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パチンコ業界を舞台にしたミステリー『無制限』の著者ならではの、作品。
「ホール」に興味のない身としては、なかなかなじめない発端ではあったが、物語の進展とともに、登場人物の正体をめぐる謎にひきつけられ、読み通してしまった。
しかし、ミステリーとしては、ちょっと長きに過ぎたかも。
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決して浅いとは言わないけど、
もっとここほって欲しいなあ、
という箇所がチラホラと…
ちょっと強引なとこもあったかなあ…
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金儲けのセミナーを主催する恩田。もしかして、あの人がモデル? なんちゃってエルメスも、良かった。小説全体も目下話題の〇〇業に通じる捩れた自己愛の持ち主っぷりが描かれていて面白かった。
前に読んだSPの小説の時にも感じたが、この人、怪しげな人脈に詳しい印象。特に六本木周辺の。調べているなら大したものだ。次も期待してますよ。
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長かった~、でも読みやすかったです。
パチンコを楽しむ人たちの世界、なかなか興味深いものがありました。
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電車に飛び込み自殺したパチンコ屋の常連仲間。
個人的な事情に立ち入らず、表面的な関係でパチンコも家庭も楽しくやっていたはずが、自殺の真相を調べるうちにどんどん裏が見えてくる怖さが不気味です。
パチンコをやめて数年になりますが、パチンコ店内の雰囲気や熱中している時の心境の描写はリアリティがありました。
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『劇薬』という本のタイトルがいまいちしっくりこない、パチンコ店で出会う軽い人間関係を劇薬(作用が激しく、使い方を誤ると生命にかかわる非常に危険な薬品)と称しているのなら、この本の内容に限って分からなくもないが(なんか薄ぼんやりしてる) ただ、文章は驚くほど読みやすい、☆3.5の面白さ、著者の2冊目は決めている『無制限』かな(ことぶきジローさんのレビューを参考にして)