行して柳田邦男「『犠牲』からの手紙」を読んでいて、こちらは息子の自死という「二人称の死」に直面した人間のグリーフワーク(精神の再生)について述べている。
本書はまさに「一人称の死」であり、もちろん身体的なリハビリは必要であるが、その一方で死に直面することで、直接的にあるいは間接的に(要するに他者の言動によって)傷ついた精神を再生させるリハビリの物語でもある。
本書においては家族や友人が精神的なリハビリに重要な役割を果たしている。理想的に恵まれたといってもいい。本人の強い意志もあったであろうし幸運も手伝ったかもしれないが、ともあれ数ヶ月で投薬も不要なほどに快復し退院に至る。
朦朧とする意識の中で酷い言葉をかけられたという回想もあるが、それを投げかけた人間についてはあまり触れられない。
おそらくこうした「れぽ」という形で表現することもひとつの精神的リハビリであり、であるならあまり厭な記憶を掘り起こしても逆効果になってしまうかもしれない。
そういった意味では非常に優しい、「腫れ物に触るような」表現であり、触れたら爆発してしまいそうな正真正銘の腫れ物には触ることもしない「れぽ」になっている。
「『犠牲』からの手紙」が「犠牲」から数年後の著作であり、ある程度客観視できる状況になっていたためか、ドキュメンタリー作家の矜持なのか、かなり掘り下げた話になっているし、家族の状況というプライベートなところまで踏み込んで論述している。
どちらが正しい、面白いというわけではなく、傷ついた心というものは、人それぞれの段階を踏んで再生していく(あるいは再生できず崩壊してしまう)ものである。
いつ自分が同様の事態に陥らないとも限らないわけで、その時に心配してくれる人はいるだろうか、支えてくれる人はいるだろうか、見つめなおすのもよいかも知れない。
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"自分の心を前に向けるには、善いことばを使い、人に感謝をする、それだけでいい'''--あとがき
生命は、自分が思っているより強くて、回復力があるのかもしれないという思いを強くした。
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こわいこわい。
視点が当事者より当事者っていうか。
作者の体験を、読者の私も追体験した感。。
マンガってこれだけシンプルな表現の方が伝わるのか??
この方の表現力が高いのか?
しかし、どうしてなんだろ。
回復がこんなに奇跡なら、復活には相当なご苦労があったはずで、
まだ回復途中にあるかもしれないから、無理ないことかもだが。
どうしてこうなってしまったのかってことにあまり触れられてなくて、なぞだ。
どんな生活だったのか
とか
そもそもどうして生活がそんな荒れなきゃならなかったのか
とか
その辺作中ではあっさりしていて、
ヤラシイかなぁと思いつつ、でも知りたいなあ。
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生きていくのって難しいなと思いました。作者さんはとにかく仕事に打ち込んで、しかも楽しくて仕方がないという状況ではなくこういう状態になってしまった・・・と思うと、ワークライフバランスとはいったい、という気分になりました。
いい家族、友達、先生、看護師に恵まれていて救われました。作者さんの人徳でしょうね。
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不摂生から自宅で倒れ、多くの合併症を併発して一度は心停止、そこから退院までの病院でのこと家族とのこと、ありのまま感じたままにつづった記録。pixivでの連作を全部読んではいたけど、また繰り返し読んで泣いた。死ぬまでがんばって生きようと思う。
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2018/10/03読了
Pixivで読んだけど、書籍で一気読み。
人はどんな風になっても生きていけるという
妹さんの言葉が沁みたけど
この苦しさは分からない。今後の村上さんが
どうか平穏に生きていけるようにと思うことだけ、、
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病気になるまでの経緯はおいといて。
生き返ったあと、脳が腫れたときの状態や、意識が幼児返り? したりというあたりが、「ゴースト・ボーイ」という本と通じるところが若干あり、生物学的に興味深かった。
何にせよ、生還してよかった。
そして、生き返る前はどうだったかわからないけれど、家族に恵まれていてよかった。
気が向いたら続編的なものも読んでみたい。
ブックオフオンラインで買ったのですが、「まんだらけ」のレシートが挟まってましたw
払ってもいい金額:1,000円
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図書館で読んだ。2014年の本だったか。マスクの中で鼻水が垂れちゃう。
図書館ではヤングアダルトの棚に置いてあった本だけど、若い人にぜひ読んでもらいたい。よく知っている人が死にかけるとき、周囲はこんなふうに思ったり感じたりするんだってことを知ってほしい。