紙の本
言葉の重さや暖かさを感じる本
2017/05/13 06:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちょこsweets - この投稿者のレビュー一覧を見る
フワフワした優しくて暖かな雰囲気なのに、読めば読むほど、言葉の大切さを感じさせられる、素晴らしい作品です。
言箱と言珠の幻想的なものと、どこか共感できる主人公の性格が、マッチしています。
主人公の愉快な想像は、この作品ならではですね♪
言葉を雑に扱う人が多いーー
そんな今の世の中に必要な本だと思いました。
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投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙に惹かれて購入してみました。伝えないといけない言葉、言ってはいけない言葉・・・言葉の大切さについて書かれた本です。イラストも素敵です。
紙の本
きらきらして、ふわふわした物語
2016/09/20 15:05
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投稿者:neko - この投稿者のレビュー一覧を見る
(比較的)普通な女の子の日常を描いたお話なんだけど、すぅっと心の中に入ってくる感じで、とってもいい感じです。あと、作者の言葉に対する思い入れが伝わってきて、こっちもいい感じです。
で、文系でも理路整然とした文章は書けます。トレーニングですね。
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読んでいると純粋なあの頃に帰れる、心がほっこりする物語です。
こども向けの本ですが、現在の大人への課題が潜んでおり、大人にこそ読んで欲しいと思える本です。
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「言わない勇気」の言箱と、「言う勇気」の言珠。箱が、珠の材料になり、珠は使うと消えてしまう・・・。
あと一歩、イメージがつかみきれなかった感じ。児童書としての文章で表現するには、ちょっと複雑すぎるシステムのような気がした。タイトルに即するならもう少し言葉屋について踏み込んだ物語になっていてもいいと思うんだけど、案外現実的な話だったのはそのへんの理由もあるのでは・・・。
お話全体のイメージはきらきらしていていい。クラスの「仲良しグループ」という避けて通れない出来事もありつつ、初恋に揺れる女の子の気持ちもあり、なんとも可愛らしいお話。
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言葉を口にする勇気としない勇気を扱う言葉屋。根底に潜むのはどっちにしろ想い合う人間関係だが、それを言葉屋という形で表現されてるのが面白い。オシャレ戦争で組紐という行動で事態の好転を目指した詠子に、ほかの戦争のきっかけかも知れないけど救われた子がいたという流れがよかった。
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言箱と言珠がベネチアングラスと蜻蛉玉に例えられていて,とても綺麗だと思った.がストーリーは小学校5年生の日常に言葉を大切にする願いを込めたような感じで,ほのぼのとしているが,期待していただけにインパクトには欠けている気がした.
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詠子の祖母は言葉屋を営んでいる。言葉屋が扱うのは、言葉を口にする勇気(言珠)と、口にしない勇気(言箱)。ファンタジーっぽさはなく、小学生の詠子が、言葉を大切に使いながら、クラスの友だちとの関係を深めていく、暖かく優しい物語でした。
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私が小学生だったなら、きっとそのまま信じたはず。言葉のチョイスとエピソードの選出に幼さを感じましたが、お話の筋は面白いと思います。
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2016.12.3市立図書館
小学校5年生の詠子が主人公。「言葉屋(兼雑貨屋)」を営む祖母の薫陶を受け、心に思うことが必ず伝えられるおまじないのような「言珠」づくりの修行をしつつ、雑貨店へのお客さんやおじ、級友たちとの交流を通して、言葉を口にする勇気、口にしない勇気について考えていく、あたたかく味わいのある物語。もとは小学生新聞に連載された作品だけあって、こどもにとって身近な話題、いまどきのこどもらしい言葉遣いで読みやすい。でも、ちょっと引っ込み思案でういういしい主人公のキャラにふさわしく文体も描写もていねいで、謎解きの要素もあり、4つのエピソードのどれもわくわくしながら楽しく読みつつ、思慮深い主人公とともにあれこれ考え、応援したくなる。
中学生の長女はあっというまに読み終えておもしろかったといってくれた。長女も主人公に似たタイプだからさもありなん。できれば小6の次女に今読んでほしい。続刊も気になる。
→4巻新刊を機に4冊大人買い。
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5年生の古都村詠子(ことむらえいこ)は、大人しくて、本好きな女の子。クラスでは元気な女の子しぃちゃん(椎名)と一緒にいる。一見、全く違う2人だけど、快活で、男子にも誰にも何でも言えちゃう様に見えるしぃちゃんにも、言えない悩みがある。
詠子のおばあちゃんは、小さな雑貨屋さんをやっている。でも雑貨屋だけではなく、本当は「言葉屋」さんでもある。
小さい頃から、言葉屋の仕事については、何となく聞いてはいけない雰囲気だから、詠子はおばあちゃんにどんな仕事かは聞けなかった。
けれど、友達のしぃちゃんのが、言えない気持ちを抱え込んでいるのを感じて、おばあちゃんの言葉屋の仕事でしぃちゃんを助けられないかと思う。
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・ある一人の日常を書いた、楽しくて、でもどこかさみしい本です。もし自分がその子だったらどうするか、考えながら読めます。
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気持ちの描写がとても丁寧。
「オシャレ戦争」と「一言惚れにご用心」のストーリーが
特に好きでした。
読おじさんの優しい口調にときめいた。
挿絵も女の子が好きそうな感じ。
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主人公詠子のおばあちゃんの営む言葉屋は、言葉を口に勇気(言珠)と口にしない勇気(言箱)を扱うお店。
小学5年生の詠子の透明感のある素直な想いや行いを読んで、優しい気持ちになれる素敵な本。
桐谷くんとの貸本文通がとてもよかった。
これからの2人はどうなっていくのかな。
2巻も読みたい。
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イラスト同様、とんでもない事件は起こらないけど、小さくて丁寧でかわいいお話。
小学生くらいの女子が見つけられれば、きっとお気に入りの本になるのでは?という気がする。
うん、好きだな。